クズ
別名:根-葛根(カッコン)花-葛花(カッカ)
薬用部位:根・花
使用量:5~10g
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効用:かぜ.発汗.解熱.肩こり.口渇.下痢.血糖降下.二日酔
クズはクズ湯や葛根湯で日本人には馴染みの深い薬草です。
日本全土の日当たりのよい山野、野原、荒地に群生するので、秋に赤茶色の
クズの花を見かけることは多いと思います。
解熱、鎮徑(ちんけい)、脳冠状血管血流増加作用や血糖降下、
発汗解熱効果がすぐれています。
■調整法
クズの根を秋から春にかけて、地上部に残った茎をつたって、掘り採ります。
十分に水洗いして、乾燥しやすいように、外側の皮を取り除き、
板状あるいはサイコロ状に切ってから天日で乾燥させます。
これを生薬の、葛根(かっこん)といいます。
葛粉(くずこ)は、掘りとった根を水で洗い、外皮を取り除いた根をすり
おろして粥状(かゆ)にし、綿布でこして繊維質を除き、
少し放置してうわ澄み液を捨てて、数回同じことを繰り返すと底に白泥が
残ります。
これを乾燥したもので、でんぷん質だけを集めたものです。
クズの花(葛花・かっか)は、9月の開花の始まる頃に採取し
風通しのよい場所で速やかに乾燥させます。
■煎剤として使用する場合
葛根(かっこん)は主に漢方処方の葛根湯の主薬となり、葛粉からつくる葛湯
(くずゆ)は、風邪などの時に用いるとよく効き目があり、寒気や熱をとり
のどの渇きや下痢をとめるといいます。
クズの花(葛花・かっか)は、二日酔いに葛花3~5gを300ccの水で煎じ
沸騰したら加熱をやめ、冷えてから飲みます。
■塗布
葉を乾燥して粉末にしたものに油を混ぜて外傷の出血に塗ります。
その他にクズの新芽、若葉を摘み取り、熱湯で塩茹でして、あえもの
油いために。
クズの花は、塩ゆでして酢のものや天ぷらにします。
また、葛粉(くずこ)で葛湯(くずゆ)のほかに、くず餅、和菓子なども
利用します。