第2回放送 2011年8月1日(月)

石田アナウンサー:
さて先月から毎月第1月曜日のこの時間にお送りしています
新コーナー漢方の知恵袋
漢方といっても難しいはなしではありません
食べ物の話。季節に合わせた話
日常の話題を通して漢方をもっと身近に感じていただけたらという
コーナーで
医食同源なんていいますが、暮らしそのものがひょっとしたら
漢方なのかもしれませんね
岡山市北区野田にありますふたば漢方薬局の薬剤師 緋田哲治先生です
こんにちわ 先生よろしくお願いいたします
緋田:よろしくお願いします
石田:まあ先生はこのふたば漢方薬局とそれから柿の木薬局
緋田:そうですね
石田:それから岡大・就実大学でも指導・教鞭をとってらっしゃいますが
さあ、先月この番組でご紹介しました漢方びっくり教室
ラジオカーでも伺いましたけれども
教室の様子 にぎわっていましたね~
子供たち
緋田:そうですね
ラジオカー7月22日の日に来ていただいたんですけど
22日と29日の2回2日間やらせていただきまして
子供さんが45名 親御さんが30名 計75名の方が
親子教室に参加してくださったんです
石田:これは親御さんも楽しいでしょうね
緋田:楽しんでいただきました
石田:色々勉強になるしね
申し込みたくさんいただいたんですか?
緋田:予定はこの2日間だったんですが
申し込みが多かってできるだけキャンセルをしたくないということで
8月にあと2回開催させてもらうんですが、こちらもいっぱいで
今年は残念ながらこれで終了ということになりましたので
また興味がありましたら来年参加いただけたらなと思います
石田:そうですか
子供たちも先生もびっくりっていうくらい
子供たちの表情も輝いているんじゃないですか?
緋田:そうですね
子供たちが白衣きますから、きりっとしまった顔で一生懸命
前のめりになりながら話をきいてくれますからね
お母さん方もメモをとりながら一生懸命ですよ
石田:本物ですからね
働くなんちゃら館じゃないですから
本当にふたば漢方薬局に行ったら感じていただけると思いますが
空気が違いますから
あの漢方薬の香りっていいですよね
緋田:ええ、そうですね
香りって言ってくださる方にはいいんですけど、子供たち入ると
いきなり鼻つまみますからね
石田:子供たちには漢方の匂いなんだ
でもね、子供たちは健康であるということもあるし
感受性も強いということがきっとあると思うんですよ
緋田:そうですね
石田:それがだんだんいい香りになってくるっていうことは
おそらく私たちはそれを求めてるんだと思うんです
緋田:ああ、そうかもしれないです
また、子供たちも教室をやってると忘れてしまうんですよ
匂いを忘れて、出てくる見せるものを実際に
匂いをかぎながら、口に入れて甘い・苦いをやりだすと
入った時のくさい感覚を忘れてしまって、もう興味津々です
石田:私たちのご先祖さまも食べ物とか薬効のあるものも
そうでしょうけど、匂いをかぎ、かじってみて味を感じ
今、私たちの暮らしに生きてるわけなので
そういった体験を言ってみれば原始体験みたいなものを
子供たちが感覚的に経て体験しているということもいえるんじゃないですか?
緋田:そうしながらも昔の人は薬か毒か食べ物かそういうふうに
見極めて、経験の中で残ってきたものが今、お薬として
化学薬品になってきているわけですから
石田:数千年の歴史の中でね
緋田:だめなものは全部自然とわたされて
石田:アフリカにボノボという小型のチンパンジーがいますけども
人々はそこに暮らす人々はボノボに教えてもらうといいますもんね
緋田:はい
石田:食べられるもの体にいいものボノボを見習って
生活に取り入れるなんていいますけど
それが4000年数千年 もっとなんですよね
緋田:そうですね
石田:中国の歴史と積み重ねた歴史の中で今ここにあるとその
知恵の塊がこの漢方ということにもなるわけです
子供たちは自由研究にもなるんじゃないんですか?
緋田:そうですね
教室がすんだ後に夏休みが終わるまでにおうちで今日習った
身近な漢方を見つけておいでって言って課題を出すんです。
そうすると、帰ってまず色々な話にでてきたみかんの皮とか
お父さんにこれが薬になるんよとうもろこしのひげも
お薬になるんよと話をしながらお母さんと一緒に夏休みおうちの中で
探してもらって貼り付けた用紙をまたお店に持ってきてくださる
そういう風な思考をこらしてるんです
石田:実践生活の中で感じたことがまたフィードバックされてきて
緋田:そうですね
習ったことそれだけじゃなくて自分の家で見回してみましょうという
石田:いいなあ
好き嫌いがなくなるでしょうね。きっと子供たちは
緋田:それはアンケートにありましたよ。
ゴーヤ嫌いだったのがうちの子帰ったらゴーヤ食べだしましたって
(笑)
石田:そうですか~
色々またお話を伺おうと思うのですが
この時期暑さ対策それから夏ばてで食欲のないという人も多いと思うんですが
暑さに負けないというとどうでしょう
緋田:そうですね
前回の時に熱中症ということで一つ生脈散という一つの漢方を紹介させて
いただいた
石田:生きる、脈に散るという字で生脈散
緋田:でこれが熱中症対策にいいんですよっていうご紹介させてもらったんですけど
でも実際、熱中症対策っていうのは暑い所でお仕事されてたり
スポーツをされる人、そういう人たちがやっぱり注意すべきことであって
元々、湿度の高い日本ですねっていうのは日本人ていうのは
クーラーの中でがぼがぼとビールを飲んだり水分をとったりとして
日本で今まで多かった夏ばてっていうのは水分を摂りすぎた
為の夏ばてが
石田:水分摂りすぎの夏ばてになるんだ
緋田:そうですね。冷たいものの摂りすぎですね
石田:そういうことですか~
緋田:そこで今回、熱中症対策いうことで色々な報道で水を飲みましょう
水分を摂りましょうという風にお話されるので
汗をかかない人、ずっと部屋の中でクーラーの中で過ごしている人が
じゃあ熱中症っていうことで水分ガボガボ摂るわけですね。
そうすると私たちのとこにみえる方が食欲がなくなって体がむくんで
少し下痢ぎみになって体が重だるいんですよ
いわゆる典型的な体に水が過剰になった状態の夏ばてでやってくる方が
増えてきますね。
石田:盲点ですね。
バランスを崩しちゃうんだ。
緋田:自分がどういう環境におかれているかっていうことをきっちり考えて
汗をかく方、激しい運動をされる方これは水分をとって
熱中症対策は必要なんですが・・・
石田:余分な水っていうのがあるっていうのはちょっと感覚的に
わかりませんでした。
漢方で余分な水ってどういうんですか?
どうとらえるんですか?
緋田:これは湿度の湿と濁りという字と書いて湿濁(しつだく)
きれいな水は清流のように川の清流のように体の中を流れて飲んだら
おしっこになって出て行くんですけど
それが濁っていう汚れですね
濁った状態になって体に溜まったものを湿濁といって
今のような食欲不振だとか重だるさになるわけなんですね
石田:よどみみたいなものですね
どういう風な症状がでますか?
緋田:一番には胃腸に溜まると食欲不振ですね
で少しむかつきがあったり下痢をしたり
一番水の特長っていうのは重たいものですから
体の下半身から重だるい、頭が痛いにしても
重だるく痛い、重いっていう感覚が体の中にとにかく出てきます。
石田:水の比重を体が感じるような
感じで重くなるんですか?
緋田:あとはべろですね。舌をだしてもらうと
湿度が高い状態に体がなると舌のこけも
いっぱいに生えて白っぽいこけがいっぱい
石田:自然みたいですね
緋田:そうです自然なんです
体も自然を表します。
石田:こけが生えるんだ
緋田:だから体が重だるくてべろを出したときに白いこけがいっぱい
生えてるよといっぱいついてるよという方は
ちょっと水分過剰ですね
摂りすぎてるから
石田:まあ森羅万象を体が現してるようなものなんですね
そうやって漢方のみなさんっていうのは
中医学はそうやって把握しているわけですね
面白いですね
緋田:そのときは先ほどの熱中症対策の漢方じゃなくて
体をドライにしてやる、乾かしてやる漢方薬をお勧めする
ということになるわけです
石田:水が多すぎるからよどんでるからかわかしてやるわけですか
洗濯物みたいですね
緋田:そうですね
石田:面白いな
すごくわかりやすいとらえかたですね漢方っていうのは
緋田:そうですね
検査とかがない時代のものですから目に見えるもの体に触れて
わかるものこれをすべての情報として診断していくわけですから
石田:先生に会いに行って緋田先生と色々お話していると
その人のよどみとか滞りとかが見えてくるわけですね
緋田:そうですね
だから今度はそれが気っていう病気っていうのは気の病(やまい)
気の流れだとか滞りだとかそういう風なものも生まれてくる
で先ほど香りっていわれたのもこれは香気(こうき)っていう
気ですから香りが薬になるっていうのはその気の巡りをよくするという
こうゆうことにも繋がってくるわけなんです
石田:色々な人の見方もあるし食べ物とか漢方薬との付き合い方もあるようですが
この時期 食べ物でできる暑さ対策っていうとお勧めは何かありますか
緋田:もうそれは前回もお話した一つは苦い味の代表のゴーヤですね
ゴーヤは沖縄という土地で暑い土地のものですから
苦味が熱をさますっていうお話を少しさせていただいたのですが
後はおしっこを出す水分をだすということで先ほど
よどんだ水をおしっこで出してくれる働きをするゴーヤとか
瓜の仲間ですね
もってるんですねうり科のものがですから夏、うり科のものは
手軽なものというときゅうりとか水分をとるけども利尿作用をもつ
石田:循環させてくれるものなんですか
それでまた涼しくしてくれる
緋田:冷まして
それを漢方薬というものでするか食でしていくかということの違いですね
石田:特に余分な水が溜まっている人はきゅうりなどもいいわけですね
その他にどうですか?
この重だるさとか体の暑さとかこういったものを
解消するのにいいものというと
緋田:漢方でいえばかっこうしょうきさん
これ難しい名前なんですか
石田:かっこう?
緋田:鳥じゃないですよ
かっこうという薬草なんですが
これも香りという字が植物の名前につくんですが
香りがある薬草なんですね
香りがあるものっていうのが一つ発散させるっていうことで
乾かす性質ももつ 夏の薬草なんですけど
これが入った漢方薬が体をドライにしてくれる
っていうこれはシソ科の薬用植物になるんです。
かっこうというのは
石田:それは日本にもあるんですか?
緋田:中国のほうから入ってきます。
かっこうは
お薬としてとるんだったらそういうふうな形でもいいですし
もし今のシソ科の植物で考えるんだったらそのままシソですね
石田:シソもいいんですか
緋田:シソも香りがありますから夏の時期ぜひとっておいていただきたいもの
というのが今度はちょっと視点を変えて
夏っていうのは生ものとか食中毒とか注意しないといけない部分ありますね
そうするといシソっていうのは解毒作用
さしみとかお寿司の時必ずついてるのはその生もの
石田:それで薬味でついてるの?
緋田:そうです
食あたりを防ぐためにシソがついてる
シソは温める作用を持ってるので生のものでおなかを冷やして
水がたまってくるおなかを冷やさないために
しそを一緒に食べるさしみと一緒に
それは昔の人の知恵なんですね
石田:そうですか
そういえばさっき言ってましたけどトウモロコシのひげもいいんですよ
あれは?
緋田:トウモロコシのヒゲはおしっこを出す
利尿作用がありますから安心で利尿効果の高い
炊いてお茶のようにして飲むんですけど
例えばお母さんが妊娠中によくむくみとかいいますよね
お薬飲めないんだという時にとうもろこしのお茶を
飲んでもらうと気持ちよくおしっこが出てむくみがとれる
安心して飲めるお茶ですね
石田:とうもろこし最近、多いですけど、ひげをちょっと洗って
干して煮出すといいんですか?
緋田:普通の麦茶の中に入れてもいいんです
石田:どんな味なんですか?
緋田:特に飲みにくい味ではないですから
飲みやすい
石田:もったいないことしちゃったな
いっぱい捨てちゃったよ~
緋田:そうでしょう
昔の人はとうもろこしおいしいところ食べて捨てるところに
お薬としての薬効を見出した今とうもろこしもそうですけど
みかんの皮 桃の種もさまざまのもの
最大のエコですね
今エコエコってムダするなっていうんですけど
昔の人はちゃんと美味しいところは食品としてとって
石田:昔の人は当たり前のように使ってたんだ
それが現代化されて
そんな大事ないいものをついつい忘れがちになってるっていうことに
気づいていただきたい
だからふたば漢方薬局にお越しいただいて
緋田先生とお話してみるといいかもしれませんね
色々漢方ご自身を見ながらあなたに合ってるものを
アドバイスもしていただけるんですよね
緋田:そうですね
その人にあった今の自分のおかれた環境にあったものを
選ばないとなになにがいいからとみんなこれがいいって
ことではないんですね
熱中症対策にしても夏ばて対策にしても
その人その生活にあった夏ばて対策があるということ
石田:ぜひふたば漢方薬局でホームページもご覧になっていただいて
緋田:そうですね
石田:色々お話していることもアップされてますと
緋田:そうですね。
前回お話したことなんかも復習もかねて載せてありますので
ちょっと勉強していただけたらなと思います
石田:漢方のご相談などありましたらフリーダイヤル0120-28-1128まで
ご連絡ください
おもしろかったな
来月9月5日ですね
1ヶ月早いですね
緋田:あっというまです
石田:岡山市北区野田にありますふたば漢方薬局 薬剤師 緋田哲治先生でした
ありがとうございました
緋田:こちらこそありがとうございました。