キハダ

黄柏(おうばく)
                薬用部位:樹皮
                使用量:2~5g(粉末1g)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
効用:苦味健胃.整腸.消炎.

木の皮をはぐと、鮮やかな黄色が目に入ってきます。キハダの名前の由来です。
各地で薬木として親しまれ、山陰地方の煉熊(ねりくま)、吉野の陀羅尼助
(だらにすけ)、木曾のお百草など、常備薬の原料として用いられています。

■調整法
7-8月に樹皮をはぎ、コルク層を取り除いた内皮を乾燥させたものが、生薬の
黄柏(おうはく)です。

■利用方法
◎漢方処方に
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)温清飲(うんせいいん)知柏地黄丸(ちばく
じおうがん)などの漢方処方に配合され、熱(炎症)を冷ます時に使われます。

◎健胃、下痢止め
煎液は苦味が強いので、一般に粉末にして用います。粉末を1回1g1日3回
食後に服用します。

◎シップ
打撲には、黄柏の粉末に酢を加えて、パスタ状によく練り、患部に直接塗って
ガーゼを当てて乾いたら新しく取り替えるようにします。
クチナシの実の粉末と混合することもよくあります。

※キハダの主成分は、イソキノリンアルカロイド(ベルベリンを含む)
セスキテルペンラクトン、ステロールを含み、アルカロイドの作用により
抗菌、抗生作用を有します。