オケラ

別名:白朮 ビャクジュツ
                  薬用部位:根茎
                  使用量:5~10g
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効用:健胃.整腸.利尿.下痢.腹痛.神経痛.リュウマチ

大みそかの夜、京都の八坂神社の社前でたかれる火にオケラという植物がくべ
られるので、おけら火やおけら参りと呼ばれるようになりました。
平安時代から正月行事に欠かせないお屠蘇にもこのオケラは主薬として配合
されています。
昔、梅雨のころ、倉庫でオケラをいぶして湿気を払い、衣服や和本のカビを
防いだといわれ、オケラは古くか人々の生活に溶け込んだ大切な薬草でした。

■調整法
花が終わる晩秋から初冬にかけて根茎を採取します。
根茎は水洗いしながら、茎やひげ根、土砂を除き、外皮をはぎ取って、天日で
干した後、日陰で完全に乾燥させます。
これを生薬の白朮(びゃくじゅつ)といいます。

■利用方法
漢方では健胃.整腸.利尿として多くの処方に配合されて用いますが、単独で
薬用とすることはほとんどありません。

朮(じゅつ)はオケラ属植物の根茎から調製される生薬で、白朮(びゃくじゅつ)
と蒼朮(そうじゅつ)に分かれます。
白朮は、オケラとオオバナオケラの根茎から調製された生薬で、蒼朮はホソバ
オケラの根茎から調製された生薬です。

白朮はとくに胃症状の激しくない、弱い体質の病人に使用するもので、胃腸が
弱く腹がはるとか冷えて腸が悪く腹痛があるとかいう場合や胃弱な下痢の場合に
多く用います。

◎除湿
除湿の目的で根茎を室内でいぶすと、湿気を払ってカビの発生を防ぎ、蚊取りに
も効果があるとされています。