漢方用語集: (108) 虚労(きょろう)
虚損労傷の略で、過労のため肉体が衰弱し、精神も疲労した状態をいいます。
漢方的には、ストレス・働き過ぎ・過飲過食・SEX・病後の失調で陰陽・
気血・臓腑の機能低下を起こしたものです。
虚労病とい病名もあります。
虚損労傷の略で、過労のため肉体が衰弱し、精神も疲労した状態をいいます。
漢方的には、ストレス・働き過ぎ・過飲過食・SEX・病後の失調で陰陽・
気血・臓腑の機能低下を起こしたものです。
虚労病とい病名もあります。
肝の機能が失調したことにより、胃に影響し胃の機能も失調します。
◎げっぷ曖気 ◎酸水が上がる ◎食欲不振 4嘔吐
◎はきけ ◎むねやけ ◎腸が鳴る ◎つわり妊娠悪阻
などの症状が現れます。
似た状態で肝気横逆、肝脾不和というのもある。
陰虚とは、簡単に言うと体の水分が少なくなって枯れてきた状態のことです。
自然界で、秋になって空気が乾燥してくると火事がおきやすくなるのと同じで、
体の中も乾燥が続くと火(炎症・熱)が生じてきます。
これは、エネルギーが強く熱を発する実熱(じつねつ)に対して、一般に虚熱
(きょねつ)といわれるものです。
この熱は、冷やすのでなく、潤いを与えることで軽減します。
胃腸の消化機能が極度に低下して食べた物が完全に消化されず,咀嚼したその
ままの形で便となって排泄されるもので,下痢のときに腹痛を伴うこともあり
ます。
前回、寒痛を説明しましたが、漢方では痛み方により、その原因を考えます。
張るような痛みは 気の停滞
刺すような痛みは 血の停滞
重いような痛みは 水の停滞
しくしくといつまでも続く痛みは 気と血の不足 と考えます。
寒冷感を伴う疼痛、寒冷を受けて起る疼痛のこと。
痛みの場合、その痛みが冷えて悪化するか、温めて悪化するかは、非常に大切
な判断基準です。治療にも応用されます。
人体を暖める火には君火と相火の別があるとされています。君主の方が少し地
位が上ですね。
”心の火”といわれる君火を除く臓腑に関係した火を、相火(そうか)と呼び
ます。
その中の腎の火を別に命門の火とよび、相火と命門の火がイコールのような
イメージがありますが、用語の上では、命門の火は相火に含まれることになり
ます。
人体を暖める火には君火と相火の別があるとされています。
君火は”心の火”で、人体で最も重要な火とされます。心以外の臓腑に関係した火を
相火(そうか)と呼び、またその中の腎の火が前回説明の命門の火です。
腎には命門の火というものがあります。この火は身体を温める火ではなく、
最低生命を維持する火で種火と考えてよいものです。
これを身体を温める火に変えるためには、肝胆の力を借りて燃え立たせます。
そして燃え立った火を全身に送り届けて温めます。
この命門の火は、種火のようでわずかではありますが、この火が消えてなくな
るということは、読んで字のごとく命がなくなるということです。
しかし、この命門の小さな火でも唯一できる仕事が「勃起」です。
命門の火の指令によって反応し勃起させています。
臍の下に力が入らず、軟弱無力になることをいいます。
お臍の下には丹田(たんでん)[(85)で紹介]という場所があり、この部分に
力がない人は、腎に問題がある腎虚の証とされ、八味地黄丸の使用ポイントと
してよく取り上げられる症状です。