血圧の変動が激しく、うまくコントロールができません。

見るからに血圧が高そうな感じのよく太った人は、意外と降圧剤でコントロールができていて、逆に少しやせたタイプの方が漢方薬を求めて来局されることがあります。血圧のコントロールがうまくいかず、薬を飲むと下がりすぎてフラフラしたり、気分が悪くなることを訴えられます。

高血圧といっても、原因となる疾患が別に存在するものがあるので、まず検診を受けていただくということはいうまでもありません。その結果、はっきりとした原因がないのに変動が激しかったり、下の血圧がなかなか下がらないという方には漢方が役立ちます。

今回の話は、よく太った人の場合は除きます。あまり太っていないのに、次第に血圧が上がってきて変動がはげしいという方は、年齢とともに体の水分が減り、血液も粘り、そのために気がのぼっているというタイプです。のぼせたり、目が疲れたりするけれど、腰から下は冷えたりします。例えるなら、風船が風に乗って上がったり下がったりしている様子です。

こんな時は、血液をサラサラにする[冠元顆粒(かんげんかりゅう)]と「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」を併用することをお勧めします。上がった風船を引き下ろし、下でしっかりとつかまえておくことができます。


もちろん、併せて運動と食事も大切です。減塩を心掛けることと、大豆などのタンパク質、魚と野菜、海藻をの摂取することをお勧めします。