屏風で風邪を屏(ふせ)ぐ!セキュリティ強化で花粉症対策を。

『悠・遊漢方』 Vol.08

 厳しい冬を乗り越えやっと春の気配がちらほら。とはいえ花粉症を思うと憂鬱・・・という人も少なくない。ましてやこの時期はインフルエンザやノロウイルスも、まだまだ油断大敵。私たちにできる適切な備えはないものか?
 「花粉症などのアレルギーは、漢方でいう『衛気不足』に起因しています。衛気とは体表にめぐらされたバリアやセンサーのようなもの。異物(ウイルスや細菌など)と異物でないもの(花粉など)を認識しています。この機能が低下するとウイルスに感染しやすくなったり、花粉を異物と間違い、くしゃみ・鼻水で追い出そうをします。この衛気を高め、風邪・花粉症対策をするのが『玉屏風散(ぎょくへいふうさん)』なんです」と教えてくれたのは、『ふたば漢方薬局』の薬剤師・緋田哲治さん。
 玉屏風散?屏風?調べてみると『屏風は風を屏(ふせ)ぐ、体表部に玉(ぎょく・貴重なもの)の屏風を立てて病の侵入を防ぐ』という所に由来しているそうだ。
 思うに、衛気を今でたとえるなら、ウイルスや迷惑メールからパソコンを守るセキュリティ・ソフトみたいなものだろう。人間が元来備えているセンサー、その反応が鈍くなると病の源を身体に招き入れてしまう。この漢方は、いわゆる『身体のセキュリティ強化』のための援軍。今からでもコツコツ強化を!次回は「ストレス」に関する話。