岡山リビング記事: 224.感染症の重症化対策は微小循環改善

主治医から「11月は急激な血圧上昇に十分注意を」と言われています。普段から朝晩の血圧は高いのですが、昼間はそれほどではありません。年齢のこともあり、感染症の重症化も心配で、漢方で血圧を安定させられるでしょうか。(60歳代・女性)

 血圧の変動が激しく、降圧剤を飲むと下がり過ぎてフラフラしたり、気分が悪くなるなど、コントロールがうまくいかない人が漢方薬を求めて来局されることがあります。少し痩せたタイプの人が多く、逆によく太った人は意外に薬でコントロールできています。高血圧は、原因となる疾患が別に存在することがあるので、まずは病院で受診を。その結果、明確な原因がないのに血圧変動が激しく、下がなかなか下がらないという人には漢方が役立ちます。
太っていないのに徐々に血圧が上がってきて変動が激しい人は、年齢とともに体の水分が減り、血液も粘り、そのため気が上っているというタイプ。のぼせたり、目が疲れたりするけれど、腰から下は冷えたりしています。
そんな人には、微小循環(毛細血管の流れ)を改善する冠元顆粒(かんげんかりゅう)杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)の併用を。
さらに、心配なコロナウイルス重症化の基礎疾患は、高血圧・糖尿病・心臓病などの循環障害にかかわる疾患です。漢方とともに運動と食事も大切です。
減塩を心掛け、大豆などのタンパク質、魚と野菜、海藻を摂取することを心掛けましょう。

岡山リビング記事: 222.今年のインフルエンザ対策は早めに

今年の冬は、コロナとインフルエンザがダブルで心配です。個人でできる対策があれば教えてください。(40歳・女性))

まず睡眠と栄養をしっかりとり、三密を避けることが大切です。十分な睡眠と栄養は体の防衛力を高め、ウイルスに感染しにくく、感染しても症状を軽く重症化させないためには欠かせません。夏の疲れが残る秋の時期の免疫アップには、体の気(エネルギー)と陰(体液)を補う「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう、処方名=生脈散)」がお勧めです。
漢方が苦手という方は、口腔ケアと腸管免疫を同時にするL.ロイテリ菌を1日1粒!
そして、のどからのウイルスをブロックするのに役立つ漢方が「板藍根(ばんらんこん)」のお茶。中国ではインフルエンザのシーズンに、小中学校の校門で、登校してきた子供たちののどにスプレーで板藍根の煎(せん)じ液を吹きかけて健康管理に用いることもあるそうです。外出前と帰宅後に、板藍根のお茶を飲むと良いでしょう。外出時にはSNSで話題の板藍根ののど飴を持ち歩き、人ごみではすぐ舐めておくと良いでしょう。そして、のどがおかしいなと思ったり、熱っぽかったら、板藍根のお茶に併用して漢方の風邪薬「銀翹散(ぎんぎょうさん)」を早めに飲むこと。毎年のインフルエンザ対策でとても喜ばれています。今年はインフルエンザや普通の風邪を引き込まないようにすることが大切です。予防接種とともに家族・職場で実践してください。

岡山リビング記事: 221.ステイホームで体調不良!お勧めの漢方は?

感染対策でリモート勤務、飲み会までリモート。運動不足と慢性的な目の疲れ、そして最近は不眠まで・・。良い漢方があれば教えてください。(34歳・女性)

仕事や人とのコミュニケーションまでPCやスマホのディスプレイの中ということで、最近目を酷使しているという人は多いことでしょう。

中医学では「肝は目に孔(あな)を開く」と言い、目は肝と深くかかわっていると考えます。また、血は目の栄養源で、目を使うことで血が消耗されるとも考えます。長時間、特に夜に目を使いすぎると血が消耗されて栄養が行き渡らず、目が乾き、かすみ、疲れやすくなり、さらに頭痛、肩こり、不眠、精神不安を引き起こし、イライラ、うつ状態、女性の場合は生理不順になることもあります。

そこでお勧めなのが”飲む目薬”とも言われる杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」。この薬のベースとなる「六味地黄丸(ろくみじおうがん)」と「枸杞子(くこし)」には、肝を養い、血を増やす作用があります。また中に入っている菊の花は目の充血を抑え、視力回復に役立つ働きを持っています。

さらに、目の酷使とともにステイホームによる運動不足で血流が悪くなると、「髪は血余(けつよ)」抜け毛がどんどん増えて困っている方の相談も多くなっています。
血を流す冠元顆粒(かんげんかりゅう)や血を増やす婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)を併用することで、目の疲れとともに不眠、生理不順、抜け毛の改善となるでしょう。

岡山リビング記事: 220.水いぼにもウイルス対策

―水いぼができ、ハトムギの粒を飲ませています。早く治してあげたいのですが、ほかに効果的なものはありませんか。(34歳・女性)
 ハトムギとは食品としての呼び名、ヨクイニンはハトムギの殻をむいたもので医薬品の扱いとなります。基本的には同じものです。
 水いぼは正式名を伝染性軟属腫(しゅ)といい、ウイルス感染の一種。水いぼには、ハトムギ(ヨクイニン)と板藍根(ばんらんこん)のお茶の組み合わせが第一選択かと思います。今まで、内服薬は、ハトムギぐらいでしたが、抗ウイルス作用のある板藍茶の併用は、治りを早めるのと、広がりを止める作用があります。
 この2つの併用でも、なかなか枯れない場合、五行草茶(スベリヒユのお茶)を足します。
 ハトムギは食用の雑穀なのでたくさん摂取しても問題ありません。また、板藍茶は、体重に応じて大人の4分の1~2分の1量を飲むとよいでしょう。効果が表れると、水いぼは枯れるように小さくなり、自然に落ちます。
 プール熱、ヘルパンギーナ、水いぼなど、夏も感染症には注意が必要です。今年はプールはお休みというところが多いと思いますが、それ以上に厄介なウイルスが気になります。風邪、インフルエンザ対策同様に、帰ったら手洗い・板藍茶でうがい、板藍のど飴(あめ)をお忘れなく。周りからの感染を防いだり、兄弟でうつらないために、”夏も活躍!うがい・手洗い・ばんらん茶”をお忘れなく。

岡山リビング記事: 219.ライブにお勧めの漢方!

-ライブ前に飲んでおくとよいという漢方があると聞きましたが、どんな漢方なのですか。(46歳・女性)

 緊急事態宣言も解除され、県をまたいだ行き来もはじまりました。新型コロナウイルスの脅威はこれからも続くようですが、いろいろなイベントも感染症対策をして再開されることでしょう。ただ、心配なのは巣ごもり生活から解放されてすぐに、過度の運動や直射日光にさらされることです。汗をかくことに慣れていない体は悲鳴を上げてしまいます。質問の漢方は、先月紹介した”麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)”だと思います。
“激しいライブでも、腰掛けることなく立ちっぱなし。翌日、会社に元気で出勤・・・”ツイッターで話題になりました。ライブ前1包飲んで準備、持ち込みドリンクに1包溶かしてサポート、終了後はとどめの1包でケア・・だそうです。

麦味参顆粒は別名”飲む点滴”といわれ、体力や心臓機能を高める作用のある人参(にんじん)、体液を作り、漏れを防ぎ、疲労物質の乳酸を分解して疲労回復させる働きの麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)の3種で構成された飲みやすい顆粒の漢方薬です。スポーツドリンクや麦茶に溶かして気軽に補給できます。

ライブに出かける若者だけでなく、庭の草むしり・・夜足がつらなかった 山登り・・靴ひもを結ぶときに飲んでおくと息切れ少ない、ランニング・・胃が痛まず快調に距離をのばした、炎天下の仕事・・のどの渇き方が全然違う、など多くの感想が寄せられて、年齢を問わずファンが多い漢方です。
今年はいつもにもまして出番が多いでしょう。

岡山リビング記事: 218.「マスク熱中症」予防にお勧めの漢方!

-マスク生活に慣れてきましたが、気温が上がるにつれて、マスクの中が蒸れることから引き起こされる熱中症が気がかりです。(55歳・女性)

 ”マスク熱中症”という言葉ができるぐらい、今年は早くから熱中症が心配されています。夏までに体温調節機能を回復させるために「巣ごもり」から「まずは三密を避けて外出」に取り組むのも夏バテ対策の一つです。
 漢方の面から言うと、夏場は、大量の発汗により、体液だけでなく体力(気=エネルギー)も消耗します。気を消耗すると、心臓の機能が弱まり、さらに発汗により血液が濃くなり、粘りを持つようになります。そうすると、血栓(けっせん)ができやすくなり、狭心症や心筋梗塞(こうそく)を招く危険性も考えられます。
 夏に体力が落ち気味というときにお薦めなのが”飲む点滴”といわれる漢方「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」。これはアスリートや登山をする人などもよく利用する漢方で、汗とともに失われたエネルギーを補い、体力や心臓機能を高める作用がある人参(にんじん)、体液を作り出す作用がある麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)で構成され、疲労物質の乳酸を分解してくれる漢方です。また、免疫力アップにも役立つので、感染症対策もなります。
 夏場は、水分摂取も必要ですが、ただ水を取るだけでは、食欲が減退したり、体が重だるくなったりするので、このこともお忘れなく。

岡山リビング記事: 217.巣ごもり鬱にお勧めのお茶

コロナ巣ごもりがいつまで続くのかと憂鬱です。今後のことをいろいろ考えてしまい、夜もぐっすり眠れません。(45歳、会社員)

普段でも新しい職場や学校、ご近所付き合いなど、春はストレスの多い季節ですが、今年は緊急事態宣言で憂鬱になったり、不眠に悩む方もいらっしゃるでしょう。
前回紹介の逍遥散逍遥散はイライラが強い方にお勧めです。

病院にも今は行きたくないし、お薬は飲みたくないという方におすすめのシベリア人参茶シベリア人参茶は”リラックスできてぐっすり眠れる”お茶。寝不足で肌の調子を気にするモデルさんの間にも流行しているようです。

どのようなものかというと、ウコギ科の植物で、シベリアの酷寒の地で生息することからシベリア人参シベリア人参と呼ばれています。旧ソビエト科学アカデミーなどの研究によって、交感神経や副交感神経の働きを調整し、ストレスへの抵抗力を高める働きがあることが判明。ロシアでは宇宙飛行士や運動選手など環境の変化に速やかに対応しなければならない人たちも飲んでいるそうです。

 具体的な利用法ですが、エキス粉末なのでそのままお湯に溶かして飲んだり、カモミールとホットミルクを加えてカモミールティーとしてもお勧め。女性には、冷え性によい「婦宝当帰膠(ふおうとうきこう)婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」との併用でスキンケアにも効果が期待できます。

岡山リビング記事: 216.外出できない・・漢方で気晴らしを

主人は在宅勤務で憂鬱そう、私は外出できないことで気持ちが晴れず、イライラで子供や主人に当たってしまいます。(40歳・主婦)

 ご夫婦で心身が不調というわけですね。春は人事異動、子どもの入学や進級、就職など、心配ごとも増える時季。そしてさらに今年は、屋外には大きな敵が蔓延しています。
憂鬱でやる気が出ない、イライラするなどの状態などを放っておくと、うつ病や不眠症、心身症につながります。
 春はストレスと関係の深い臓器〝肝〟への負担が大きくなります。〝肝〟は単に肝臓の働きだけではなく、情緒的な働き、自律神経、運動神経など神経系の働きも有しています。日常生活では、早起きをして太陽の光を浴びましょう。食事面では、春菊、ミツバ、セロリなど香りのある食材で気を巡らせます。ワラビ、タケノコなど旬の野菜や、シジミ、アサリなどは肝の働きを整えます。
 春の時季、ストレスからくるイライラが強い人には、漢方の「逍遥散(しょうようさん)」がお勧めです。逍遥とは、気ままに歩く、ブラブラ歩くという意味があり、病ではいろいろな症状が出たり消えたりする状態を表します。逍遥散は、自律神経の乱れに伴う不定愁訴改善とともに、胃腸の機能を整えつつ血液も補う働きを持っています。

岡山リビング記事: 215.風邪の後、残った咳に効く漢方!

-風邪の後2週間経ち、体調はほぼ回復しましたが、咳(せき)だけが残っています。肺炎も心配だし、人前で咳をすると嫌がられている感じです。(50歳・女性)

 風邪を引いたら最後まで咳が抜けないという症状は、呼吸器系がもともと弱い方や気管支炎の炎症が治りきっていない方に多くみられます。
 こんなときに常備しておくと便利なのが、道端の雑草スベリヒユのお茶。茎が赤く、葉が緑、花が黄、根が白、実が黒いことから、中国では五行草(ごぎょうそう)五行草(ごぎょうそう)とも呼ばれています。その昔、中国で母に虐げられていた娘が、赤痢(せきり)で死線をさまよっていたとき、スベリヒユを食べたらたちまち治ってしまったという伝説が残っているほど、現代でも大切な食材として親しまれています。
 漢方では細菌やウイルスなどの伝染性疾患を”熱毒(ねつどく)”といいますが、スベリヒユ(五行草茶)スベリヒユ(五行草茶)はこの熱毒を解消する働きがあるので、咳はもちろん、急性胃腸炎や慢性の潰瘍(かいよう)性大腸炎、ぼうこう炎、尿道炎、腎盂(う)炎などにも効果が期待できます。
 痰(たん)が出ない空咳の場合は、乾燥したのどを潤す漢方「麦門冬湯(ばくもんどうとう)麦門冬湯(ばくもんどうとう)」、痰が多く出て、胃腸の調子が優れないようなときは、気管支炎やぜんそくなどの治療に用いる漢方「柴朴湯(さいぼくとう)」とスベリヒユのお茶を併用するとよいでしょう。ウイルスが心配な時は、さらに板藍茶を併せても構いません。

岡山リビング記事: 214.ウイルス感染は日本国もカラダも水際対策!

受験生がいます。インフルエンザだけでなくノロウイルス、過剰反応かもしれませんが新型コロナウイルスも心配です(45歳・女性)

受験生がいます。インフルエンザだけでなくノロウイルス、過剰反応かもしれませんが新型コロナウイルスも心配です(45歳・女性)
 感染症といえばこれまで話題になった、デング熱やエボラ出血熱、鳥インフルエンザなど、国を挙げてのあらゆる防御対策が検討されました。知恵を絞り水際対策でまん延を防がねばなりません。
 風邪、インフルエンザも同様のウイルス感染症です。感染診断後の治療に頼るのでなく〝体の水際対策〟が最も大切です。
手洗い、うがい、マスクは欠かせませんが、漢方の知恵を活用するなら、やはり板藍根 (ばんらんこん)のお茶を用いる対策をお薦めします。
以前、SARS(サーズ)の爆発的流行のときに、中国で抗ウイルス生薬を研究した結果、この板藍根が注目されました。
 板藍根はアブラナ科・ホソバタイセイの根で、藍染め染料にも使われる植物。藍には、昔から抗菌・防虫効果があることが知られています。この板藍根には、抗ウイルス・消炎作用もあり、感染症が流行するシーズンに、私たちの体を守ってくれます。板藍根入りの「板藍茶」は、人ごみへ出掛ける前に飲み、帰宅したらこのお茶でうがいをしてください。眠くならないので、受験生も安心して利用できます。
しかし、感染症対策のベースは、カラダが本来持っている免疫力!バランスの良い食事と睡眠、そして粘膜強化の衛益顆粒や腸管免疫強化のL.ロイテリ菌を普段から活用します。
 規則正しい生活に努め「うがい・手洗い・マスク、そして板藍茶」を心掛けて大切なこの時期を乗り切りましょう。