坂道も、石段も、軽やかに・・・。 独りで歩く、そんな「独歩力」。

『悠・遊漢方』 Vol.05

 厳しい残暑がまだまだ続く気配。それでも待ちに待った秋が来た。芸術を愛で、秋の味覚を堪能し、好きな所へ、好きな人と、思うぞんぶんお洒落して出かけたい。岡山もいい、京都もいいな・・・。文字どおり「足を延ばして秋を満喫したい!」それがみなさんの本音だろう。そうなると大切なのが足腰。どこまでも独りで歩ける力、いわゆる「独歩力」・・・。
 「漢方では足腰の痛みを引き起こすのは『風・湿・寒』の影響と加齢による弱り(腎虚)が原因と考えています。気圧差や湿気、冷えなど、気候の変化による外的要因、組織や細胞に運ぶ気血の不足や腎虚などによる内的要因。特に秋は季節の変り目、これから痛みやしびれが出る前にしっかりケアしておくことが大切です。不安を取り除き、心置きなく秋を満喫するためにも『未病』の心得を日頃から忘れないようにしたいものです。」と語るのは、『ふたば漢方薬局』薬剤師・緋田哲治氏。
 なるほど、四季の変り目に痛みやしびれが出やすいのもそれが要因だったのか・・・。さらに聞けば漢方は必要な栄養を身体のすみずみに届け、原因に働きかけ、私たちを足腰の悩みから解放してくれるという。好きなパンプスやブーツで坂道や石段も軽やかに、自らの力で登れる喜び。登った先にはきっと素晴らしい風景が広がり、晴れやかな気持ちに満たされた自分がいるはず。次号は『飲む目薬』について(続く)。