漢方用語集: (230) 安神(あんじん)
心の神(しん)すなわち精神の作用を安定させるという事で、不安定になった不眠・多夢・動悸・健忘・興奮などを治すことを意味します。
ここでの心は心臓というよりハートをさしています。
心の神(しん)すなわち精神の作用を安定させるという事で、不安定になった不眠・多夢・動悸・健忘・興奮などを治すことを意味します。
ここでの心は心臓というよりハートをさしています。
”肝を柔(やわら)げる”
柔とは矛(ほこ)の柄にするしなやかな木を意味して、それより”ねっとりと
してやわらかい””しなやか・おだやか”などの意味となりました。
すなわち、陰や血が不足して硬くなった肝を柔らかくすることです。
少し難しくなりますが、肝陰虚や肝血虚の治法です。
体には四つの海があります。
”髄の海””血海””気海””水穀の海”
脳は”髄の海”、衝脈(子宮など取り巻くツボの流れ)は”血海”、檀中(みぞおち)は”気海”、胃は”水穀の海”と呼び、これらを四海といいます。
肺の固摂作用が低下するして汗が過度に出ている状態をいい体力が著しく低下している深刻な状態にみられます。
過度の発汗は、気(エネルギー)と陰(体液)の消耗につながります。
いつも梅干しのタネ状の丸い物体がノド(気管)に引っかかって取れないと感じる疾患です。
実際にみても何もない状態で、昔の人は、ストレスなどで喉を通過する「気」の流れが渋滞し、固まってこのような症状が出ると考えていました。
半夏厚朴湯の適応症状です。
漢方には、○○精というものがあります。
これは、生薬をアルコールなどで成分を抽出したもので、現代のチンキ剤に相当します。
チンキ剤とはエタノール、またはエタノールと精製水の混合液に浸すことで作られる液状の製剤をいいます。
有名な漢方に『人参精』『鹿茸精』というものがあります。
漢方には、○○膏というものがあります。
張り薬だとシップ剤、塗り薬だと軟膏剤のことですが、内服漢方ですと、これは『シロップ剤』のことです。
現在市販されている漢方に『当帰養血膏』というものがあります。
漢方には八味地黄丸や桂枝茯苓丸などのように”丸”と付くものを丸剤といいます。は薬草(生薬)の粉末をハチミツなどで練って丸くして乾燥したものです。手軽で飲みやすいように考えられたものといえます。
また、粉末を使わずに出したエキスを固めたものは双料○○丸といいます。
ただ、現在の製剤化されたエキス漢方の中には、丸剤をその構成のままに煮出してエキス化したものもあり、その場合、本来は八味地黄湯や桂枝茯苓湯と呼ばないといけないものも混在しているので、注意が必要です。
丸剤処方を湯剤とした場合には、”散料”と付けるのが正式です。
八味地黄丸料や桂枝茯苓丸料となります。
漢方には葛根湯や小柴胡湯の様に、”湯”と付くもの以外に当帰芍薬散や五苓散のように、”散”と付くものがあります。
これは薬草(生薬)を煮出すのではなく、そのままを粉末にして混ぜ合わせたものです。すなわちそのものです。
したがって価格も安くなります。
ただ、現在の製剤化されたエキス漢方の中には、散剤をその構成のままに 煮出してエキス化したものもあり、その場合、本来は当帰芍薬湯や五苓湯と 呼ばないといけないものも混在しているので、注意が必要です。
散剤処方を湯剤とした場合には、”散料”と付けるのが正式です。
当帰芍薬散料や五苓散料となります。
葛根湯や小柴胡湯の様に、漢方薬の名前の最後に”湯”が付くものを、湯剤といい、何種かの薬草(生薬)を組み合わせたものを、水に入れて火にかけ、コトコト煮て、成分を出して飲むものをいいます。
”かっこんとう”のように”とう”と読みますが、この”湯”は”タン”とも読み、”スープ”を意味します。
すなわち、薬草を煮れば湯剤ですが、食材を煮ればスープということです。
薬食同源はここにも見られますね。