33.キクラゲ

 きくらげは木のように見え、人の耳に似た形をしていることから「木耳」と書くきのこ類です。味は淡白ですが、くらげのようにコリコリした歯ごたえがあり、中華料理ではおなじみの食品です。黒きくらげと白きくらげの2種類があります。
きくらげは、なんといっても体内でビタミンDに変化する、エルゴステリンが豊富なこと。特に骨を強化するプロビタンDが多く、ビタミンDの効力として約100g中に16000IUと桁外れに沢山含まれていることからも、骨粗鬆症には大変効果的な食材です。
また食物繊維の含有量も、全食品中最高の約7割を占めることから、便秘や大腸がんの予防をはじめ、高血圧・婦人病・動脈硬化対策にも効果絶大。特に黒きくらげには、鉄分が100g中に約44mgも含まれているので、貧血予防にはおすすめです。豊富なビタミン・ミネラルを含む一方で、カロリーが低いので、ダイエット中の方も安心してたっぷりどうぞ。
白きくらげはビタミンB群・Eが多く、きくらげのぬめりはにかわ質で、滋養強壮の効果が強く、老化防止にも有効に働きます。