9.防寒・ストレス・安眠対策にシベリア人参

 冷え性の人にはつらい季節がやってきました。そこで紹介するのは、シベリアの厳寒の中で生育している植物、ウコギ科の「五加参(ごかじん 和名 エゾウコギ)」。茎に小さなトゲがあるので「刺五加(しごか)」とも呼ばれ、シベリアで多く取れることから「シベリア人参」とも呼ばれています。  かつて、旧ソ連軍と中国軍が黒竜江で衝突した時、厳寒のため中国側の多くの兵士が霜焼けや凍傷に悩まされていたことがありました。このとき様々な防寒薬品の研究が行われましたが、最も効力を発揮したのがこのシベリア人参であったといわれています。
 60年代、旧ソビエト科学アカデミーなどの研究によって、シベリア人参には、交感神経や副交感神経の働きを調整し、頭脳労働の効率を高めたり、ストレスへの抵抗力を高める働きのあることが分かってきました。
 服用すると体力が増強され、疲労の回復が早まり、寒冷や酸素欠乏など悪環境での生体の適応能力が高まります。そのためロシアでは、宇宙飛行士を始めパイロットや登山家、長距離トラックの運転手など、環境の変化に速やかに対応しなければならない人たちの常備薬となっています。
 実は日本では、緊張せずに実力を出したいという役者さんたちが利用しているそうです。また、寒さで手足が冷え、不眠に悩まされる方にもお勧め。体が温まり、いつの間にか眠れます。