サンザシ
別名:山査子 山査肉 紅果
薬用部位:偽果
使用量:5~10g
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
効用:健胃.消化.整腸.食欲不振.二日酔.食中毒
サンザシの果実は中国では一般に「紅果(こうか)」と呼ばれ、甘すっぱいため
干菓子の山査片や羊羹の山査羹、ジュースなどに用いられています。
また、料理では魚を煮るときに山査子を入れると骨も柔らかくなるとか、肉料理
の後で食べると消化を促進するとされています。
■調整法
サンザシは、10月ころの完熟少し前に偽果(ぎか)を採取して天日で乾燥します。
これを生薬で、山査子(さんざし)といいます。
高木のミサンザシは果実は大型で、核を取り除いてこれを山査肉(さんざにく)
といいます。
■利用方法
山査子は、漢方で健胃、消化、整腸薬として消化不良、食欲不振、下痢などに
用います。
1日量5~10gを水300ccで、半量まで煎じて、1日3回食後30分に服用します。
麦芽と神麹(しんぎょく)との3種を混ぜて焦がしたものを、焦三仙(しょう
さんせん)といい、漢方の総合消化剤として使われています。
◎二日酔い、食中毒
1回量8グラムを煎じて服用、または、果汁を飲みます。
◎胃出血や出血性下痢
山査子(さんざし)を黒焼きにして用います。
◎動脈硬化、ダイエット
最近の研究で動脈硬化の予防やダイエットにも有効なことがわかってきています。
サンザシの同属西洋サンザシはヨーロッパでは、強心薬として冠(かん)不全に
用いられています。
※山査子(さんざし)には、クラテガル酸を含み、薬理実験では、胃液の分泌を
促進して消化を助ける作用が確認されていますが、胃酸過多や胃潰瘍の人には
多量に用いてはいけません。