タンポポ

別名:根-蒲公英(ホコウエイ) 
                     薬用部位:根 葉
                     使用量:5~20g
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
効用:健胃.利胆.緩下.解熱.強壮.催乳

数日前、糖尿病の血糖を降下させる作用があるとテレビで紹介された
タンポポの根ですが、我々の認識の中では???ってところ・・・

春にはもう少しですが
タンポポは日本全土、野山、道ばた、あぜ道などに普通に見られる多年草。
日本に帰化したセイヨウタンポポが全国に分布しています。
セイヨウタンポポの総苞片(そうほうへん)は、反転しているので
すぐ区別がつきます。

西洋ハーブのダンディライオンはこのタンポポの根です。葉のギザギザが
ライオンの歯に似ているからこのように呼ばれているといいます。

■調整法
開花前の全草を掘り取り、よく水洗いして天日にて乾燥させます。
秋から早春にかけて、地上部の活動がない時期に掘りとって水洗いして
乾燥させます。

なじみの深い薬草だけにその利用法も多く
■ 胃病
 根にも葉にも健胃の効があるので、便秘の傾向のある消化不良に、
根は15g、葉は30gを一日量として、せんじて飲む。
■ 便秘
 大便の出をよくする効があるので、根または茎をせんじて飲む。
■ 肝炎
 肝炎や、黄疸のあるものに、根や葉をせんじて飲むと
尿の出をよくし、浮腫を去る効がある。
 葉をサラダにしたり、ゴマあえにしたりして食べてもよい。
■ 乳汁不足
 産後、乳汁の出の少ない人は、葉をおひたしにして食べるとよい。
 または、根をせんじて飲んでもよい。
■ とげのたったとき
 とげのたったときには、根または茎を折ると出る白い汁を塗るとよい。
■ はれもの
 乳房の腫れたものや、節(ねぶと)疔などに、根をせんじて飲むとともに
 根、茎、葉ともにすりつぶして患部にはる。
■ いぼ
 根、茎、葉などから出る白い汁をぬりつける。

漢方処方は、
蒲公英湯(ほこうえいとう)で蒲公英(ほこうえい)、当帰(とうき・トウキ)
香附子(こうぶし)、牡丹皮(ぼたんぴ)、山薬(さんやく・ヤマノイモ)
からなっていて、乳腺の発育不充分に用います。

タンポポの根は乾燥して、粗い粉末にしてからよく炒ってタンポポコーヒに
して飲用します。