漢方用語集: (179) 生肌(しょうき)

”なまはだ”と読むと少し意味深な感じがしますが、漢方では”しょうき”
と読み、「皮膚の再生を促す」ことをいいます。

皮膚の新陳代謝が活発であることは、美容の必須条件です。血を十分に補い、
潤すことがきれいの秘訣です。
今、CMで良く見る”しなやかな黒髪”にも通じるものです。

漢方用語集: (178) 食積(しゅくせき)

前回の「宿食」と同意のことばです。食べ物が胃腸に停滞し、消化できていな
いために現れる症状をいい、食積腹痛とか食積泄瀉などが起こります。

漢方の臨床の現場では、食積または食滞という言葉の方が宿食よりもよく使わ
れているようです。

漢方用語集: (177) 宿食(しゅくしょく)

「宿」ととは留まるの意味。宿食とは食べ物が胃腸に停滞し、消化できていな
いために現れる症状をいいます。
胸のあたりがつまってもんもんとする、飲食を嫌う、口の中にすっぱいものが
上がってくる、舌のコケが厚くなるなどがみられることとなります。

消食導滞のはたらきを持つ漢方(保和丸など)を用います。

漢方用語集: (176) 食復(しょくふく)

長く患った病気や大病が治ったばかりのときに、不摂生な食生活をしたために
胃腸の消化吸収機能が低下し、病気が再発することを言います。

子供さんの熱性病などによくみられ、ちょっとよくなったと思ったときに、
脂っこいものや肉類を食べたりすると、再発しやすくなります。

漢方用語集: (175) 傷食(しょうしょく)

飲食の不摂生、または不潔な食物の摂取により、脾胃(消化器系)が損傷されて
起こる病証をいいます。食傷ともいいます。
暴飲暴食・不衛生な飲食物の摂取、冷たいもの生もののとりすぎによる、消化不良
の症状です。みぞうちの不快感、げっぷ、便に酸腐臭、むかつき、嘔吐、下痢など
がみられます。

漢方用語集: (174) 帯下(だいげ)

帯下には広い意味と狭い意味の2つがあります。
広義は婦人科疾患全般を指します。婦人病を帯下病と総称します。

狭義の帯下は、膣から流れ出る粘性の物質を意味しています。膣から流れ
出る様子が、粘性の帯が下方に落ちるように見えることからついたといい
ます。古代の医家は、色の違いにより白帯・黄帯・赤帯・青帯・黒帯など
五色に分類していました。

漢方用語集: (173) 中成薬(ちゅうせいやく)

薬の原材料を中医薬理論にもとづいて一定の剤型に加工したもの。
その保管・服用は便利で、慢性病や軽証に用いられるだけでなく、ある種の
急性病や重症の病人にも応用されます。
丸型・顆粒・軟剤・片剤などがあります。

漢方用語集: (172) 鼻窒(びちつ)

「窒」という字は、閉塞して通じないことを意味します。
鼻窒とは間歇的あるいは持続的な鼻づまりをいいます。鼻づまり、鼻水、頭帽
感、頭痛、咳、痰が多い、下鼻甲介の腫大、鼻粘膜の充血および浮腫が症状で
す。
現代医学で言う慢性鼻炎を指します。

漢方用語集: (171) 鼻淵(びえん)

鼻の穴から生臭い膿が出て、鼻づまりし、嗅覚が低下または消失し、同時に
額付近が張って痛む病気のことをいいます。
現代医学でいう急性・慢性副鼻腔炎の症状が似ています。

前回の「鼻きゅう」は寒であるのに対して、鼻淵は熱の症候となります。

漢方用語集: (170) 鼻 鼻へんに九(びきゅう)

「鼻へんに九」(漢字がないので)は鼻閉やくしゃみの事を指します。寒冷の
刺激を受けることによって鼻閉・くしゃみ・鼻水を生じる病症をいいます。

よくみられる症状は、鼻の穴が痒い・くしゃみを連発・鼻づまり・大量の水様
の鼻水・鼻粘膜の浮腫で、現在よく見かける花粉症の症状と重なります。