何とか風邪を予防できないでしょうか

 風邪やインフルエンザにかかるかどうかは、細菌やウイルスなど「外邪(がいじゃ)」と、抵抗力「正気(せいき)」という2つの素因が関係しています。

予防するには、正気を強くすること、外邪を抑えることがポイントです。

正気を高めるためには、バランスのいい食事を取り、寝不足とならないようにすること。外邪を抑えるためには、うがい・手洗いをしっかりすることです。漢方薬の「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」はこの生気を高める代表的な漢方薬です。

最近、緑茶の抗菌作用が注目され、うがいにも用いられたりしていますが、中国では風邪がはやる季節には、板藍根(ばんらんこん)というアブラナ科のホソバタイセイの根のお茶を飲み、これでうがいするのは普通です。昔は、生活に使う水がめにこの薬草を入れておき、調理などすべてに使って予防していたといいます。

さらに、インフルエンザが流行しているときに北京動物園で生まれたパンダ赤ちゃんのため、母親の餌に板藍根を混ぜ、授乳させることで予防していると中国の新聞で報じていました。このように、板藍根は外邪を抑えるのに役立ちます。

風邪やインフルエンザの予防には、まず正気を高め、外邪は"のどぎわ"で防ぎたいものです。"かぜ予防
うがい 手洗い 板藍茶"は中国漢方の常識です。

最近は日本の事情にあった板藍根のエキスを粉状にしたお茶やのど飴があり、気軽に利用できるようになっています。