オトギリソウ

別名:小連翹(しょうれんぎょう)
                薬用部位:全草
                使用量:5~10g
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効用:鎮痛.止血.打撲.神経痛.

オトギリソウは弟切草の意味です。江戸時代は、鷹匠の家に代々伝わる鷹の
秘伝薬がオトギリソウであることを、弟が他人に漏らしたため、怒った兄が
弟を切ってしまい、これを人々が哀れんで弟切草と名づけたといいます。
そのときに庭に栽培していた薬草に弟の血潮が飛び散り、その跡が葉に
残っている(後述のヒペリシン)のだとされています。

■調整法
全草を8~10月の果実が成熟するころ刈り採り、天日で干して乾燥させます。
これを生薬で、小連翹(しょうれんぎょう)といいます。

■利用方法

◎生理痛・神経痛
生理痛・神経痛の鎮痛剤として用いる場合には、オトギリソウを刻み、1回量
5gに水300ccを加えて、煎じながら約半量まで煮詰めたものを服用します。

◎うがい
扁桃腺炎などの鎮痛薬として、煎じ液でうがいをします。

◎打撲傷
外用には必要時に適量の生葉を採取して用い、民間での創傷、打撲傷には
新鮮な葉からしぼり汁を取り、傷に塗布します。
又、オトギリソウを刻み10~20gを煎じて、その煎液で患部を湿布します。

◎浴料
浴剤としてもリューマチ、神経痛、痛風などの鎮痛に効き目があるとされます。

※オトギリソウには、成分としてタンニンが多く含まれていますが
特有なものとして葉の表面に褐色の油点が見られるが黒紫色素のヒペリシンが
知られています。
ヒペリシンは紫外線を強く吸収して、生体内における光化学反応を異常に
促進するものです。
オトギリソウを食べた牛や馬が太陽光線に当たると、強い皮膚炎を起こし
脱毛しますが、これがヒペリシンの作用と考えられます。

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中国では、果実の中の種子が並んでいる様子が翹(ぎょう・女性の髪飾りの
一種)に似ている、連翹(れんぎょう)という植物があり、それより小さい
ので小連翹(しょうれんぎょう)と呼ばれます。