岡山リビング記事: 209.ガムと飴が手放せません

ー口が渇き、舌が焼けるように痛いので、いつもガムをかんでごまかしています。なかなか原因も分からず困っています。(30歳・女性)

 地球温暖化、生活環境の変化、ストレスなどさまざまな要因から、乾燥体質の人が増えているといわれる現代。人口の25%がドライマウスにかかっているという欧米の疫学調査報告もあります。ドライマウスがひどくなると舌の痛み、口臭、味覚異常も引き起こすので、侮れません。
 唾液は、1日1.5㍑分泌され、その中には水分だけでなく、抗菌物質や消化酵素、成長因子などさまざまな成分が含まれています。唾液分泌量が減ることは、口の中の症状にとどまらず、風邪や肺炎にかかりやすくなったり、消化器疾患の原因になったりもします。  漢方では「皮膚(粘膜)=肺=燥」という関係性を重視します。「肺」とは、呼吸に関係する皮膚(皮膚呼吸)、鼻、のどまで含めた大きな意味。乾燥の症状は、のどや鼻の粘膜、目、肌、腸の乾燥(コロコロ便)、女性では膣分泌液の不足・・・と、皮膚・粘膜のあるさまざまな身体器官に及びます。
 これらの乾きには、「百合(びゃくごう・百合の根)」「北沙参(きたしゃじん)」「玉竹(ぎょくちく)」といった、食材のように使える潤いをもたらす漢方を試してみるとよいでしょう。

岡山リビング記事: 208.手足口病などウイルス対策も漢方で!

―手足口病が大流行していますよね。わが家の夏休みは、プール遊びが欠かせない行事で、他にもプール熱や水イボなども気になります(40歳・女性)

 手足口病は、口の中や手、足などに水疱(すいほう)性の発疹(ほっしん)が出る、ウイルス感染。プール熱は、咽頭(いんとう)結膜熱という感染力の強いアデノウイルスが原因です。プールで泳いだり、水遊びをしたりした5、6日後、40℃近い高熱、のどの痛み、目の充血、下痢などの症状が出ます。いずれも夏かぜの代表的な感染症といえるでしょう。
 漢方の対処法としては、初期の目の充血やのど痛に「天津感冒片」、下痢や嘔吐(おうと)には「勝湿(しょうしつ)顆粒」の併用をお勧めします。
 また、水いぼは、伝染性軟属腫というウイルス感染の一種。ハトムギ(医薬品ではヨクイニン)と板藍根(ばんらんこん)のお茶の組み合わせが第一選択だと思います。
 細菌やウイルス対策で重要なのは予防。外から帰ったり、トイレから出たらまずは手洗い。そして、抗ウイルス作用のある「板藍(ばんらん)茶」によるうがい習慣を。また、体質強化のためには「衛益(えいえき)顆粒」も効果的です。ただし、症状が強いときは、すぐにかかりつけの医療機関を受診しましょう。

岡山リビング記事: 207.遅い梅雨、湿気と冷えが辛い

-梅雨入りすると体がだるく、胃腸の調子も優れず、クーラーも嫌で関節が痛んだりと憂鬱な日々です。(50歳・女性)

 最近の気候変化は異常で、真夏のように暑い日があったり、梅雨に入って冷えたりと、この時季体調が優れないのは、湿気や冷えが原因と考えられます。
 体内の水分が代謝されずに停滞し、汚く濁った湿気「湿濁(しつだく)」が体内にたまることで、胃腸の働きが鈍くなったりします。栄養も吸収できず新陳代謝が低下。夏バテや熱中症などを引き起こしやすくなります。この湿濁を取り除き、新陳代謝を活発にするのが「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」の名で知られる「かっ香正気散」。体の中を”ドライクリーニング”してくれる漢方で、中国では夏の常備薬としてポピュラーなものです。
また長雨で予期せず冷える日も訪れ、「痛くて歩けないし座れない」「外出できないので気がめいる」など、関節痛や神経痛に悩む人も増えてきます。
〝独りで歩ける〟という名の「独歩顆粒」は、痛みやしびれに効果的な漢方です。16種類の生薬からなる漢方で、リウマチや慢性関節炎、五十肩、腰痛、座骨神経痛などの痛み、しびれに使用され、特に慢性化した人や使い痛み、冷えたとき、雨が降る前、または老化による痛みやだるさにも奏効します。
湿度と体温調整をして上手に乗り越えてください。

岡山リビング記事: 206.ツイッターで話題の熱中症対策漢方

―まだ5月なのに30度超えなんて・・耐えがたい真夏日、猛暑日がもうすぐやってきます。家庭菜園が今の楽しみなのですが、熱中症が心配です。ツイッターで熱中症対策の漢方というのを見かけたのですが、何だったでしょうか。(50歳・女性)

 屋外で長時間仕事をする人だけでなく、高齢者や糖尿病など持病のある人は、室内にいても熱中症の危険があるだけに注意が必要です。炎天下での庭仕事やゴルフのお父さん、野球、サッカー練習中の子どもたちが突然倒れたという話を聞きますが、外出前に「麦味参(ばくみさん)顆粒」を1包飲んでおくことが熱中症対策になります。ツイッターで話題になり注目されています。スポーツドリンクに数包溶かして持ち歩いている人もいます。働き盛りの人は、微小循環改善作用のある「冠元(かんげん)顆粒」も併せて使います。
 麦味参顆粒は、人参(にんじん)、麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)の3種で構成された薬。人参には汗とともに失われた体力(気=エネルギー)を補い、心臓機能を高める作用があり、麦門冬、五味子には津液(しんえき)という体内で有用な水分を作り出す作用があります。麦味参顆粒と冠元顆粒は中国漢方でも最も強力な組み合わせといえるでしょう。
 普段の生活に漢方を取り入れて家族みんな、今夏も元気に乗り切ってください。

岡山リビング記事: 205.春は気を巡らし、気分スッキリと

―春が来ると花粉症ではないのですが、毎年体調がすぐれません。転勤、子どもの進級など、心配ごとが多いのは事実です。(39歳・女性)

 春は、引っ越しや入学、入社など環境の変化に心と体が追い付かず、ストレスがたまって体調を崩す人が増える季節。
 この時季になると、ストレスと関係の深い臓器「肝」の負担が大きくなり、胃腸障害が現れやすくなります。対処法は、まず朝は早く起き、散歩やスポーツで全身の筋肉を緩め、気分をリラックスさせること。
そしてシソ、春菊、ミツバ、セロリなど香りのある食材で気を巡らせましょう。また、ワラビ、タケノコなど旬の野菜や、シジミ、アサリなどの貝類は、肝の働きを整えてくれます。
 漢方では、香りの強い薬草を多く含み、アロマを凝縮したような「開気丸」もよく用います。木香(もっこう)、枳穀(きこく)、厚朴(こうぼく)、陳皮などには、うっ滞した「気」をスムーズに流すことで胃腸の働きを整え、腸内のガスを取り除きます。また、延胡索(えんごさく)には、優れた鎮痛作用があります。
 さらに、目が疲れやすくなったり、めまいがしたり血圧が急に上昇したりした人には、飲む目薬といわれる「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」、イライラして気分が晴れない人には「逍遥(しょうよう)散」がお勧めです。

岡山リビング記事: 204.今から心配!鼻水、目の痒み

―急に温かくなってきたと思った途端、花粉症の話題が・・
鼻水、鼻づまり、目の痒(かゆ)み…。気分がすぐれません。今からの対策はありますか。(23歳・女性)

 普段の生活に支障が出るほど花粉症がひどい人にとっては、花粉が多く飛散する時季をいかに乗り切るか、苦労しますね。体質改善を進めながらオーダーメードの治療を行うのが漢方スタイル。花粉症の症状別にみると、タイプは大きく2つに分けられます。
 大量の水鼻、くしゃみ、涙目の人を「寒証」(寒体質)と呼び、水鼻を止めたい人には、まず小青竜湯(しょうせいりゅうとう)をお勧めします。それでも症状が止まらなければ麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を用います。
 目の痒みや充血、黄色の粘ついた鼻水の人は「熱証」(熱体質)です。痒みや目の充血には風邪ののど痛に使う銀翹散(ぎんぎょうさん)、充血や腫(は)れが強いときは越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)を用います。
 寒と熱が混在することも多く、そのときは症状の強弱により併用するとよいでしょう。症状が出ていない今からは、最近”スーパー乳酸菌”として注目されているL.ロイテリ菌1日1粒で腸内の菌質を改善し、シーズンのアレルギー反応を抑えます。
 漢方+乳酸菌の花粉症対策は、眠くなったり口が渇いたりすることはありませんので、お試しください。

岡山リビング記事: 203.インフルエンザは家族で防ぐ!

―インフルエンザの流行が大流行。。予防接種をしていても完全に防ぎきれないとも。受験生がいます。効果的な漢方はありませんか。(46歳・女性)

 インフルエンザや風邪など多くの感染症を防ぐには、何より〝体の水際対策〟を講じることが大切です。自分だけでなく、家族全員で対策を行なうことが大切。マスク、手洗い、うがいプラス、効果的な漢方をとのことですので、「板藍根(ばんらんこん)」を用いる予防法を紹介します。板藍根は、アブラナ科・ホソバタイセイの根で、藍染め染料にも使われる植物。そもそも藍染めには、抗菌・防虫効果があることから、昔、武士が鎧 (よろい)の下に着ける肌着や、農家の人が履くモンペ素材にも使われていました。眠くならないので、受験生のお子さんや車を運転される人にもお勧めしています。
 板藍根のお茶は、人込みへ出掛ける前に飲み、帰宅したらこのお茶でうがいをします。体の水際対策だけでなく、家庭の水際対策は玄関で。ひとりが感染して家に持ち込むと大変!外出時には、板藍根エキスを練り込んだのどアメを携帯すると良いですね。規則正しい生活に努め、「うがい・手洗い・ばんらん茶」を心掛け、この季節を乗り切ってください。ただ、寝不足で体力を落としやすい受験生にはさらの併用が乳酸菌が有効です。
“スーパー乳酸菌”として注目されているL.ロイテリ菌は母乳由来で、生きて口内(感染の第一防衛線)と腸内に定着して腸管免疫を高めます。ちなみにL.ロイテリ菌は、世界63ヶ国以上の医療現場で「菌質改善乳酸菌」として採用されています。

岡山リビング記事: 202.友人お勧めの〝板藍のど飴〟

―受験生を抱えてインフルエンザの流行に敏感になっていると、友人がパンダの小袋に入ったのど飴を勧めてくれました。詳しく教えてください。(30歳・女性)

 飴なので気軽に勧めたり、最近ではツイッターで話題になって、問い合わせも増えています。店頭にも「ばんらん飴あります!」のポスターを貼っています。特に今年はインフルエンザの流行が早く、「板藍(ばんらん)のど飴」が〝パンダののど飴〟としてインターネット上で受験生を中心に話題になっているようです。
 板藍のど飴は、抗ウイルス消炎作用を持つ板藍根(アブラナ科・ホソバタイセイの根)のエキスが練り込まれています。
のど飴の良いところは、いつでもポケットから出してなめられる手軽さ。人混みや乗り物の中など換気の悪い所で、周囲の人がセキをしていたり、ノドがおかしいなと感じたとき、マスクとともに即対応できます。
 風邪もインフルエンザも感染予防の基本は免疫力を落とさないこと。同時にウイルスが体内に入り込まないよう素早く〝水際〟で防ぐこと。そうした対策に飴の手軽さが役立っています。もともと板藍根のお茶があって、その飴タイプが発売され、用途によって使い分けられています。外出先では飴、帰ったら、うがい・手洗い、そして板藍茶を飲めばさらなる対策となるでしょう。飴2粒でお茶1包と同じ成分量、糖分が心配な方も、1粒9.6カロリー(16粒で茶碗1杯のご飯と同じ)なので安心です。
寒気到来、この冬も漢方の知恵で乗り切りましょう。

岡山リビング記事: 201.若さと美の決め手は血(けつ)!

―冷えが辛い季節となりました。それだけでなく乾燥肌で肌ケアをするのも大変。美容にも良い漢方があると聞きましたが・・・。(43歳・女性)

 冷え性で、しかも乾燥肌に悩んでおられるとのことですが、健康で美しくありたい女性に適した漢方としては「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」をよく使います。 主成分の当帰とは、女性の体に欠かせない生薬(しょうやく)として知られるセリ科の植物です。元気で若々しく過ごすためには、全身の細胞に栄養と酸素を供給し、老廃物を回収するための血の量とその流れが大切です。

中国漢方の冷え対策は、血液循環を良くし、全身の陽気(エネルギー)を高め、血液の量を増やすことです。その点、当帰は血を補ってくれるので、月経不順はもちろん、貧血、シミや乾燥肌の緩和、肌や髪の毛をみずみずしく保ち、美しさを引き出してくれるなどの効果も期待できます。中国では、当帰を飲む習慣がある揚子江中流周辺の女性の肌がとてもキレイだといわれ、納得できる話だと思います。生理で血を失う女性にとって、当帰は〝女性の宝・美容の女王〟とも呼ばれます。

 この「婦宝当帰膠」に、微小循環改善の「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」を併用すると、きっと実感されることと思います。血を造って・増やして・流す。そしていつまでも美しくいてください。

岡山リビング記事: 200.頻尿や尿漏れにお勧めの漢方!

 ―恥ずかしながら頻尿や尿もれに悩んでいます。行楽シーズンなのに、友達に誘われてもトイレのことが気になり、積極的に外出できません。(50歳・主婦)

 せきやくしゃみの瞬間やカラオケで大きな声を出したときに下着がぬれる、といった症状は「腹圧性尿失禁」です。
40歳以上の女性の2人に1人が経験しているとも言われています。女性に多い理由は、尿道が男性より短いこと、排尿に関連した筋肉が緩みやすくできていることもあり、これらの筋肉は、肥満や出産、加齢などでも弱くなる傾向があります。男性は、前立腺肥大に伴う排尿障害が疑われます。
中国漢方では、排尿のトラブルを加齢に伴う「腎虚」の一つと考えます。ホルモン分泌や泌尿器、生殖器機能をつかさどる「腎」の働きが低下したことによるものと考え、補腎薬といわれるものでその機能を回復させていきます。
そこでお勧めなのが、鹿の角、亀の甲を使った、コラーゲンたっぷりの漢方・亀鹿仙(きろくせん)です。肌や髪に潤いを与えるとともに、頻尿や夜間尿の改善に役立ちます。甘いペースト状(形態に便利なスティクタイプ)で、いつでもどこでも、水なしで飲めるので、行楽のお供にぜひ活用ください。