“藍”のチカラで風邪知らず!わが家の冬支度・板藍根(ばんらんこん)!

『悠・遊漢方』 Vol.12

 さて季節は晩秋から冬へ。『寒さが厳しくなる前に冬物の衣替え手伝って!」と家内には言われているが・・・。いや待てよ。衣類の冬支度も大切だが、身体の冬支度も忘れちゃいけないでしょ!そうですよね、緋田さん。
 「これからの時期、みなさんが一番気になるのは、やはり風邪をインフルエンザの流行でしょう。毎年ピークは12月頃から。今から『支度』を始めれば、たとえ流行の風邪に攻め込まれたとしても症状は軽めで済みます」と教えてくれたのは、『ふたば漢方薬局』薬剤師・緋田哲治さん。
 なるほど、早めの準備が肝心か。そういえば昔は、どの家庭にもお守りのような常備薬が置いてあったが・・・。私たちにできる「支度」とはどんなものがあるのだろう?
 「『板藍根(ばんらんこん)』という生薬はご存知ですか。これは藍染めの染料にも使われるアブラナ科のホソバタイセイの根で、抗ウイルス、消炎作用があり、風邪やインフルエンザ対策の強い味方になります」。
 そう言われて早速調べてみた。藍染めには抗菌・防虫効果があり、昔は武士が鎧の下につける下着や、農民の野良着などにも藍染めが使われていたとのこと。切り傷や虫さされから身を守ったり、マムシなどが近寄らないようにする作用があったらしい。納得!
 そういえば衣替えの時に、若かりし頃愛用していたジーンズが出てきた。ジーンズといえば藍。藍といえばこれからは板藍根。岡山はジーンズの聖地でもあるし、不思議な巡り合わせ・・・何だか板藍根が身近に思えてきた。この冬は「藍のチカラ」で風邪知らず!久々にジーンズも履いてみることにしよう。