88.インフルエンザ対策

ー新型インフルエンザが広まる中、どこのお店もマスクが売り切れで、買うことができませんでした。うがい・手洗いのほかに、漢方での対策がありましたら教えてください。(40歳・女性)
 まず睡眠と栄養をしっかりとり、人ごみをなるべく避けることが大切です。十分な睡眠と栄養は体の防衛力を高め、ウイルスに感染しにくく、感染しても症状を軽くするためには欠かせません。春から夏にかけての免疫アップには、体の気(エネルギー)と陰(体液)を補う「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう、処方名=生脈散)」がお勧めです。
 また、のどからのウイルスをブロックするのに役立つ漢方が「板藍根(ばんらんこん)」のお茶。中国ではインフルエンザのシーズンに、小中学校の校門で、登校してきた子供たちののどにスプレーで板藍根の煎(せん)じ液を吹きかけて健康管理に用いることもあるそうです。外出前と帰宅後に、板藍根のお茶を飲むと良いでしょう。最近は板藍根のアメも発売されているので、外出時には持ち歩き、人ごみではなめておくと良いでしょう。そして、のどがおかしいなと思ったら、板藍根のお茶とともに漢方の風邪薬「銀翹散(ぎんぎょうさん)」を早めに飲むこと。マスク不足も漢方の知恵でカバーして乗り切ってください。この対策は、風邪や季節性のインフルエンザにも役立ちます。