漢方用語集: (98) 遺精(いせい)
遺精とは性交によらないで自然に精液をもらす病症を指します。遺精には、
夢遺と滑精の別があり、夢の中で遺精するものを夢遺といい、夢に関係なく
遺精し、甚しいときには覚醒時に精液を流す者を滑精をいいます。
腎は精液をしっかり蔵しておくべき臓なのですが、精液を守れなくなっている
状態として、腎の力を強めること(補腎)を考えます。
遺精とは性交によらないで自然に精液をもらす病症を指します。遺精には、
夢遺と滑精の別があり、夢の中で遺精するものを夢遺といい、夢に関係なく
遺精し、甚しいときには覚醒時に精液を流す者を滑精をいいます。
腎は精液をしっかり蔵しておくべき臓なのですが、精液を守れなくなっている
状態として、腎の力を強めること(補腎)を考えます。
陰萎とは、何らかの原因で勃起能力が低下し性交能力を失うことをいいます
インポテンツ・EDと同義語です。
漢方では、腎虚(じんきょ)のひとつの症状で、動物性の生薬の作用が強く、
補腎薬が精力剤と見られるのはこのためです。
からだの健康と精力は平行しているものなので、精力だけを強調したあやしい
商品には注意しましょう。
また、逆に陰萎や精力の減退を恥ずかしがることなく、正しい精力剤の知識で
夫婦いっしょにサポートしていくことが大切です。
夏休み親子漢方薬局見学会を開催して、子供たちの関心を集めたのが、柿のヘタ。
干し柿を食べた後に残るそのもので、身近の漢方にぴったりです。
この柿のヘタは、シャックリの特効薬として覚えておいてくださいね。
そのシャックリを、吃逆(きつぎゃく)といいます。
吃逆はだれにでも起こるありふれた状態ですが、れっきとした運動機能障害の
1つで、横隔膜がけいれんした後、声門が素早く閉じるときに出る音をいいます。
中国には、昔から有名な中医師(漢方医師)によって発明されたさまざまな
処方、或いはある時代の流行病に対して良く効く処方があります。
その中で取り分け良く使われるものが、使い易い製剤になったものを中成薬と
呼びます。
内用薬として、錠剤、丸薬、粉末剤、顆粒剤、シロップ剤などがあり、
外用薬として、チンキ剤、軟膏があり、いずれも安全で優れた効力があります。
中国には漢方薬ありません。えっ?って思われることでしょう。
漢方という言葉は、オランダ医学の蘭方(らんぽう)に対して、漢の国の医学
として漢方といわれたことに始まります。
ですから、日本から見たものです。その他、西洋医学・東洋医学という分け方
もあります。
中国では、漢方でなく、自分たち中国の医学ですから「中医学(ちゅういがく)
」といいます。中医に対して、西洋医学は西医と区別され、一般の人たちは、
自分の考えで、中医医療を受けるか西医医療を受けるかを選択できます。
気功(きこう)とは、「気」(生命エネルギー)によって、自己の免疫力、
治癒力や調整力を高めて、健康のレベルを上げ、「自養其生」(みずからその
生命を養う) することをめざす健康法です。
気功は元来、医療気功としての「軟気功」と、武術気功としての「硬気功」と
に大別されます。そして軟気功は、「内気功」と「外気功」とに分けられます。
「内気功」は自分で行う養生気功です。 それに対して、内気功で養った気の
力を外に出して、他人のために気を与えるのが「外気功」です。
中国の病院では内科、外科と並んで「気功科」がありますが、気功科では、患
者に外気功を施す一方で、 患者が自分で自分の気を養っていく方法(内気功)
を教えています。
導引(どういん)とは、中国に端を発した養生法のひとつで、皮膚を摩擦や
マッサージしたり、 筋肉・関節を適度に動かす事により、身体の歪みを取り
気血の流れを良くし、人間の身体に本来備わっている、自己治癒力を効果的に
働かせるのを目的とする方法です。
では何を導き引き入れるのかというと、それは『気(エネルギー)』で
ただ単に体の表面を撫でたり押したりして気持ちいいという範囲のものでなく
漢方理論に準じて行われます。
漢方療法とは、漢方理論に基づいで治療を行うもので、その方法は湯液(とう
えき)、鍼灸(しんきゅう)、そして現在の按摩マッサージに当たる導引(ど
ういん)が含まれます。
皆さんが一般によく知っている漢方薬というものが、この薬草を組み合わせて
煎じたものを飲んで治療する湯液(とうえき)にあたります。
お灸に使うモグサは、ヨモギ餅でよくご存知のヨモギの葉から作られます。
葉を乾燥させて、もんで綿のようにしたものです。
このモグサを皮膚の(つぼの位置)上で燃やして、温熱刺激を与えるのが
灸(きゅう)です。ツボの刺激方法の違いで針と灸があり、併せて鍼灸療法と
いいます。
手足の爪の生えぎわには、井穴(せいけつ)と呼ばれるツボがあります。
ここに針を刺して少量の血液を出血させることで、自律神経と免疫機能を
調節して、白血球の顆粒球とリンパ球のバランスを整え、病気を治す治療法を
刺絡(しらく)療法といいます。
手足の指は内臓の働きと密接にかかわっているといわれていて
親指は肺などの呼吸器、人さし指は胃腸などの消化器、小指は心臓や
腎臓などの循環器の働きを高める効果が期待できます。