第3回放送 2011年9月5日(月)

石田アナウンサー:
さて7月から毎月第一月曜日この時間にお送りしています新コーナー
漢方の知恵袋 漢方とはいっても難しい話ではなく
食べ物の話、それから季節にあわせたお話など
日常の話題を通して漢方をもっと身近に感じて下さいというコーナーです。
お話は岡山市北区野田にありますふたば漢方薬局薬剤師
緋田哲治先生です。
先生こんにちは
緋田:はい。よろしくお願いします。
石田:先生は台風は大丈夫でした?
緋田:ええ、あの玉野ですけれども大丈夫でした。
石田:ああ、そうですか。本当に大雨降りましたからね。
緋田:そうですね。
びっくりする、非難勧告がでましたからね。玉野も
石田:倉敷市に上陸ということでしたけれども
本当に日々の備えが大事だなぁと
これは自然に対してもそうですけど、体もそうですよね
緋田:そうですね。日ごろから準備をして、こういう風な急な
変化にも対応できるようにしておかないといけないということですね。
石田:さあ先生、今回は3回目の放送ということになりますが、この時間を通して
皆さんに漢方についてもっと身近に考えていただきたいと
緋田:はい
石田:そういう時間にしたいと思っておりますけれども
まあ、医食同源ですから言ってみれば暮らしが漢方でもあるんですね。
緋田:そうですね
昔の古人が生活の中で導き出した知恵っていうのが漢方ですから
そのままと考えていただいたらいいと思いますね。
石田:どうですか?このコーナーが始まって色々リアクションでありますとか
お問い合わせというのは、ふたば漢方薬局のほうには
緋田:はい。何件かお問い合わせをいただいてて、実際、漢方薬をずっと長い期間
飲んでるんだけどもこれをこのまま飲んでたらいいんだろうかっていう
問い合わせだとか逆に漢方を飲んでて調子がいいんだけど
食べ物の大切さをよく分かりましたというお礼の電話をいただいたりしました。
石田:そうですよね。前回もとうもろこしのひげが利尿作用があるし
使えますよとか色々暮らしの知恵っていうのを先生にお話いただきました
けれども、本当に知恵の塊なんですね漢方っていうのは
緋田:そうですね
漢方、お薬と食べ物が同じっていうことを皆さんに知っていただくということで
お話させてもらってるんですけど、それを知って、また生活を見直す
食を見直すことに気付いていただけたっていうのは嬉しいことですね。
石田:だからお薬だけじゃないんですね。漢方って
緋田:そうですね。生活・食べ物全部ひっくるめて漢方という風に考えて
いただいたらいいと思います。
石田:それだとお薬が売れなくなっちゃいますよ。
緋田:いえいえ、あの、そうして皆さんが注意していただくことで私どもが出す
ふたば漢方が出すお薬がよく効いたということになりますので
お薬を飲むだけじゃなくて、注意していただくことがお薬の効果も
高めるということになるんですよ。
石田:そうですよね。それに先日もふたば漢方薬局に伺ったときに
色々な見方があって本当にテーラーメイドなんですよね。
その人その人を見ながら調剤をしていくっていうか
あなたにはこれがっていうのが
緋田:そうですね。私たちが見るのもそうですけどもお客さん患者さん
それぞれの方が自分の体をまず知る。自分の体質はこういう体質だから
っていうことを知っていただくことをお話するそうすることで
お薬を作る側もそうですけども生活、注意する側も自分の体質が
分かって、私はこういうことに注意したらいいんだ
ということにひとつ気づいてもらえれば毎日毎日の積み重ねは
例えば一年たてばものすごい違いになってきますよね。
石田:虚実陰陽があってね。
虚虚実実たる、本当に自分自身をしっかり知ることによって
勘違いしてたってことが随分あるでしょうね。
本当はあなたはこっちの方なのに逆をやってるってこともあるでしょうね
緋田:そうですね。もう本当に気づくということがあるかないかで
生活が大きく変わると思います。
石田:同じ症状であっても人によってまた色々違うようなんですよ。
緋田:はい
石田:先生に色々、話を伺うと
さて、先生9月に入りましたが、今年の夏はね、急激に暑くなったり
ゲリラ豪雨があったり、まあ本当に気象が最近粗いなっっていうのを
とっても感じますけど、体調管理も大変ですよね
緋田:そうですよね
今回の台風もそうですけど8月に急に秋の天気になったような時も
ありましたよね。
涼しくなって。でそういう風に急に気温が下がると朝起きたら
のどが痛かったとか、風邪を引いたとかそういう人がまた急に
増えてきますよね。
石田:7月は特に暑かったでしょう。もう猛暑酷暑がいきなりきてね
暑いし蒸し暑い時なんてついついクーラーかけっぱなしにすると
翌日鼻声になったり
喉にきたりということはありますから本当になんだろうな
ホメオシタシスっていうのは暮らしの中にもってないといけないんだなと
こういう風に色々くるくる変わると余計感じるんですけど
これからはだんだん秋ですから過ごしやすくなってきますが
だけど夏ばてっていうのはこの時期に秋風を感じる頃に出てくるって
言われますけど、この時期についてのアドバイスはいかがですか?
緋田:そうですね。
今年は特に節電でたくさん皆さん汗をかいてると思いますから
その後のケアっていうことをちゃんとしていかないと冬の準備ができないという
この季節の変わり目のケアですね
それとやっぱり温度差に体がついていけないっていう人が結構
いるんですよね。
朝晩の気温差でついていけないっていう部分がありまして
でも、といいつつも人間の体ってういうのは
ちゃんと暑ければ毛穴を開いて汗を出し
寒い時はきゅっと閉めて外から寒さが入らないように体の熱を
守るようにする機能っていうものがちゃんとあるんですね
これ漢方では衛気っていう名前がついてるんです
石田:衛気?
緋田:これは防衛の衛で気って言うのは気力とかの気ですね
衛気という一つの守るもの
スイッチみたいなものがありまして、これによって体を調節してる
という風に考えてるんですね
石田:衛気。初めて聞きましたね
気の力、自分を守る気なんですね
緋田:守る力ですね。いわゆる防衛力ですね
っていうものが体には備わっててそれがしっかり働いてるかどうかが
気温差に体がついて行くかついて行かないかの違いっていうことなんですね
石田:衛気のスイッチが入らないと体調を崩しちゃうことになるんですね
緋田:そうです
その衛気を強めていくっていうことを我々漢方の世界で考えていくのですが
一つ覚えておいていただきたい漢方っていうのが
玉屏風散(ぎょくへいふうさん)っていうちょっと変わった名前の漢方薬が
あるんですね
石田:玉屏風散(ぎょくへいふうさん)?
玉(ぎょく)って玉(たま)ですか?
緋田:はい。たまです
玉(ぎょく)っていうのは中国では大切な物、宝物という玉(ぎょく)ですね。
それと屏風(へいふう)っていう字が
びょうぶという字を書くんですね。玄関にある屏風(びょうぶ)
それに散で玉屏風散(ぎょくへいふうさん)
ちょっと難しい読み方をするんですけど
こういうものが今の衛気の力を強めて季節の変わり目に体調を崩さないように
そして秋のアレルギー対策にも使える漢方になるんですね
石田:玉(ぎょく)をいただいてるからこそ相当これは昔から尊重っていうか
大切にされてきたものなんでしょうね
緋田:そうですね。
名前のつけかたも面白くてその玉(ぎょく)っていうのは大切な物で
屏風(びょうぶ)ってご存知のように玄関のところにありますよね
石田:そうですね
緋田:屏風が合っても風はすーっと家の中も外も通っていくわけですね
外からは中のおうちの中が屏風(びょうぶ)があるが為に見えない
おうちの中の人は屏風の陰からそっと外を見ることができて
玄関に来られた人が大切なお客さまなのか
もしくは押し売りが来たのかっていうことを把握して迎え入れるか
そのまま断るかってするのかがちょっとした見えなくする
働きをが屏風ですよね
そういう働きをもってる漢方という意味で玉屏風散
という名前がついてるものなんですね
石田:アレルギーにもいいんですか?
緋田:そうですねアレルギーっていうのは結局、例えば花粉だとか
ハウスダスト、ホコリ、本当は体にとっては異物ではないものを
異物と判断してそれを追い出す為に鼻水が出たり
くしゃみが出たりしてるわけですね
防衛反応をしてるんですけど、実はこれ
間違った防衛反応をしてるということですね
大切なお客様だったのに押し売りかと思って追い返しちゃった
みたいなんですね
石田:過剰反応なんだ?
緋田:逆に風邪のウィルスとかそういうものは来てはいけない泥棒ですよね
おうちにとってはそれが入ろうとしてる時に
すっと入れっちゃったらこれは風邪引きやすい体質
そこをちゃんと見極めて追い出すものは追い出しっていうのが衛気ですね
石田:玉屏風散それが衛気を高めてくれると?
緋田:はい。
石田:漢字っていうので名前がついてる中国の知恵みたいなものが
そのタイトルというか名前にも現れてるっていうことなんですね。
緋田:そうですね。
漢方薬っていうのは非常に面白い。お薬自体がね
石田:この時期に食べ物でできる対策っていうのはいかがでしょう?
緋田:食べ物に関してはまず夏でとにかく冷たいものを食べてますから
胃腸を守ってやることってことが大切ですね
そしてしっかりと旬のものを摂りながらバランスいい食事に努めて
朝からちゃんと朝食を食べるこういう風な食に対する注意ですから
これから秋に向かう準備をしっかり夏のケアをしておくということが
大切なんですね
それで、食も非常に大切なんですけど、一つ覚えておいていただきたい
ことが、先ほどの衛気これをちゃんとやっぱり日ごろから
鍛えておくことに心掛けておいてほしいなとっていうのが
石田:鍛えられるんですか?
衛気って・・・
緋田:そうですね
皆さん乾布摩擦っていうのご存知かと思うんですけども、寒い所で
乾いたタオルで皮膚を鍛えるとでこれが実はその昔から衛気を鍛えてる
一つの形なんですね
石田:そうなんだ。
緋田:はい。
皮膚を鍛えることイコール皮膚の防衛力を高めてるということなんですね
でも、といっても
今の時代に乾布摩擦をしろというのも中々、難しいかと思うんですが
例えばですね
お風呂入ってお風呂から出る時、冷たい水をかぶって出るとか
足に冷たいお水をかけて出るとそしたら湯冷めしませんよとよくいいますよね
石田:一時期してたんですよ。ですけどね
やっぱ冷たいからね、途中で滞っちゃいましたけどね
あれはいいんですか?
緋田:そうですね
これが冷たいっていう風に皮膚が感じることによって毛穴を閉めるわけですね。
閉めることで外へでても冷たい風があたっても衛気
要するに風邪をひかない衛気が働いて風邪をひかないということなんですが
ところが今はちょっと子ども達もそうなんですけども
冬なんかだったら脱衣所にストーブをつけて風邪をひいちゃいけないよ
と出る時、乾いたバスタオルでいきなり体を拭く。
そして外へ出る。そうするとどうでしょう
毛穴は開きっぱなしですよね。お風呂の中で汗を出してますから
毛穴が開いた状態で外へ出て冷たい風に当たると
風邪を引いちゃう
風邪を引かない為に脱衣所を温めているのに実は
風邪を引きやすくしちゃってるという現状があるんですね。
石田:そうですか~
逆のことをしてるわけですか
緋田:そしたらどうするかっていうと、ちょっと濡れたタオルで先に体を拭いて
あっ、冷たいって体が思えば毛穴をきゅって閉めて、それから乾いたタオルで
拭く。これにちょっと注意をしてくれるだけだも衛気はちゃんと
鍛えられていくわけですね
石田:西洋医学でも体温表面に冷たい水をね
お風呂の後に毛穴をきゅっと閉めるような刺激をあたえると毛細血管が
復元してその後に血行がよくなる
毛細血管って消えちゃうところがあるんですってね
そういう刺激っていうのはそういう意味でもね
それがまた衛気を鍛えるともかかってるんでしょうね
中国の人すごいですね
緋田:ですから
今の方っていうのは体を守る為とかなんでもかんでもそういう刺激をない
かばって子どもたちにしてもかばってやるということは
実は鍛えられてない
やっぱり寒い所へ出てあったかいこの訓練をやっぱり
体っていうのはしていく必要があるので今の時期からだったら
ちょっと冷たいタオルで拭く習慣をつけるというのも
石田:それだけでもいいんですか?
緋田:大丈夫ですよ。
冬になって今から冷たいタオルで拭いて下さいって言ったら
もう嫌だ~っていうことになるんですけど、今そういう風に
バスタオルですぐに拭くんじゃなくて濡れタオルで拭いてっていう
習慣を子供達、家族に戻して冬になってもその習慣を続ける
そうしているうちに衛気が強くなっていく
石田:衛気が強くなる衛気を養っていただきたい
夏の疲れ体調面で不安なことも色々あると思いますけども
その時には合わせて漢方をうまく取り入れてというのもいいと思います
ご自身の状況など先生にご相談したらね、色々
アドバイスもいただけると思います
まずは対面してお話するのがいいと思いますよね
緋田:そうですね。
石田:ですからふたば漢方薬局の方にもお越しいただきたいですね
緋田:でちょっとこういうことを知っていただけたらだいぶ生活が変わるん
じゃないかなぁと思いますね
石田:先生とお話するだけでもお忙しいですけどね
緋田:いえいえ
石田:ふたば漢方薬局に行けば野田に行けば
先生いらっしゃいますから、是非アドバイスを皆さんもいただければと
思いますし、お電話でのご相談もね。
緋田:はい。大丈夫です。
石田:ホームページではここでお話していただい内容も色々アップ
されてるんですよね?
緋田:そうですね。
残しておりますので聞き逃したなっていう場合はホームページ見て
いただいたらいいかと思います
石田:漢方教室もね
子どもたち夏休み本当ににぎやかだったですね
緋田:はい。いっぱい持ってきましたよ。自分たちで集めたのを。
石田:楽しいですね
彼らもまた生き方とか暮らし方がね、きっとこれをきっかけに変わって
くるってこともあるでしょうから
緋田:そうですね
石田:それは一生に関わることですから
緋田:一生に関わることです。
はい。
石田:ぜひ漢方のご相談などもありましたら
フリーダイヤル0120-28-1128までご連絡ください。
また是非インターネットのページもご覧になっていただいて
先生はとってもやさしく微笑んでらっしゃいますから(笑)
緋田:はい。
ありがとうございます。
石田:アクセスをお待ちしております
じゃあ先生また次回、来月は10月3日ですね
緋田:そうですね。
今度は秋の食べ物の話でもしようかと思っております
石田:是非、先生のメッセージも番組宛までお寄せください
番組は[email protected]
おハガキは
700-8580です
緋田先生の係りまで
漢方の知恵袋までということでメッセージもお待ちしております。
ふたば漢方薬局 薬剤師 緋田哲治先生でした
ありがとうございました
緋田:ありがとうございました。