フキ

蕗・別名:蜂斗菜 ホウトウサイ 
                     薬用部位:花茎・根
                     使用量:5~20g
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効用:胃もたれ.胃痛.セキ.タン.打撲.のどの痛み

まだ雪の残る山道で、いち早く春を告げるフキノトウ・・
今でこそ冬でも多くの野菜が食卓を彩っていますが、昔は自然が与えてくれた
春一番の青物だったのです。
葉が出る前に、根から太い花茎を出したのがフキノトウで、知らない人が
見ると花と間違ってしまいます。
閉ざされた暗黒世界から勢いよく顔を出すところより、精力増強の漢方食
として活用されてきました。

■調整法
生薬の蜂斗菜(ほうとさい)は、夏から秋に根茎を掘り採り水洗いして
乾燥させたものをいいます。
また、ときに款苳根(かんとうこん)や款苳花(かんとうか)ともいい
ますが、これには異論もあります。

■利用方法
フキノトウは、苦味健胃薬(くみけんいやく)として胃のもたれ、胃痛に
用いられます。
また、咳を止めて痰(たん)をとることにも効き目があるとされます。

◎苦味健胃薬(くみけんいやく)
胃のもたれ、胃痛、咳、痰には、フキノトウ1日量10~20gを、水500ccに
加えて、煎じながら約半量になるまで煮詰めたものをこして
1日3回食間に服用します。

また、蜂斗菜(ほうとさい)は、腫瘍、打撲傷、のどの痛みに用いられます

※フキは、ワラビとともに発ガン性物質が含まれていると言われますが
 アク抜きや塩漬けなどの処理をすることによって発ガン性は消滅するので
 季節料理として風味を楽しむぐらいの摂取量なら心配いりません。

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実際、款苳(かんとう)は、中国から欧州にかけて広く分布するフキタンポポ
のことで、フキとは全く別で、早春にタンポポのような黄色花をつけます。
フキを款苳根(かんとうこん)や款苳花(かんとうか)と言うのは
誤りで、蜂斗菜(ほうとさい)が正しい呼び名といわれます。