漢方用語集: (169) 中薬(ちゅうやく)
日本でいう「生薬(しょうやく)」のことを、中医学では、中薬(ちゅうやく)
といいます。その学問を中薬学といい、処方構成の基本として必須の科目です。
中薬には、植物だけでなく、動物・鉱物由来のものも含まれいます。
日本でいう「生薬(しょうやく)」のことを、中医学では、中薬(ちゅうやく)
といいます。その学問を中薬学といい、処方構成の基本として必須の科目です。
中薬には、植物だけでなく、動物・鉱物由来のものも含まれいます。
(1)中国の伝統医学の略称 日本では、中国漢方ともいわれています。
(2)中国伝統医薬学の理論知識を運用して、病気を診察・治療する医師の略称で
日本での資格ではありません。
中等・高等中医院校の学習を終了するか、中医の過程を自習するかして、国家
の認定した中医師試験に合格したものをさします。中医師とは、西医師と区別
するために名づけられたものです。
日本での資格ではないので、まったく何の役にも立たないものです。
他に国際中医専門員制度(国際中医師)というものがあり、これは一定程度の
知識を有することを認めたものでしかなく、中国でも日本でもこの資格で、仕
事をすることはできません。
日本では、医師の資格または薬剤師の資格がなければ、漢方薬を調合・販売す
ることはできません。
前回の「邪」のひとつ「寒邪」、「束」は束縛・約束(くくりたばねる)を
意味し、人体を侵襲した邪気が肌表に溜まっていることを指します。
風寒を嫌がったり、発熱・無汗・疼痛・脈浮緊などがみられます。
風邪の”邪”は、一文字では”じゃ”と読みます。
邪とは邪魔という言葉にも使われているように、体にとって好ましくないも
ので、邪気(じゃき)ともいいます。
風邪とは、風の邪のことで、冷たい風にさらされていると、ゾクゾクっとして
風邪を引いてしまいますね。
年越しの除夜の鐘も、この邪気を追い払うものです。
漢方では、酸っぱい水を吐くことを吐酸(とさん)といいます。
酸っぱい水が、胃の中から口中に溢れ出たとき、すぐに飲み込むことを呑酸
と呼び、飲み込まず吐き出すことを吐酸といいます。
これには寒熱の区別があります。
今、大流行のノロウイルスのように、伝染性が強く、病状が重篤な下痢病症を
示すものをいいます。疫毒痢・時疫痢ともいいます。
症状としては、発症が急激・病状が重い・突然発熱する・熱が非常に高い・悪
寒がして震える・頭痛・口渇・煩躁・激しい腹痛・大便は粘稠で膿血が混じり、
あるいは血の混じった水のよう。排便回数が頻繁。
現代では漢方で対応する場面は少ないかと思いますが、感染予防で板藍根が
とても役立っています。
寒くなってきましたね ”寒邪”の文字の付く漢方用語を拾ってみます。
体には寒の症状と熱の症状が同時に出現することがあります。
たとえば足は冷えるのに、顔はほてって熱いというのもそうです。これは
「上熱下寒」といいます。
そのほか、「表寒裏熱」「表熱裏寒」などもそうです。
今日は大雪(たいせつ)”寒邪”の文字の付く漢方用語を拾ってみます。
寒邪とは、大雪など冷えが病邪となって体に影響するようになったものです。
人体を襲った寒さが、体表で束ねたように溜まっていることを意味して、症状
として、風や寒さを嫌がる・発熱・無汗・疼痛・脈浮緊などが現れます。
急に寒くなってきたので、”冷”の文字の付く漢方用語を拾ってみます。
冷とは寒、労とは虚労病という過労により発症する病症のこと。
主要症状は、ヘソの周囲の冷え痛み、手足の冷え、月経不順、ときに嘔吐、
関節がだるく痛み、体が痩せるなどの症状が見られます。