カラスビシャク
別名:半夏(はんげ)
薬用部位:塊茎
使用量:3~8g
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効用:鎮嘔.鎮吐.駆水
植物名の前に動物名をつけたものは少なくありませんが、これは「人は食べら
れない」とか、直接関係のないものも多くあります。
カラスビシャクもあまりなじみのない名前ですが、コンニャクやサトイモと
同じ仲間で、よく似た花が咲きます。長い柄と苞葉の形をカラスが
使うというヒシャクに見立てたとされます。
■調整法
7-8月に球根を掘り取り、約3%の塩水に入れてしばらく放置し、いも洗いの
要領で黒褐色の外皮と根を取り除き、皮がとれたら塩分が無くなるまで良く洗
います。その後、天日乾燥したものが生薬の半夏(はんげ)です。
■利用方法
単独では飲みにくく、むりに飲むと逆に嘔吐をする場合がありますので
生姜を加えて用いると飲みやすくなります。
◎はきけ
半夏8gと生姜5gに水500cc加えて、煎じたものを1日数回に分けて少量ずつ
冷やして服用します。
◎つわりの漢方薬
茯苓と生姜を加えた小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)があり
ます。つわりだけでなく、めまい、動悸などや特に悪心が強く持続して嘔吐を
繰り返すものにもよくききます。
※地上部、地下部ともに食べると強いえぐ味があり、また半夏を粉末に
するとき直接皮膚につくと炎症を起こすことがあるので注意が必要です。
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方言のヘソクリは、農家の人が掘り取って調整し、これを売って小遣い稼ぎ
をしたことからついたといいます。
生薬名の半夏は、夏の半ばにカラスビシャクの花が開花するためにつけられ
ました。