第11回放送 2012年5月7日(月)

石田アナウンサー:
さて毎月第一月曜日この時間にお送りしております漢方の知恵袋の時間です
漢方とはいっても難しいお話ではなくて食べ物のおはなし季節に合わせた
お話など日常の話題を通して漢方をもっと身近に感じてもらえたらという
コーナーでお話は岡山市北区野田にありますふたば漢方薬局の
薬剤師 緋田哲治先生です
柿の木薬局も経営されていますがそして岡大・就実大学でも指導をなさって
います
さあ、緋田哲治先生です
こんにちわ
緋田:こんにちわ
よろしくお願いします
石田:漢方についてね、色々 先生にお話をいただいて漢方は暮らしなんだと
いうことがだんだん、僕もわかってきましたけれども、最近色々テレビ番組
などで漢方特集を見る機会も増えたように思いますが
漢方って今、流行っているんですね
緋田:そうですね
漢方ブームっていうのがこれまでにも何度かあったんです
でも最近は、ブームというよりも漢方そのものの働きが科学的に証明されて
その役割が見直されたいう風なことが言われると思いますね
石田:なるほど
緋田:今までもなんとなく効きそうかなとか体にいいなとか言われてたものが
悪く言うとなんとなくまやかしっぽいというイメージに捉えられていたような
感じなんですけどそれがきっちり研究がなされて効果が証明されて
病院のお医者さんなんかも漢方薬を治療薬の一つとして使うようになってきたと
いうことで漢方っていうのが見直されてブームっていったらおかしいですけど
注目されてきてるということなんですね
石田:数千年の人類の知恵ですからね
歴史があるわけですが
病院に行ったときにね、漢方だしておきますねとか番号の書いた顆粒状の
お薬をもらったことがありますがあれ病院でもらえる漢方薬なんですね
緋田:そうですね
病院や診療所なんかで使われる漢方薬っていうのははほとんどがエキス顆粒と
いって漢方薬の薬草をコトコトと煎じたものをインスタントコーヒーのように
手軽な顆粒状にしたものがほとんどということですね
煎じるっていってね、石田さんなんかにお話するとはいってすぐわかるんです
けど、若い人に煎じるというときょとんとされるんですよね
煎じるっていうことも当たり前のことのようなんですけども薬草のようなものを
弱火で30分とか1時間 コトコト煮出してお茶のようにして飲むっていうのが
煎じる
石田:煎茶の煎ですよね
子供の頃からお袋がよく煎じるって言葉を使ってましたけどもこれは本当に
暮らしの中にあった言葉でね、例えば母親が子供に思う気持ちでもあります
でしょうし
家族を思う気持ちが煎じる中にもあるような気がするんですけど
ふたば漢方薬局に入りますとね、まず薬草を抽出したあの臭い、私は
好きなんですよ
緋田:そうですね
お店の中にいっぱい薬草がありますので
石田:あれ煎じてる臭いですよね
緋田:その薬草そのもの臭いと毎日何人もの方の煎じ薬を抽出してますので
その臭いが店中に漂ってるということですね
石田:ふたば漢方薬局などの薬局とですね、その漢方と病院の漢方っていうのは
基本的に何が違うんでしょうか
緋田:これは一度、私も説明しておかないかもしれないですね
薬局って私どものお店はお薬を売るところなんですね
ですからお客さんにこれこれがほしんですとかこんな病気なんですけど
何かいいお薬ないですかと相談を受けてお薬を販売していくわけなんです
ところが病院っていうのは治療
治してくださいということを求めて行く所なので例えば漢方薬を使われる
先生がいてその先生に私、この漢方が飲みたいんですけど先生
出してくださいとか言うのはこれは全然、病院へ行くの間違いなんですね
そのお薬自分が飲みたいものがあってご相談するのは薬局
病院はこの病気があって治してくださいと行った時にその先生が漢方を
使われる先生だったら漢方薬で治してくださるということになるんですね
石田:なるほどね
まあ、違いっていうと
だからふたば漢方薬局に行って緋田先生に会いますとまずあなた舌出して
くださいとかその人の様子を見ますよね
在りようを見極めた上でその人の根本的な所と対面しながら
内側からその人の今ある状態から座標軸をただして行こうという風な感覚が
あるんです
病気はむしろ病院に行きますと今こういう病気なので外側からね
対症療法のような形で投薬される。
そんなイメージが僕はあります
緋田:そうですね
まず、病院っていうところは治療 病気になってその診断が行われて
治療をする所っていうことをきっちり頭に入れて欲しいですね
石田:なるほどね
緋田:我々、薬局というのは治療も受け持ちますけどそれよりも病気にならないための
予防であったりとか少し体調が崩れてもしかしたらこれが大きな病気に
つながるであろうというような時にその初期の段階で治療をしていく
いつもここでお話をしている板藍茶だとか板藍のど飴だとか風邪・
インフルエンザの時に自分で対応しましょうねって提案させてもらう
こういうのは薬局じゃないとできないことなんですね
同じ漢方でも
石田:未病に関していまだ病ではないんだけどその一歩手前という時に
色々な形で自分自身の在りようを元に戻してくれるというね
そういう感覚があるんですが
やはり自費でね
自分の今の在りようを変えるわけだから漢方薬を購入しますよね。私たちは
緋田:そうですね
まずは一番、病院の違うところは我々薬局はお薬としてお売りしますから
お薬の代金というのは自費
全額ご自分で払っていただくわけなんですね
ところが、病院の場合は医療・治療になりますから
医療保険が使えて3割だとか1割だとか保険医療の中で漢方を飲める
そういう部分ではメリットでもありますよね
石田:ということは保険適用ということになりますと
やはり限界があるんでしょうね
ある程度限られたもの、病院でもらう漢方薬は
緋田:漢方薬っていうのはたくさんの種類の物がありますけど
保険適用になってるものだけしか使えないわけなんですね
今、漢方薬でいいますと147種類の漢方薬が保険適用になっているので
それは病院で使われるんですけどそれ以外の先ほど言った
板藍茶だとか板藍根っていうのは保険適用ではないですので
病院では使われないし他の様々な錠剤だとか液体のドリンク状に
なって飲むような漢方薬がありますがこういうのは保険適用でないので
石田:だから古来、私たちの先人たちが服用といいますかとっていたような
形では薬局に行って、ふたば漢方薬局のようなところに行って
こういう形であなたは摂りましょうという風なものというのは
先人の知恵が生きてるという意味で言うとやっぱり薬剤師さんに漢方についての
色々、虚か実かなと陰か陽かなんかを見てもらいながら
いただけるっていうことになるわけなんですね
緋田:そうですね
そのこともあるし様々なニーズに応えられる薬局ですから粉飲めないんだよ
といったら錠剤、粒のお薬で出すこともできるわけですね。その人に
お金がちょっとこんなにかかったら、私、そんなに漢方にお金出せないよ
と言ったらじゃあ、お茶から始めてみましょうねとかこういう物からとか
様々な
石田:だから予防とかアンチエイジングなんてのはいいですよね
緋田:そうですね
今の人っていうのはとりあえず健康なんだよと
でも、もっと健康でありたい
もっと若返りたいから漢方っていう部分がありますよね
いわゆるアンチエイジング
これに関しては病院は治療ではないですからそういう場合には
漢方薬は使えない
石田:なるほどなぁ
基本的にやっぱり目的ベクトルが違いますね
テレビの漢方特集など見てますと手術後に使われるなんていうのも
ありますよね
緋田:そうですね
最先端の外科手術の後の漢方薬では
大建中湯というのが必ず紹介されるんですよ
これが漢方最先端で使われて、今日本で一番使われる漢方薬なんですけど
実はこの漢方薬っていうのは山椒の実と生姜と薬用人参とあとは麦芽の飴から
作った4種類でできたものすごく食べ物に近い
石田:おいしそうですね
緋田:はい
これが最先端の医療の中で使われてる
しかも2000年以上前の古い本の中に書かれてた漢方薬なんです
石田:そうですか
それが一番目
二番目は?
緋田:二番目はこむら返りってありますよね
つら~い 夜中に起こってとかゴルフの時とか
石田:痙攣ですね
緋田:あの時に芍薬の根と甘草といって甘い草と書くこの2種類の薬草が入った
芍薬甘草湯
これもまた病院でよく使われる漢方薬
石田:立てば芍薬ってね
吉備路でも栽培されてますけどね
花も綺麗ですがやはり薬草としても非常にまた有効なんですね
また甘草は色んな所に出てきますよね
緋田:出てきますね
石田:すごい薬草ですね
言ってみれば
緋田:やっぱり薬草が数が少ないほどシャープに効いてくるんですね
たくさん入れたらいいかっていいたらそういうわけではなくて
数が少ないほどシャープに
石田:わりと意外なもののお問い合わせもあるそうですね
緋田:石田さん
牛蒡の種とか柿のヘタってうちに買いに来られるかたがいるんですけど
石田:そんなものもあるんですか
緋田:薬局でお売りするね、漢方の原料の一つであるんですけど
牛蒡の種なんか例えば、お乳あげてるお母さんいますよね
例えばちょっと炎症がおきて、乳腺が詰まってお乳の出が悪いよと
病院の抗生物質を飲むはちょっとなんか気が引けるからという時に
お産婆さんとかが牛蒡の種をフライパンで炒って煎じて飲みなさいと
ご指導されるんですよね
石田:柿のヘタは?
緋田:柿のヘタはしゃっくりの特効薬
石田:しゃっくりにいいんですか
緋田:そうなんですよ
これがまたびっくりで
石田:しゃっくりでびっくり
緋田:びっくり
しゃっくりで辛い人は何日も10日も2週間も治らないで
病院の先生でもね、漢方知っとられて、柿のヘタがしゃっくりにいいよと
知っとられるドクターがおられたらうちなんかでも病院の救急外来から
直接、看護士さんから電話がかかってきて柿のヘタありますかって
石田:へ~
結構、意外だなぁ
横隔膜に作用するんですか
緋田:だから、本当に劇的に効くときは止まるんですよ
石田:へ~
おもしろいですねぇ
さっき先生がね、漢方も病院で出るエキス顆粒ってのは
インスタントコーヒーのようだとおっしゃってましたけど
煎じ薬というのはどう違うんですか
緋田:まずですね、エキス顆粒というのは現代の漢方という風に思ってもらったら
いいと思います
ですから、煎じ薬は服で言えばオーダーメイドのものですね
仕立てていくのと
エキス顆粒っていうのはインスタントですから、既製品の服
ですから、便利に使うのは既製品を上手に使えばいいんですよね
で、どうしても無理な時はオーダーメイドで服を仕立てる
そういった感覚で決して煎じ薬だけで考えずにエキス顆粒も上手に使いながら
ご自分の生活にあった漢方を取り入れられたらいいですね
石田:だからテーラーメイド医療って言われますけどだから昔から
中国で生まれた漢方の知恵っていうのはテーラーメイドなんですね
その人にあなたにはこうでしょうというのを煎じながら調合しながら
これとこれとこれ莫大なチョイスの中からあなたにあったものという
しかもどういう風にして煎じるのか
後々、飲むのかっていうのか含めて本当に人と人との付き合いなんですね
緋田:それだと漢方がちょっと遠い感じになるでしょう
最初は手軽にインスタントでも既製品でも構わないんですよ
漢方にまず馴染んでもらう
決して私たち病院で漢方が出てそれ上手に飲んでくださいねって
ご指導させてもらってるんです
だからそして漢方に馴染んでここでいつもお話してる食の大切さを自分で
見直していただいてそして病気にならないように注意していただくと
石田:まさに薬食同源ということですね
緋田:そうですね
これをここのお話の一番の中心の薬食同源ですね
これを気づいていただくためには漢方にまずはちょっと馴染んでいただく
石田:だって手術後の癒着を防ぐというもうもっとも使われていると漢方薬がね
もう本当に食品と考えられないような
だからこれは本当に知恵ですね
食べるものは全て薬なんだっていうね
琉球の言葉でぬちぐすいなんて食べるものをねと命の薬と表現されます
けれども、まさにその通りですね
緋田:その通りですね
石田:だから琉球っていうのは元々、中国に近いですから
中国と薩摩にはさまれた中にありましたからそういった知恵を受け継いでるの
かなぁと思いながら今、お話を伺っておりましたけれども
ふたば漢方薬局 乳酸菌なども積極的に取り入れて
緋田:そうですね
私たちはその漢方だけにとらわれずに健康のお手伝いをするというのが
仕事ですのでその中に費用的にちょっと漢方を続けるのが難しいという人には
色々な形で手ごろなものを提案しながら健康維持をしていただく
その中に乳酸菌、Lロイテリ菌っていうのもうちが今お勧めしている
石田:あの母乳由来のね
緋田:そうですね
錠剤なんですね
色んな形で漢方に接してもらえればいいと思います
石田:ひと月に一回ここにお越しいただいていますけども漢方の窓として
知恵袋を覗き込んでいただいてそれぞれにあった漢方っていうのが
あるわけですから参考になさっていただきたいと思います
漢方全般に関してのお問い合わせ、ご自身の体調に合わせてもアドバイスして
いただけると思いますのでご遠慮なくふたば漢方薬局にお問い合わせ
いただきたいななんて思いますけど
漢方のご相談などありましたフリーダイヤルがあります
0120-28-1128 ふたばいいふたば まで
さっきのLロイテリ菌のサンプルなどもありますから
緋田:そうですね
石田:これ結構、おいしいですよね
緋田:おいしいですし
色々な漢方のサンプルもホームページから提案していますし触れてみて
いただければいいと思います。
石田:そうですね
ふたば漢方は国道旧2号線 野田交差点のすぐ近くです
パンダの看板が目印でぜひ皆さんもお店であの漢方の香りを感じていただきたい
あの香りだけでも元気になるような気がしますが
緋田:また来月もどうぞよろしくお願いします
楽しみにしています
石田:こちらこそよろしくお願い致します
緋田:ふたば漢方薬局 緋田哲治先生でした
毎月第一月曜日に放送している漢方の知恵袋来月は6月4日の放送です
どうぞお楽しみに
ありがとうございました
石田:ありがとうございました