STOP!!あなたの風邪 ホントに葛根湯だけで大丈夫??

『悠・遊漢方』 Vol.25

 風邪ひいた!すかさず葛根湯!とにもかくにも風邪には葛根湯!これで万全大丈夫!なはずだったんだがどうもイマイチしっくりしない。なんか治りが遅い?歳のせい?なんで?教えて緋田さん!
「いきなりですが、実は風邪漢方のなかでも最も有名な葛根湯は、『体が熱くて寒気がなく、喉の痛みから始まった風邪』や『ムカムカ、下痢などの胃腸症状を伴う風邪』には、本当のところ効果が出にくいんです」。
 えっ、びっくり!風邪にもいろんなタイプがあるんですね。
「そうなんです。熱っぽい、喉が痛い、口が渇く→赤いカゼ。悪寒がする、頭痛・肩こり→青いカゼ。ムカムカする、下痢、体がダルい→黄色いカゼ。赤青黄、信号機みたいでしょう(笑)」。
 まあ確かに子どもでも分かりやすいですが、じゃあ、それぞれ飲む漢方が違うんですか?
「はい。赤いカゼは銀翹散(ぎんぎょうさん)。青いカゼ、これが有名な葛根湯。黄色いカゼは藿香正気散(かっこうしょうきさん)。風邪の対処も適材適所。会社の人事と一緒です。長所をきっちり見極めてポイントを外さないのがコツですね」。
 なるほど、赤・青・黄それぞれの風邪に応じて風邪漢方もいろいろか。赤・青・黄(信号機)だけに「風邪のシグナル見逃すな!」って感じかな。どちらにしてもタイプ別の防御体制ならさらに安心できる!漢方できっちりセキュリティ。今年こそ風邪と無縁な冬にするぞ!