漢方用語集: (210) 屠蘇散(とそさん)

「屠」には 「死」「葬る」という意味があって、悪鬼をたおすためのいろんな薬草を混ぜてつくったものを屠蘇散といいます。

元旦の朝、初日や神棚、仏壇などを拝んだ後、家族全員が揃って新年のあいさつをして、雑煮の前にお屠蘇を飲みます。
飲む順序は一年の無病息災と長寿を願うところから、若者の元気にあやかる意味で年少者より順次年長者へとすすめるのがきまりです。
ひと昔前までは、年の最後にお歳暮みたいに診療所や薬屋が配っていたものです。

漢方用語集: (209) 納気(のうき)

”気を納(おさ)める”の”納”とは、蔵や容器などにおさめる、取り込む、受け入れるなどの意味を持ちます。

体の中にきちんとしまいこむように、外の気を深く肺に吸い込むということで、これは腎の機能によって行われています。

漢方用語集: (208) 寧心(ねいしん)

”寧”の文字は、ウ冠+心+皿で、家の中に皿を置いて、心を落ち着けるという様子を表していて、”寧(やすん)ず”と読みます。
つまり”寧心”とは、精神を落ち着かせ安定させることを言います。

漢方用語集: (207) 利咽(りいん)

利咽頭ともいい、咽頭部の腫れ物や痛みを除き、空気の出入りをスムーズにさせることをいいます。
利咽薬の多くは、冷やす性質のものが多く、すなわち炎症を抑えて、同時に肺の熱を取ったり、痰を除くものが多くあります。

漢方用語集: (206) 平補(へいほ)

均等にかつ穏やかに補うという意味です。
前回、漢方で”平”という言葉は、+-ゼロの状態を意味していると説明しましたが、+-ゼロは穏やかということにもなります。

平性かまたは弱い温性で、かつ乾燥性が弱く、粘り気も少なく補うということです。

漢方用語集: (205) 平肝(へいかん)

漢方では、肝の陽気が上昇すると、頭痛・めまい・けいれん・顔面紅潮や熱感、目の充血などがみられると考えます。
この上昇した肝の気を平らかにすることを平肝といい、上記症状の治療に用いる方法です。

漢方で”平”という言葉は、+-ゼロの状態を意味しています。

漢方用語集: (204) 陰虚(いんきょ)

漢方では、体は気(気)血(けつ)水(すい)によって構成、維持されていると考えます。なんと簡単なことでしょう。

気(き)とは元気の気でエネルギーのこと、血(けつ)とはそのまま血液のこと、水(すい)とは血液以外の体液のこと。

”虚”とは”不足”を意味する漢方ではよく使う用語です。

陰とは水のことを意味していて、すなわち”水の不足”のこと。簡単に言えば潤いない状態を指します。

症状: 口渇、手足のほてり、皮膚の乾燥、目の乾き、寝汗、舌は紅、苔は少なく乾燥

漢方用語集: (203) 気虚(ききょ)

漢方では、体は気(気)血(けつ)水(すい)によって構成、維持されていると考えます。なんと簡単なことでしょう。
気(き)とは元気の気でエネルギーのこと、血(けつ)とはそのまま血液のこと、水(すい)とは血液以外の体液のこと。

”虚”とは”不足”を意味する漢方ではよく使う用語です。
すなわち、”エネルギーの不足”のこと。簡単に言えば元気がない状態を指します。

症状: 疲れやすい、倦怠感、息切れ、めまい、風邪を引きやすい、運動や過労で悪化しやすい、

漢方用語集: (202) 血虚(けっきょ)

漢方では、体は気(気)血(けつ)水(すい)によって構成、維持されていると考えます。なんと簡単なことでしょう。
気(き)とは元気の気でエネルギーのこと、血(けつ)とはそのまま血液のこと、水(すい)とは血液以外の体液のこと。

”虚”とは”不足”を意味する漢方ではよく使う用語です。
すなわち、”血の不足”のこと。現代医学の貧血も含みますが、その意味はもっと広く、その機能的に足りていない状態を指します。

症状: 目まい、目のかすみ、動悸、手足のしびれ、顔色が蒼白あるいは艶ない、女性では生理の量が少ない、生理が遅れる など

漢方用語集: (201) 平喘(へいぜん)

”喘(ぜん)”とは、ぜんそく様の呼吸困難や咳のことを言います。
これは”肺気”が上昇したために起こるものと考えているので、その治療法として、その肺気を下ろして、咳を止め、呼吸困難を緩和することを”平喘”といいます。

”平”とは平らかにするという意味で、上昇したものを下ろして正常にするときに使う漢方用語です。