身近な薬草100選:
センブリ
別名:当薬(トウヤク)
薬用部位:全草
使用量:0.3~1.5g 粉末0.1~0.5g
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効用:健胃.食欲不振.下痢.利胆.鎮痛.消炎
ちょっと季節外れですが、最近テレビなどで紹介されたことで、
買い求められる方が増えてきていますので、お話しておきましょう。
ドクダミやゲンノショウコとともに、民間薬草として有名なセンブリは
日本全土の日当たりと、少し湿り気味で、水はけがよい山野に自生する2年草。
発芽した芽がそのまま冬をこして、翌年の秋に開花します。
■調整法
全草を利用する薬草類は、開花時期に植物の成長の頂点に達し、
最もエネルギー旺盛な時期だからこのときに採取するのが基本です。
センブリも同様に開花期に全草を採取するとされています。土砂を洗い、
日陰に吊るして乾燥させますが、緑色を失わないように仕上げるのがコツです。
注意:センブリは、2年草で自然界で自生する場合に根ごと採取して
しまうときには、その種の絶滅が危惧されます。花期が終わって
種子の散布が終わったあとでも効き目には変わりがないので、
センブリの採取は開花期後の結実が終わる頃に採取することを
心がけるとよいでしょう。
☆日本では主に苦味健胃薬(くみけんい)として消化不良、食欲不振、胃痛、
腹痛、下痢などに用います。
■煎剤として使用する場合
乾燥したセンブリ1~2本をそのまま折って、茶わんにいれ、熱湯を注ぎ、
苦味成分が溶け出してから、冷やして飲みます。2~3回使用できます
■粉末にして使用する場合
1日3回0.03~0.15グラム(耳かき一杯ぐらい)を内服します。
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実は最近ブームの原因、育毛剤をつくる方が増えてきたからです。
センブリには、毛根を刺激し、発毛効果を現す作用があります。
【センブリトニック】
センブリ15gとホワイトリカー200CCに漬けて密栓して冷暗所に
2~3ヶ月保存し、こした液を頭皮に塗布します。
※ちなみに、テレビで放送したのは、センブリ60gとホワイトリカー1000CC
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センブリの名前の由来は、千回振り出しても(煎じても)まだ苦味が
残っているということからつきました。
また、当薬(とうやく)とは「当(まさ)に薬(くすり)」の意味から
きたもので、良く効くことをあらわしています。
「良薬は口に苦し」とはセンブリにはぴったりの表現なのです。
身近な薬草100選:
又度(マタタビ)
又度(マタタビ)・木天蓼 薬用部位:虫こぶ
使用量:3~15g
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効用:補温.強心.利尿.神経痛.リュウマチ.腰痛
マタタビは、山地の山沿いなどに多く自生していて、若枝は蔓状に長くのびて
ゆるく周囲のものにからみつき、色は褐色をしています。
マタタビのつぼみの頃か、花の開く直前に「マタタビアブラムシ」という
小さな昆虫が、産卵すると、正常の形をした果実とはならず
いわゆる虫こぶのようになります。
これを、生薬の木天蓼(もくてんりょう)と呼んで薬用として用います。
この虫こぶは秋に採取して、熱湯又は短期間蒸してから
天日で充分乾燥させて保存します。
マタタビの蔓(つる)を乾燥したものは、天木蔓(てんもくつる)といい
虫こぶでない実を乾燥したものは天木実(てんもくじつ)といいます。
木天蓼(もくてんりょう)は、体を温めて血行をよくして
強心、利尿の効き目があり、冷え性、神経痛、リューマチ、腰痛などに、
木天蓼10~15グラムを、600?の水で煎じながら約半量まで煮詰めたものを
こして、1日3回に分けて食間に服用します。
また、マタタビの乾燥した茎葉根・天木蔓(てんもくつる)も同じ効き目が
あるとされてるので、これも木天蓼(もくてんりょう)と同様に
1日量を10~15グラムとして煎じて用います。
猫の病気には、木天蓼(もくてんりょう)の粉末を餌に混ぜて与えると
良いとされます。
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【マタタビ酒】
木天蓼(もくてんりょう)200グラムとホワイトリカー1.8リットルに
ハチミツを適量加えて約3ヶ月冷暗所に漬け込みます。
布でこしてから1回さかずき1杯を毎日朝夕2回に分けて服用すると、
冷え性、神経痛、リューマチなどに効き目があり、利尿、強心の
はたらきも表します。
【塩漬け】
若い果実を塩で漬け込んで食べると、滋養強壮・冷え性に役立ちます。
【浴湯料】
乾燥した茎葉を袋にいれ、入浴剤とすると、保温、疲労回復、腰痛
熟睡安眠に役立ちます。
若葉、花をつみ、多めに塩をいれて熱湯でゆででから、水にさらして
おひたし、あえものなどに調理します。
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古くから、猫にマタタビと言いますが、実際に猫がマタタビに
じゃれる様子は異常なほどすごく、名前の由来は、長旅に疲れた旅人が
マタタビの果実を食べたら元気が出て、「また旅」をしたということから
名づけられたというマタタビ語源説があります。
身近な薬草100選:
花梨(カリン)
薬用部位:果実
使用量:5~10g
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※カリンとボケは同じ効能で使います。
効用:鎮咳.鎮痙.利尿
中国原産の落葉性高木で日本全国で広く植栽されています。
カリンの実は、いかにもおいしそうに見えますが、堅い上に酸味と渋味が強く
生食はできません。
薄切りにして砂糖漬にしたり、煮てジャムやゼリーにして利用します。
カリンの果肉には咳止めの効果があり、乾果を煎じたものやハチミツ漬、
カリン酒は、咳止めの妙薬として知られています。
のどが少し変だ風邪気味かな、と思った時など、早目にカリン酒を飲むと
不思議に治ってしまった記憶のある方も多いと思います。
美味と薬効を兼ね備えたカリン酒は、ぜひ作っておきたいものです。
子供さんにはハチミツ漬けをどうぞ。
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【カリン酒】
冬期に採取した果実5~6個を、縦横6~8個くらいに刻んで、
ホワイトリカー1.8リットルに漬け込み氷砂糖またはグラニュー糖約300g
を入れます。
使用するカリンは匂いが出て、表面がベトついていればOK。
そうでない場合は、しばらく室温で放置。1週間ほど置けば大丈夫です。
完全に熟成するまでには半年以上かかりますが、漬けてから2ヶ月程度で
美しい淡黄色になり、芳香が出てくるので飲むことができます。
カリン酒の味は苦味(にがみ)がありますが、咳止めとして役立ちます。
※注意:薬効成分は種にあります。くれぐれも種を捨てないように。
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【カリンのハチミツ漬け】
ハチミツはカリンの量の倍量ぐらいを用います。
漬け込み、密封して冷暗所に置き、2週間くらいは1日おきに攪拌します。
1ヶ月ほどの熟成期間でおいしくできあがります。
できあがったカリン漬けを冷水やお湯で3倍にわってお飲み下さい。
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カリンは、落葉後の10~11月に、樹上に残って暗黄色に熟したものを
採取して、10分程度湯通しして縦割りにして乾燥させます。
これを生薬(しょうやく)で、【木瓜(もっか)】といいます。
咳止めとして、木瓜(もっか)をさらに細かく刻んで、
1日量5~10グラムを適量の水で煎じて服用します。
身近な薬草100選:
吸い葛(スイカズラ)
薬用部位:茎.花
使用量:10~20g(茎)5~15g(花)
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効用:利尿.抗炎症.抗菌作用.解熱.解毒.発熱.化膿性疾患
神経痛.リウマチ (浴剤 痔の痛み.皮膚疾患)
名前の由来は、花筒(かとう)の中に蜜があり、吸うと甘い味がして、
つる性の低木(カズラ)ということから、吸い葛(スイカズラ)という名が
ついたといわれます。
また、冬でも茎の先の葉が落葉せずに残っている様子から、
忍冬(にんどう)という名もあります。
また、花も茎の腋に2つずつ並んで咲くのですが、片方が白色で、
もう片方は黄色の場合もあります。
このために、金銀花(きんぎんか)ともいう名前でも呼ばれています。
金銀花(きんぎんか)は忍冬(にんどう)と同様な効き目がありますが
抗菌作用に関しては忍冬を上回ります。
金銀花(きんぎんか)の煎じ液でうがいをすると、口内炎、歯槽膿漏にも
有効とされています。
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【忍冬酒(にんどうしゅ)】
スイカズラの開花期に花とつぼみをとり、100gに対して
1.8リットルの割合でホワイトリカーを入れて、1ヶ月以上熟成させます。
出来上がりにハチミツで適度に甘みをつけるとよいでしょう。
美しい、淡黄色の忍冬酒(にんどうしゅ)が出きます。
忍冬酒(にんどうしゅ)には、利尿作用があり、膀胱炎、各種の皮膚病、
神経痛、リウマチにも効き目があるとされます。
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【入浴剤】
忍冬(にんどう)や金銀花(きんぎんか)を浴剤にします。
腰痛や痔の痛み・湿疹・あせも・ただれに用います。
忍冬(にんどう)50~100g程度を木綿の袋に入れて、鍋であらかじめ
煮だし、その液を袋とともに風呂に入れて入浴します。
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【https://www.futabakanpo.co.jp/posts/(てんしんかんぼうへん)】
のど痛の風邪漢方、天津感冒片の主成分が金銀花(きんぎんか)です。
日頃から風邪を引くとのどを痛める方は、金銀花(きんぎんか)のお茶や
天津感冒片をご家庭で上手に使うとよいでしょう。
アトピー性皮膚炎の炎症時にも、消炎の目的で安心して使えるものです。
身近な薬草100選:
銀杏(イチョウ)
薬用部位:葉、実
使用量:5~10g(葉)5~10g(実・ぎんなん)
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効用:高血圧.動脈硬化(葉)鎮咳.去痰.夜尿症.強壮(実・ぎんなん)
ボケ防止・頭が良くなる・・・チョッと気になりますね。
最近、イチョウ葉の健康食品をよく見かけると思います。
イチョウは、2億年前から生息し、日本と中国にだけ自生する植物なのですが、
欧米では、30年以上も前から数々の研究が報告されています。
フラボノイド(ビタミンP)、カテキン類、テルペンなどを含み、血の流れを
よくするとして、欧米では先んじて医薬品に位置づけられています。
老化や動脈硬化の予防、狭心症、高血圧、糖尿病、肩こりや冷え性、そして
ボケ、脳障害、精神障害など脳血管のトラブルに対する効果が報告されています。
調整法:新鮮な緑の葉を採取し、水洗いした後、日陰で乾燥させます。
乾燥したら、小さく刻み、最後に日光に半日当ててしっかり
乾燥した後に保管します。(葉)
ギンナンは食用で売っているものと同じです。(実)
飲み方:濃い目のお茶をお好みの方は、沸騰した湯(約600ml)の中に
5~10gを入れ、弱火で5-10分間煮沸します。
うすめなら、急須に入れお湯を注ぐだけで飲むとよいでしょう。
(*^ー)/C□・・
【注意】
イチョウ葉には有効成分の他、かゆみを引き起こすアレルギー物質である
ギンコール酸が葉と外種皮に多く含まれていて、エキスを抽出したいわゆる
健康食品の場合は、ギンコール酸を除去しないと高濃度で残ってしまいます。
そういう意味でも抽出エキスを使った健康食品は、処理のちゃんとした
メーカのものを飲むことをお勧めします。
また、お茶の場合は、漢方薬のように長時間煮つめなければ心配入りません。
イチョウ葉は黄色く紅葉するにつれてギンコール酸の含有量が増加していくため、
できるだけ緑の若葉を乾燥して使うようにしましょう。
※ギンナンの食べすぎには注意
子供さんはギンナンを食べ過ぎないようにしましょう。
ギンナンにはおしっこを止める働きがあるので、おねしょの子供に食べさす
ことがありますが、必ず1日、歳の数までに止めましょう。(_ _ ZZZ・・・
参考 https://www.futabakanpo.co.jp/posts/
結婚式などのお祝い料理に入っていますが、トイレを我慢しないといけない
花嫁さんは、そっと食べておきましょうね。
あっ!お母さんはもう花嫁さんになることないか!? ヾ(*^。^*)ノ
身近な薬草100選:
柿(カキ)
薬用部位:葉、ヘタ
使用量:5~20g(葉)5~10g(ヘタ)
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効用:止血.二日酔.高血圧.動脈硬化(葉)しゃっくり(ヘタ)
( ̄■ ̄|||)
柿の実には、ビタミンCやA、ポリフェノールが豊富で
風邪予防に最適です。
柿の葉はビタミンCが豊富で、タバコが止められない血圧や
心臓が気になるお父さんには最適の健康茶、ヘタはしゃっくりの特効薬、
また渋は卒中の予防にと
古来”柿の木百本持てば百石取りと同じ”とまで言われていました。
調整法:新鮮な柿の葉を採取し、水洗いした後、日陰で乾燥させます。
乾燥したら、小さく刻み、最後に日光に半日当ててしっかり
乾燥した後に保管します。(葉)
ヘタは、生柿の場合は食べるときに除いたものを乾燥。
干し柿の場合はそのまま煎じることができます。
※しゃっくりの特効薬(柿蔕湯)
柿のヘタ10g 生姜1g(生なら3g)丁子(クローブ)約5本 が1日分
1日分1袋を300mlの水から煎じてください。
煮立つまで火を強めて、煮立ったらとろ火で20分ぐらい煎じて、
これを3回分けて飲んでいただきます。(通常はこれが1日分)
ただ、シャックリの場合は少しでも早く止まってほしいでしょうから、
この1袋を半日で飲むようになってもかまいません。
そのような時は、1回に2日分400mlで煎じておいてもかまいません。
止まるまで続けてお飲みください。