第1回放送 2011年7月4日(月)

石田アナウンサー:
さて今日から毎月第1月曜日のこの時間
新しいコーナーをお送りいたしましょう
題して漢方の知恵袋
まあ漢方といっても難しい話ではありません
例えば食べ物の話しだったり季節に合わせた
話しだったり日常の話題を通して漢方をもっと身近に
感じていただければと思います。
漢方というのは暮らしそのものといっても
いいのではないかと思います。
お話し岡山市北区野田にあります
ふたば漢方薬局の薬剤師 緋田哲治先生です。
先生、よろしくお願い致します。
緋田:よろしくお願い致します。
石田:ふたば漢方薬局は野田の交差点のちょっと西ですが
パンダがあって ご覧になってる方は多いと思います。
私も先日、伺いました。
空気からして薬局に入りますとそれだけで
健康になれるような気がしますね。
緋田:匂いがまず薬草の匂いが漂っているかと思いますね。
石田:あの薬草の匂いはアロマテラピーになるような気がします。
緋田:匂いも薬の一つですからね。
石田:でしょうね。
本当に色々な形で実践をしながら暮らしと共にということですね。
先生はは岡山市内でふたば漢方薬局と柿の木薬局を
営んでいらっしゃるんですね。
緋田:はいそうです。
石田:そして岡山大学や就実大学で指導をなさってる教鞭も
とられてるということですが
もともと玉野ご出身ですね。
緋田:玉野の方にも店がありましたから
石田:玉野がご実家で
緋田:以前 両親が店をやっていて今は閉めているんですけども
今は岡山の方でやらしていただいております。
石田:ふたば漢方薬局と柿の木薬局ということですが。
また柿の木が体によさそうですね
緋田:自然の薬箱みたいなものですからね 柿は
石田:ヘタのところにビタミンCが多いと
緋田:ヘタはCじゃなくて葉っぱの方にCが多くて
ヘタはしゃっくりの特効薬ですよ
石田:しゃっくりにいいんですか? 漢方では?
へえびっくりですね
緋田:びっくりでしょう
びっくり教室っていうのを後で紹介しますけど・・・
石田:桃栗三年柿八年ていいますけども
柿の木もびっくりっていうわけですね
緋田:柿のお話だけさせていただいても時間が
いくらあっても足らないくらいな薬効がいっぱいありますので
石田:すごい木なんですね
そんなお話も季節に合わせて伺おうと思うんですけども
大学ではどういうふうなことを?
緋田:薬学部が6年生になりましてわたしたち現場の薬剤師が
その専門領域を講義させていただく機会っていうのをいただいてます。
石田:漢方生薬に興味のある学生さんたちも多いでしょうね
緋田:どうしても授業っていうか講義でやると学問になってしまう
部分が多くて中々とっつきにくい所なんですけど
そこへ私たち現場の人間がこういうふうに使うんだよとか
実際今お医者さんの8割が漢方薬を使っているといわれている時期なので
学生達も学生時代に漢方に親しんでそして現場に出てくる
ということですね
石田:先生はもともと薬剤師さんですから西洋医学の薬学
ですよね
そこから漢方というのはどういう風な形で
緋田:親が漢方をやっていまして。
石田:玉野で
緋田:そこで親しんできたというのが漢方に興味を持つ
第一歩で、そしてやはり
大学時代の勉強は少ないですけど今度は現場に出て触れていく
そしてお客さんたちから教えてもらうものがたくさんありますね。漢方は
石田:中国政府公認の資格ってあるんですか
緋田:これは勉強していった一つのステップを確認するような意味合いですので
それほどそれが資格があったからどうこういうことじゃありません。
常に勉強して一つのステップを乗り越えていきながら現場で
やって行くっていうのが現実ですね。
石田:国際中医専門員A級っていうのがあるんですね
緋田:そうですね
石田:中医学っていいますか、
西洋とそして漢方と総合的に色々研究されて
皆さんの暮らしの中にそれをどんどん広めていこうと
若い後進の指導にもあたられているってことなんですが
改まって漢方という風に考えるより
身近なものと考えてもらえたらいいんですよね
季節それぞれのものがあるんでしょう
この時期だとどうですか?
緋田:今だと多分、外を救急車が走ってる音を聞いたりとか
テレビで熱中症。これが今年は節電の夏ですから熱中症の心配って
いうのが出てきてるかと思うんです。これに対しても漢方のある一つの考え方
っていうのがあって、漢方で対処しようということも出来るのです。
石田:どんな風にすれば熱中症対策できるんですか
緋田:まず漢方の基本的は考え方で汗というものがこれは
心臓の液ということで、汗をたくさんかくということは
体の体液を失うと共に心臓のエネルギーパワーも一緒に失っちゃうという風に
考えるんですね。
ですから、血液がねばくなってるところに
心臓のパワーが減るわけですから当然、生命の危険になってくるという風に
漢方の時代は考えていたわけです。
そしたらじゃあどうしたらいいのかっていうと
乾いてねばくなってきたものを潤わせてやってそして
心臓にパワーをつけてやる それは当然、今、水分ををしっかり
摂って下さいということに通じるんですけど、もし漢方の知恵
少し漢方を知っていたら、ただ水を飲むだけじゃなくて
ここで漢方を少し生かしましょうねという提案をさせていただくと
いうことです
石田:どうやって何を使うんですか
緋田:一つは生脈散(しょうみゃくさん)という脈を生むという
字を書いた漢方薬があるんですね。
これは朝鮮人参 よくご存知だと思うんですけど
元気をつける人参と、あと体に潤いと汗を多量に発汗しないための
酸っぱい味をもった五味子というものが入っている
この3つの漢方薬なんですけど、これで心臓に力をつけて
体に潤いと多量の発汗を防ぐというような形で
これによって熱中症の対策をするという考えがあるんですね。
石田:そうですか
生脈散 散るっていう字は粉っていう意味ですよね
酸っぱい味に甘い味それぞれまた意味があるんですか
緋田:漢方には五味っていう5つの味っていう考え方があって
甘い物は体に元気をつける 皆さん分かりますよね
甘い物食べたら元気が出る
酸っぱい物を食べたらキュっと口がすぼまりますよね、
っていうのは
収斂(しゅうれん)といって汗を止める作用
甘い物と酸っぱい物を両方合わせて食べると体に潤いを
与えます。
唾液がじわっと出てきますね
酸っぱい物だけだったら唾液止まっちゃう
甘い物だけでも唾液 出ない
甘酸っぱくなって初めて唾液が出て体を潤しますよという
考え方があるんで、そういう考え方を応用した漢方が今の生脈散です。
石田:おもしろいですね
口がすぼまるだけじゃなくて体が酸っぱくなるとキュっとなるわけですか。
その生脈散をどんな風に使うといいですか
緋田:普通 漢方薬は煎じて飲むと思われがちなんですけど
今は顆粒と言って粉の漢方薬が出ていますので
例えば普段 飲むお茶の中に入れておくとか
特に、スポーツを炎天下の中でスポーツをされるかたは
スポーツドリンクの中に漢方の顆粒剤を何包か
入れておくんですよ
そしたら
持久力は尽くし汗をかいても異常な口の乾きっていうのは
止まってすごく後の回復もいいんですね
石田:スポーツドリンクだとナトリウムの補給にもなりますよね
それはいいかもしれませんね
緋田:また高齢の方だったらスポーツドリンクは飲まれないと思いますので
今日はちょっと暑いと分かっていたら朝1包こういう漢方を飲んでおくとか
畑へ出る前に1包 飲んで出て行こうとかこういう風なことをちょっとして
いただければ、ただ水を飲むだけじゃない働きっていうのが
体に作用してくるんですね。
石田:漢方っていうとなんとなく鉄瓶でぐつぐつぐつぐつ
煮込んでいってかなり煮込むのも時間がかかるし、ある程度
匂いも出てくるし、結構 大変だなって思ってたんですが
そんなもんでもないんですね。
緋田:今は現代の漢方という形で応用の仕方があるので、2000年の漢方と
言いますけどその知恵を現代風に応用していくっていうのが
どんどんなされていますから、身近な使い方から漢方になじんで
いただけて、漢方の力っていうんですか
すごいなぁというのを感じていただけたら嬉しいですね
石田:専門家 緋田先生のような方とお話をしながら自分自身何が必要なのか
ふたば漢方薬局 たずねてみていいと思いますね。
緋田:まず自分の体を知るというのが一番ですね
石田:かなり煮込んでます。煎じてますよね
おうちで煎じる必要のないように煎じて
そしてサプライしてるってことなんだと思いますけどね
もっともっと簡単に軽く気軽に考えていただければ
それは専門家が共にいればこんなに簡単に暮らしの中に取り入れられる
ものはない
緋田:いまの生脈散っていう漢方薬が手元になければ
甘酸っぱいものがいいわけですから
はちみつに酢をいれてはちみつ酢っていう形のドリンクにして
熱中症対策をされればいいわけですね
レモンはちみつでもいいわけですよね
甘酸っぱいもので水分を摂るようにされれば同じように体を潤すし
発汗も抑える
石田:もう本当に五味 味で対応できるんですね
じゃあ、今の季節ならどんなものが使えますか
緋田:今の季節一番知っておいていただきたい味っていうのは
苦味なんですね。
その代表 多分ゴーヤというのはご存知かと思いますけど
ゴーヤっていうのは沖縄の野菜なんですね
苦い味が体を冷やすっという性質を持っているのと
体を乾かすおしっこを出して乾かしますよという
性質を持っているので
石田:利尿作用もあるんですか?
緋田:あるんです
ですから沖縄で暑い沖縄で水分をたくさん摂って
ポチャポチャに胃の中がなってるときにゴーヤを食べることで
熱を冷まして余分な水分を出す最適の野菜というわけですね
石田:なるほどね~
やっぱり地産地消っていうのは意味があるんですね
緋田:だからといって例えば北海道の方がゴーヤブームだからといって
おこたに入ってゴーヤチャンプルを食べるっていうのは
ちょっとおかしいでしょう
そうすると季節の物をその地に育っているものを食べるというのが
やはり体にとっては一番ベストな健康管理ということですね
石田:北海道にゴーヤってのも今ものすごく広まっていますから
暑い時にはゴーヤが食べたくなるっていうのがあるのかもしれませんね。
基本的な心の声をどう聞いていくかっていうのか
体の声をどう聞くのかっていうのが漢方かもしれないですね
緋田:そうですね
お酒飲んで体に熱がある時、苦いもの食べるでしょう
胃薬で二日酔いの薬は苦いでしょう
それっていうのも熱をとって
おしっこで余分な水分を出してるってことです
石田:色々勉強になりますが、子供たちにも是非 学んでほしいということで
先生 毎年夏休みに薬局で子供たちへのイベントをされてるそうですね
緋田:そうですね
今年で7年目になるんですけど
親子漢方びっくり教室っていうのをやらしてもらってます。
あの石田さん
ここにおもちゃの赤い人参とこれ朝鮮人参があるんですが・・・
石田:大根の付け物みたいですね。
緋田:赤い人参これ植物の根っこですよね。で食べ物
この朝鮮人参 これも植物の根っこですよね
どうして赤い人参は食べ物で朝鮮人参はお薬なんでしょう
石田:あっそうか
緋田:同じ根っこですよ
石田:赤い人参の方がおいしいからじゃないですか
緋田:さすがですね
じゃあこちらの朝鮮人参はどうなんでしょう
石田:これはなんかやっぱり
こんな立派な朝鮮人参食べたことないですけど
苦いとか
緋田:そうです。まずいけど体にいい物なんですよね
石田:これどんな味なんですか
緋田:甘くて少し苦いですね
石田:甘苦いんですか
けっこう匂いがありますよね
緋田:おいしいものではないです。
まずいけど体にいい物がお薬で、おいしくて栄養がある物が
食べ物なわけですね
同じ根っこでも・・・
こういうことを紙芝居を使いながら子供たちと
やりとりをやりながら実際に薬草を見てもらって匂いをかいで
味をみて触れてそして色々勉強してもらうっていうのが
びっくり教室です。
石田:子供たちも白衣を着てもらって
緋田:そうですね子供薬剤師になってもらいますから
石田:それは楽しいですね。
仕事を体験 職場を体験という意味でもね
薬剤師会にスカウトっということにもなるかもしれないですね
緋田:将来は薬剤師になっていただきたいと思っていますからね
石田:考えてますね~
5つの味の五味も体験していただいてっていうことですね
22日と29日ですか
緋田:今月の22日と29日の金曜日に行う予定にしています
石田:自由研究にしていただいてもいいかもしれませんね
緋田:はいそうですね
石田:健康管理に自分自身 命に興味がむくかもしれません
緋田:食をちゃんと見直してほしいと思ってます。
石田:医食同源、まさに漢方を楽しく学んでいただきたいと
思います。
この教室に参加したいという方はお電話での申し込みになりますか?
緋田:できましたら一度ホームページに来ていただいて
昨年までの様子を見ていただいて
ホームページから申し込みをしていただくと
白衣のサイズとかも記入してほしいのでお願いしたいです。
「ふたば漢方岡山」で検索してもらうとホームページが出ます。
石田:ふたばはひらがな、漢方岡山は漢字、ということですね
緋田:電話でも大丈夫です
電話番号ははフリーダイヤルがありますので
0120-28-1128ふたばいいふたばになってるんですよ
こちらに問い合わせていただいても結構です。
石田:子供の頃こそ感性も大変豊かですから吸収していくものが
いっぱいあるでしょうね
先生もびっくりするぐらい
漢方のご相談などありましたら同じフリーダイヤルです
0120281128 フリーダイヤルでふたばいいふたばまでご連絡下さい。
面白そうですね
毎月楽しみにしたいと思います。
次は8月1日の放送ということになりますので
また緋田先生のご質問ありましたらおかやま朝まるステーション
「ひるまたぎ」の係まででもお寄せいただければと思います。
緋田:ありがとうございました。