漢方用語集: (300) 増水行舟(ぞうすいこうしゅう)

「増水」とは、津液(体液)を増やすという意味。「舟」とは、大便のこと。
体液を増やし潤いをもたせて、便をスムーズに排泄させるということ。

水かさが多ければ、船の運航もスムーズとなることに似ているから、このように言われます。
代表処方は、増液湯です。

漢方用語集: (299) 陽萎(ようい)

陰萎ともいいます。
男性が性機能が衰退する年齢に達しないのに、性交時に勃起しなかったり、勃起時間が短くなることをいいます。

現在のインポテンツ・EDと同義語です。

漢方用語集: (298) 天癸(てんき)

生殖機能の成熟を促す物質のこと。
男女の性機能の成熟と衰渇の指標で、人体の成長、発育を促進し、月経、妊娠を維持します。

女子は14歳、男子は16歳前後から腎中の精気が絶え間なく充満して天癸を産生します。

漢方用語集: (297) 気厥(きけつ)

”厥”とは”コ型のくぼみに人か引っかかった様子”から来ていて、”つかえてもどす、のぼせる”などのときに使っている。

激しい怒りなどにより、気が上手く流れずに逆乱した状態をいう。

漢方用語集: (296) 虫積(ちゅうしゃく)

寄生虫の卵のついた野菜などを食べた場合に起こる疾患。

いわゆる寄生虫による病気のことで、人体に寄生する虫類には回虫、条虫、蟯虫(ぎょうちゅう)などがある。

漢方用語集: (295) 托毒(たくどく)

”托”という字は、托鉢(たくはつ) [僧侶が修行のため鉢を持ってお経を唱えながら、米や金銭を恵んでもらう] の”托”で、「手のひらにのせる・あずける」という意味。

毒を強く制するのでなく、生体の防御力で追い出して治していくことをいう。

漢方用語集: (294) 亡陽(ぼうよう)

体の陽気(生命エネルギー)が極端に消耗して、まさに消失しようとしている危篤状態。西洋医学でのショック状態に相当します。

静と冷がその病態で、大汗・四肢冷感・顔面蒼白・倦怠・精神萎縮・呼吸減弱・脈微弱などの症状が出現します。

漢方用語集: (293) 清利咽頭(せいりいんとう)

”清”は冷ますの意味、”利”はスムーズに流すの意味。
咽頭の熱をとり、大気がスムーズに出入りするようにすることをさします。

”利咽”ともいう。

漢方用語集: (292) 清熱解毒(せいねつげどく)

熱邪や熱毒を解除するということで、現代医学的にとらえると、”感染症”や”ガン”などの病症に対応するものです。

感染と炎症を抑え、症状を軽減させ、腫瘍の進展を抑制する作用を発揮します。

漢方用語集: (291) 倒経(とうけい)

”倒”は”さかさま・逆”のこと。倒経は下から出るはずの月経血が上から出るという意味で、生理中や生理前に鼻血などあることをいう。
月経血が減少したり、生理が止まるようなことが多い。