第9回放送 2012年3月5日(月)



石田アナウンサー:

   さて毎月第一月曜日この時間にお送りしています

   漢方の知恵袋の時間です

   漢方とはいっても難しい話ではなく食べ物の話、そして季節に合わせた

   お話など日常の話題を通して漢方をもっと身近に感じていただけたらなぁ

   なんていうコーナーなんですが、お話はすでにスタジオには

   ふたば漢方薬局のあの心にも体にも優しい空気の香りがしておりますけど

   岡山市北区野田にありますふたば漢方薬局の薬剤師 緋田哲治先生です

   先生 よろしくお願い致します。



緋田:よろしくお願いいたします。



石田:先生が入って来られると本当にふたば漢方薬局に行きますと漢方の香りだけでも

   体がよくなるんじゃないかと感覚がありますけど



緋田:そうですね



石田:常にまとわれてますよね



緋田:体にも臭いが付いているのかもしれないですね



石田:その柿の木薬局もありますし岡山市内に

   岡山大学や就実大学でも指導されていますが

   さあ、先生 西大寺会陽もお水取りが終わりますと春かなぁなんていうことに

   なりますけど、寒い日もあって雨がこの時期、多いので

   朝方ちょっと冷え込び緩んだなぁと思っても日中寒かったり

   夕方、寒いなあとか肌寒いなと思う方いらっしゃると思いますが

   インフルエンザや風邪も相変わらず流行ってますし

   そして花粉症が随分、混じってきましたね



緋田:そうですね

   まだまだインフルエンザとか風邪も流行っているんですが

   これだけ気温の差が激しくなってくると風邪も中々、治らないとか

   そろそろ花粉の話題がテレビなんかでやってますので

   花粉症が心配なんだというような方が店のほうに来られるように

   なりましたですね



石田:そうですか

   この時期っていうのはどうなんですか

   寒暖の差が激しくて季節の変わる時期ですよね

   漢方でもそういう捉え方ってあるんですか



緋田:そうですね

   寒暖の差、季節の変わり目という部分と後、生活も4月から新しい職場や

   学校に行くということで様々なストレスで体力的にも準備とかで忙しくて

   いわゆる免疫力を一番落としやすいシーズン

   そういう中で花粉が飛びますからやはりアレルギーっていうのがこれから

   現れてくる

   普通、私たち漢方の世界では、春になると草木が芽吹くと同じように

   体の中も今まで抑えてたものが全部表に向かって出て行くという風に

   考えるので、例えば自律神経の病気とか今までこう、治まってたんだけど

   春になったらモゾモゾ~っと出てきて



石田:啓蟄ですからよろモゾモゾしそうですけど



緋田:そうなんです

   ですから春は自律神経の病気の心配っていうのも注意していかないと

   いけないんですけど

   今日は是非、花粉症前に免疫という部分でお話を目を向けていきたいと

   思います



石田:鳥たちもさえずりを始めますからね

   恋の季節ですから

   色んな変化がある時期ですしね

   免疫力の低下って言うのは実感します

   特に年を重ねてきますとね、ダメだなぁなんてよく思うんですが

   体力をつける為にはしっかり食をしてしっかり眠ってって思うんですけど

   中々、思うようにいかないですよね

   免疫力をつけるという漢方、そして食事のアドバイスはどうですか

   この季節



緋田:まずは免疫力っていうことを考え、最近、アレルギーっていうのが多くなって

   ますが、これに関しては先月ちょっとお話をしたんですが、

   まずはちょっと原因っていうことを少し漢方的に見ていきたなぁと思うんです

   石田さんも私とほぼ同年代ですので、私たちが小さい頃、いわゆる

   50年くらい前っていうのを思い出したら、街中にマスクをした人が

   いっぱい歩いているとか風邪をひいたって置き薬があってチョチョっと

   飲んで治して、そして友達にアトピーの子がっていうのは記憶にないと

   思うんですね



石田:そうですね

   マスクなんてよっぽどの時だったし、花粉症もそれほど意識されてないし



緋田:アトピーという言葉もあまり小さい頃、友達がアレルギーでというのは

   あまり聞いてないでしょう。



石田:always3丁目の夕日にも出てきませんからね



緋田:そうですね



石田:あの時代なんですね

   私たち小さい頃、花粉症がなかったように私が漢方薬局を始めたっていうのが

   今から25年くらい前になるんですけど、その時知り合う中国の漢方医の先生方

   その人たちは花粉症という病気がよく分からないんですね

   日本に来てその人たち、中国の漢方医が日本に来てまず一番にびっくりすること

   っていうのは、日本人がとにかく冷たいものを飲んだり食べたりしてる

   この習慣ですね



緋田:喫茶店入る食堂に入ったら氷の入った冷たい水が夏冬関係なく先に

   置かれますよね

   中国では考えられないことなんですね



石田:氷をカリカリやってる女性もいますもんね

   あれは貧血気味になりますとカリカリしたくなったり堅いものがかじりたく

   なるって聞いたことがありますが、そういう冷たいもの氷を口の中で

   カリカリなんて考えられないですよね



緋田:考えられない

   その頃の中国っていうのは今みたいに冷蔵庫が普及してるわけではないですから

   食中毒の防止の為もあって必ず加熱をして食べるまあ、その頃だったら中国では

   ビールといっても冷蔵庫で冷えていない生ぬるいビールを飲んでいたような

   時代ですよね



石田:そうですか



緋田:その中国の先生方も日本へ来てしばらくやってると花粉症になってくるんですよね



石田:そうですか



緋田:なっちゃうんです

   今では中国では花粉症はちゃんと立派な病気として治療していかないと

   いけないという風になってきてるわけなんですね

   という風なことを考えて行くとやっぱり食生活そして生活環境っていうのが

   アレルギーと大きく関係してるんじゃないかなって考えられるでしょう



石田:中国は今、大気汚染が進んでますから、それも大きく関わって、それが

   また日本にまで吹いてきて、それが影響してるんじゃないかっていう話も

   あるくらいですから、だから時代は大きく変わってきたわけだし

   やっぱり根本的に、冷たい食べ物っていうのが先生方も実感しながらですよ

   中国から来られた一つの要因ということなんですね



緋田:そうですね

   でも、それだけじゃあないんですね

   50年前の生活をみて行くときにまず、生活環境では自動車ですね

   エアコンが普及した私たち50年ほど前はなかったですよね

   そうすると当然、運動不足になって部屋は機密性きっちり機密性が

   高くなってそうすると、皮膚が直接、暑さ寒さを感じていくことが少なくなって

   発汗する機会も少なくなりますよね



石田:木造校舎だと結構、隙間風がありましたからね



緋田:そうすると、その寒暖の差を皮膚が感じて鍛えていく、寒い暑いを鍛えていくと

   いうことが出来なくなってくる以前もちょっとお話した漢方の衛気っていう

   防衛する気を鍛えていくことができないようになってくるんですね



石田:なるほどな



緋田:お風呂なんかも出る時に冷たい水をかけるとか濡れた冷たいタオルで拭くことで

   皮膚をキュっとしめて鍛えて行く

   こういう風な場面がどんどん減っていってるということですね



石田:子どもの小学校の冬の雑巾がけ苦手だったんだけどあれも意義があったんだな

   皮膚が鍛えられなくなったという体の問題と部屋にアレルギーの原因になる

   ダニやホコリが増えたっていう環境の問題の両方ということなんですね



緋田:そうですね

   で、それで一番のもう一つの原因っていうのが冷蔵庫の普及ですね

   自動車、エアコンそして冷蔵庫

   冷蔵庫っていうのは便利さの裏にマイナスをたくさん生み出してますね

   夏じゃなくて冷たいものを飲んだり食べたりするだけじゃなくて

   食べ物の輸送ですね

   クール宅急便のような輸送や保存が可能になって、欧米の食べ物がそして

   旬からはずれた食べ物が食卓の方に並ぶようになったのですね



石田:冷蔵冷凍技術が飛躍的になってこれは本当においしいもの、いい物を

   届けてくれるっていうこともありますけども、やっぱり以前はそういう

   冷やすことができなかったからそれに体も対応してて便利になったという

   ことと裏腹のことがある



緋田:そういうことですね

   そういう食生活が日本人がもともと口にしなかった冷たい物、そして生もの

   甘いもの脂物、脂物というのは乳脂肪も含めた脂ですね

   こういう風な物が増えてきて今ブームでもあるスイーツですね

   子どもさんのおやつにしては甘くて脂ものですね

   そしてジュースに至っては冷たくて甘い

   アイスクリームに至っては冷たくて甘くて脂に乳脂肪という

   こういう風な物が多くなってきてるわけですね



石田:おいしいですよ



緋田:おいしいですよね



石田:先生も好きでしょう



緋田:そうですね

   だからアトピーの相談がね、きた時にこういう風な話を私たちするんですよ

   病気を治す前にどういう食べ物がお好きですかって

   え~?私、好きな物ばっかりとか

   っていう風な話しになるんです

   そうすると私はよかったですね~というんです。

   っていうのは今日、この話を聞いて今まで、何にも考えずに食べていた物が

   原因になってるということで、少し控える

   あっこれ、これ半分にしとこうかなとか今日はやめとこうかなとか



石田:思うんですけどね

   子どもの頃にね、たま~に食べられた鶏のモモとかね

   たまに買ってくれるチョコレートとかあれがもう本当に宝物のように

   おいしかったでしょう

   控える生活の方がより心豊かに過ごせるんじゃないですか

   そういうバランスをちゃんと取ってたんですよね

   そういう限界ももちろんあったんですけど

   考えさせられますね 先生のお話を聞いていると



緋田:そうですね

   やっぱり知っておいてもらうことが大切なんです

   それを知らなかったら取り続けるちょっと知っててお母さんが

   それにちょっとそれに気づいておうちちにあるお菓子を減らす

   冷蔵庫のジュースをなくす、そういうことだけでも子どもが

   それから例えば成長する10年・20年に食べる冷たい物・甘い物

   脂物の量って大きく変わってきますよね



石田:やっぱり楽しむような自分のイメージするようなことが子供達に

   出来るようなこういう時、楽しみにとっておきましょうとかね

   どんどん食べ過ぎると返って気持ち悪くなることもありますから



緋田:そうやってね、ちょっと食を変えていただくだけでも

   もしかしたら漢方薬を飲まなくてもアレルギーが具合よくなるかも

   しれない。逆にいうとそこを改善してくれないと私たちがどんなに

   いい薬ををだしても病院の先生がどんな薬を出してもダメ



石田:やっぱり漢方はそこなんですね

   医食同源

   薬だけで治すものではないんだ



緋田:そうですね

   元がありますからね



石田:それで50年前っていうのはそれだけ私たちの心にも体にもよかったって

   ことですけど、今の人は中々難しい

   これからどう考えて行くかってお話ですけど中でも肝になる部分ってありますか



緋田:やっぱり戻るってことはいきなりは難しいわけなんですね

   今の冷たい生もの甘いもの脂物これがどうして体に悪いのかっていうのを

   考えていってみた時に、やっぱりその一つが腸内お腹の中の環境

   最近は腸管免疫といってアトピーの改善

   長い目を向けたっていう非常に漢方の世界だけじゃなくて色々なところで

   腸に目が向けられてるんですね



石田:そうすると超(腸)言い訳ですね



緋田:はい

   その通りです

   腸管の腸内環境ですね

   そうすると例えば日本人の昔の朝食ですね

   定番の味噌汁・納豆・漬物こういう風な発酵食品ですよね

   こういう風な物も今は減ってきてる

   そして腸内のいわゆる善玉菌が減って腸内環境が悪くなる

   じゃあ冷たいものはどうなのと言ったら

   冷たいものは善玉菌が育っていく環境に悪いわけなんですね



石田:そうなんですか



緋田:そうですね

   菌は冷えると増殖していかないですから

   ということは冷たいものをいっぱい食べることがそういう腸内環境を悪化

   させてる

   ちょっと前に乳酸菌の入ったヨーグルトを食べていた人たちが

   インフルエンザにかからなかったよ



石田:かかりにくかった



緋田:かかりにくかったということがありましたね

   一瞬にしてそのヨーグルトがデパートから消えた



石田:
佐賀県の小学校でね

   大掛かりに追跡疫学調査してたようですけど



緋田:いうようなお話があったかと思うんですけど、それがね、同じように

   腸内の善玉菌を増やす一つのことなんですね

   そういうこともあって私たち漢方をやりながら現代人の食生活のどうしても

   乱れて行くとちょっとでも漢方薬を効果的に早く効かそうと思った時に

   漢方薬はどうかなとか子どもに漢方薬はとかいうような時は

   Lロイテリ菌というこれは母乳由来の乳酸菌なんですけど

   こういうようなのも腸内の菌質改善だとか漢方を効かす底上げの為に

   漢方薬局なんですけどそういう乳酸菌をお勧めする場合もあるんですよ



石田:そうですか



緋田:ここまで食が乱れてくると漢方だけ薬だけでことをやってしまおうというのは

   難しいということになってきますので、そういう風に腸内のお手伝いを



石田:食 暮らしなんですね

   だから冷えるなんでしたっけ?



緋田:生もの・甘い物・脂ものこの4つ

   これを今日、ぜひ放送を聴かれたおばあちゃんにせよお母さんにせよ

   こんなんだよって周りに花粉症で悩んでるアトピーの子がいたら

   あんたの食事こうなってないの?って言ってちょっとみんなにお声かけて

   目を向けていただいてちょっと改善していただければ嬉しいですね



石田:直接、ふたば漢方薬局で緋田先生のお話聞くといいかもしれないですね



緋田:まあ、そうなんですけどね

   ここでお話させてもらって気づいていただくだけでも大きな違いがあると

   思うんですね



石田:漢方全般に関してのお話、今日のお話もそうですけどご自身の体調に合わせても

   アドバイスしていただけると思いますので遠慮なくふたば漢方薬局に

   お問い合わせいただきたいですね



緋田:そうですね



石田:野田の交差点のパンダの看板があってちょっと西側

   本当に交差点のすぐ近くなのでよく分かると思います

   漢方のいい香りを嗅いでいただいて非お越しいただければと思いますけど



緋田:今日はちょっと漢方のお話、お薬の話はなかったですけど

   是非、参考にしていただければと思います



石田:色々、板藍茶あるいは飴ですよね

   あのサンプルもまだ



緋田:まだこれはずっとご希望の方には差し上げて体験してもらってますので

   いつでも言ってください



石田:またホームページもご覧になっていただきたいと思います

   今日のお話もアップされて今までのバックナンバーもありますから

   是非、ご覧になってください

   漢方のご相談なども0120-28-1128

   ふたばいいふたばまでご連絡ください

   緋田哲治先生でした

   今日もどうもありがとうございました



緋田:ありがとうございました



石田:毎月第一月曜日にお送りしております漢方の知恵袋 来月は4月2日の

   放送になります

   どうぞお楽しみに

   ふたば漢方薬局 緋田哲治先生でした