漢方用語集: (169) 中薬(ちゅうやく)

日本でいう「生薬(しょうやく)」のことを、中医学では、中薬(ちゅうやく)
といいます。その学問を中薬学といい、処方構成の基本として必須の科目です。

中薬には、植物だけでなく、動物・鉱物由来のものも含まれいます。

漢方用語集: (168) 中医(ちゅうい)

(1)中国の伝統医学の略称 日本では、中国漢方ともいわれています。

(2)中国伝統医薬学の理論知識を運用して、病気を診察・治療する医師の略称で
  日本での資格ではありません。

漢方用語集: (167) 中医師(ちゅういし)

中等・高等中医院校の学習を終了するか、中医の過程を自習するかして、国家
の認定した中医師試験に合格したものをさします。中医師とは、西医師と区別
するために名づけられたものです。

日本での資格ではないので、まったく何の役にも立たないものです。
他に国際中医専門員制度(国際中医師)というものがあり、これは一定程度の
知識を有することを認めたものでしかなく、中国でも日本でもこの資格で、仕
事をすることはできません。
日本では、医師の資格または薬剤師の資格がなければ、漢方薬を調合・販売す
ることはできません。

漢方用語集: (166) 寒邪外束(かんじゃがいそく)

前回の「邪」のひとつ「寒邪」、「束」は束縛・約束(くくりたばねる)を
意味し、人体を侵襲した邪気が肌表に溜まっていることを指します。

風寒を嫌がったり、発熱・無汗・疼痛・脈浮緊などがみられます。

漢方用語集: (165) 邪(じゃ)

風邪の”邪”は、一文字では”じゃ”と読みます。
邪とは邪魔という言葉にも使われているように、体にとって好ましくないも
ので、邪気(じゃき)ともいいます。

風邪とは、風の邪のことで、冷たい風にさらされていると、ゾクゾクっとして
風邪を引いてしまいますね。

年越しの除夜の鐘も、この邪気を追い払うものです。

漢方用語集: (164) 吐酸(とさん)

漢方では、酸っぱい水を吐くことを吐酸(とさん)といいます。

酸っぱい水が、胃の中から口中に溢れ出たとき、すぐに飲み込むことを呑酸
と呼び、飲み込まず吐き出すことを吐酸といいます。

これには寒熱の区別があります。

漢方用語集: (163) 疫痢(えきり)

今、大流行のノロウイルスのように、伝染性が強く、病状が重篤な下痢病症を
示すものをいいます。疫毒痢・時疫痢ともいいます。

症状としては、発症が急激・病状が重い・突然発熱する・熱が非常に高い・悪
寒がして震える・頭痛・口渇・煩躁・激しい腹痛・大便は粘稠で膿血が混じり、
あるいは血の混じった水のよう。排便回数が頻繁。

現代では漢方で対応する場面は少ないかと思いますが、感染予防で板藍根が
とても役立っています。

漢方用語集: (162) 寒熱錯雑(かんねつさくざつ)

寒くなってきましたね ”寒邪”の文字の付く漢方用語を拾ってみます。

体には寒の症状と熱の症状が同時に出現することがあります。
たとえば足は冷えるのに、顔はほてって熱いというのもそうです。これは
「上熱下寒」といいます。
そのほか、「表寒裏熱」「表熱裏寒」などもそうです。

漢方用語集: (161) 寒邪外束(かんじゃがいそく)

今日は大雪(たいせつ)”寒邪”の文字の付く漢方用語を拾ってみます。

寒邪とは、大雪など冷えが病邪となって体に影響するようになったものです。
人体を襲った寒さが、体表で束ねたように溜まっていることを意味して、症状
として、風や寒さを嫌がる・発熱・無汗・疼痛・脈浮緊などが現れます。

漢方用語集: (160) 冷労(れいろう)

急に寒くなってきたので、”冷”の文字の付く漢方用語を拾ってみます。

冷とは寒、労とは虚労病という過労により発症する病症のこと。
主要症状は、ヘソの周囲の冷え痛み、手足の冷え、月経不順、ときに嘔吐、
関節がだるく痛み、体が痩せるなどの症状が見られます。