岡山リビング記事: 218.「マスク熱中症」予防にお勧めの漢方!

-マスク生活に慣れてきましたが、気温が上がるにつれて、マスクの中が蒸れることから引き起こされる熱中症が気がかりです。(55歳・女性)

 ”マスク熱中症”という言葉ができるぐらい、今年は早くから熱中症が心配されています。夏までに体温調節機能を回復させるために「巣ごもり」から「まずは三密を避けて外出」に取り組むのも夏バテ対策の一つです。
 漢方の面から言うと、夏場は、大量の発汗により、体液だけでなく体力(気=エネルギー)も消耗します。気を消耗すると、心臓の機能が弱まり、さらに発汗により血液が濃くなり、粘りを持つようになります。そうすると、血栓(けっせん)ができやすくなり、狭心症や心筋梗塞(こうそく)を招く危険性も考えられます。
 夏に体力が落ち気味というときにお薦めなのが”飲む点滴”といわれる漢方「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」。これはアスリートや登山をする人などもよく利用する漢方で、汗とともに失われたエネルギーを補い、体力や心臓機能を高める作用がある人参(にんじん)、体液を作り出す作用がある麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)で構成され、疲労物質の乳酸を分解してくれる漢方です。また、免疫力アップにも役立つので、感染症対策もなります。
 夏場は、水分摂取も必要ですが、ただ水を取るだけでは、食欲が減退したり、体が重だるくなったりするので、このこともお忘れなく。

岡山リビング記事: 217.巣ごもり鬱にお勧めのお茶

コロナ巣ごもりがいつまで続くのかと憂鬱です。今後のことをいろいろ考えてしまい、夜もぐっすり眠れません。(45歳、会社員)

普段でも新しい職場や学校、ご近所付き合いなど、春はストレスの多い季節ですが、今年は緊急事態宣言で憂鬱になったり、不眠に悩む方もいらっしゃるでしょう。
前回紹介の逍遥散逍遥散はイライラが強い方にお勧めです。

病院にも今は行きたくないし、お薬は飲みたくないという方におすすめのシベリア人参茶シベリア人参茶は”リラックスできてぐっすり眠れる”お茶。寝不足で肌の調子を気にするモデルさんの間にも流行しているようです。

どのようなものかというと、ウコギ科の植物で、シベリアの酷寒の地で生息することからシベリア人参シベリア人参と呼ばれています。旧ソビエト科学アカデミーなどの研究によって、交感神経や副交感神経の働きを調整し、ストレスへの抵抗力を高める働きがあることが判明。ロシアでは宇宙飛行士や運動選手など環境の変化に速やかに対応しなければならない人たちも飲んでいるそうです。

 具体的な利用法ですが、エキス粉末なのでそのままお湯に溶かして飲んだり、カモミールとホットミルクを加えてカモミールティーとしてもお勧め。女性には、冷え性によい「婦宝当帰膠(ふおうとうきこう)婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」との併用でスキンケアにも効果が期待できます。

岡山リビング記事: 216.外出できない・・漢方で気晴らしを

主人は在宅勤務で憂鬱そう、私は外出できないことで気持ちが晴れず、イライラで子供や主人に当たってしまいます。(40歳・主婦)

 ご夫婦で心身が不調というわけですね。春は人事異動、子どもの入学や進級、就職など、心配ごとも増える時季。そしてさらに今年は、屋外には大きな敵が蔓延しています。
憂鬱でやる気が出ない、イライラするなどの状態などを放っておくと、うつ病や不眠症、心身症につながります。
 春はストレスと関係の深い臓器〝肝〟への負担が大きくなります。〝肝〟は単に肝臓の働きだけではなく、情緒的な働き、自律神経、運動神経など神経系の働きも有しています。日常生活では、早起きをして太陽の光を浴びましょう。食事面では、春菊、ミツバ、セロリなど香りのある食材で気を巡らせます。ワラビ、タケノコなど旬の野菜や、シジミ、アサリなどは肝の働きを整えます。
 春の時季、ストレスからくるイライラが強い人には、漢方の「逍遥散(しょうようさん)」がお勧めです。逍遥とは、気ままに歩く、ブラブラ歩くという意味があり、病ではいろいろな症状が出たり消えたりする状態を表します。逍遥散は、自律神経の乱れに伴う不定愁訴改善とともに、胃腸の機能を整えつつ血液も補う働きを持っています。

岡山リビング記事: 215.風邪の後、残った咳に効く漢方!

-風邪の後2週間経ち、体調はほぼ回復しましたが、咳(せき)だけが残っています。肺炎も心配だし、人前で咳をすると嫌がられている感じです。(50歳・女性)

 風邪を引いたら最後まで咳が抜けないという症状は、呼吸器系がもともと弱い方や気管支炎の炎症が治りきっていない方に多くみられます。
 こんなときに常備しておくと便利なのが、道端の雑草スベリヒユのお茶。茎が赤く、葉が緑、花が黄、根が白、実が黒いことから、中国では五行草(ごぎょうそう)五行草(ごぎょうそう)とも呼ばれています。その昔、中国で母に虐げられていた娘が、赤痢(せきり)で死線をさまよっていたとき、スベリヒユを食べたらたちまち治ってしまったという伝説が残っているほど、現代でも大切な食材として親しまれています。
 漢方では細菌やウイルスなどの伝染性疾患を”熱毒(ねつどく)”といいますが、スベリヒユ(五行草茶)スベリヒユ(五行草茶)はこの熱毒を解消する働きがあるので、咳はもちろん、急性胃腸炎や慢性の潰瘍(かいよう)性大腸炎、ぼうこう炎、尿道炎、腎盂(う)炎などにも効果が期待できます。
 痰(たん)が出ない空咳の場合は、乾燥したのどを潤す漢方「麦門冬湯(ばくもんどうとう)麦門冬湯(ばくもんどうとう)」、痰が多く出て、胃腸の調子が優れないようなときは、気管支炎やぜんそくなどの治療に用いる漢方「柴朴湯(さいぼくとう)」とスベリヒユのお茶を併用するとよいでしょう。ウイルスが心配な時は、さらに板藍茶を併せても構いません。

岡山リビング記事: 214.ウイルス感染は日本国もカラダも水際対策!

受験生がいます。インフルエンザだけでなくノロウイルス、過剰反応かもしれませんが新型コロナウイルスも心配です(45歳・女性)

受験生がいます。インフルエンザだけでなくノロウイルス、過剰反応かもしれませんが新型コロナウイルスも心配です(45歳・女性)
 感染症といえばこれまで話題になった、デング熱やエボラ出血熱、鳥インフルエンザなど、国を挙げてのあらゆる防御対策が検討されました。知恵を絞り水際対策でまん延を防がねばなりません。
 風邪、インフルエンザも同様のウイルス感染症です。感染診断後の治療に頼るのでなく〝体の水際対策〟が最も大切です。
手洗い、うがい、マスクは欠かせませんが、漢方の知恵を活用するなら、やはり板藍根 (ばんらんこん)のお茶を用いる対策をお薦めします。
以前、SARS(サーズ)の爆発的流行のときに、中国で抗ウイルス生薬を研究した結果、この板藍根が注目されました。
 板藍根はアブラナ科・ホソバタイセイの根で、藍染め染料にも使われる植物。藍には、昔から抗菌・防虫効果があることが知られています。この板藍根には、抗ウイルス・消炎作用もあり、感染症が流行するシーズンに、私たちの体を守ってくれます。板藍根入りの「板藍茶」は、人ごみへ出掛ける前に飲み、帰宅したらこのお茶でうがいをしてください。眠くならないので、受験生も安心して利用できます。
しかし、感染症対策のベースは、カラダが本来持っている免疫力!バランスの良い食事と睡眠、そして粘膜強化の衛益顆粒や腸管免疫強化のL.ロイテリ菌を普段から活用します。
 規則正しい生活に努め「うがい・手洗い・マスク、そして板藍茶」を心掛けて大切なこの時期を乗り切りましょう。

岡山リビング記事: 213.体スッキリ、疲れが抜けていく漢方

ドラッグストアで勧められた高麗人参や栄養ドリンクをいくら飲んでも元気が出ません。どうしたらよいのでしょうか(48歳男性)

働き方改革といっても、まだまだ休みが少ない皆さん。休みはしっかりあるけれど、疲れが取れないという方も少なくないのではありませんか。
ドラッグストアに行くと多くの種類の栄養ドリンク、サプリメント、そして高麗人参やニンニク商品が、一番目に付くところに並んでいます。それだけお疲れの方が多いということなのでしょう。
一度考えを変えてみませんか。栄養が足りていないのでしょうか?元気が足らないのでしょうか?
“疲れが溜まっている””疲れが取れない”・・・そうです!疲れは”取る”ものなのです。体に溜まった老廃物を取り除かないと、いくら元気の材料を入れても働いてくれません。お部屋もゴミ捨てをして片付けてから、新しい荷物を入れないといけないと同じなのです。カラダでは、全身に張り巡らされた毛細血管が酸素と栄養を運んで、二酸化炭素と老廃物を回収しています。この毛細血管の流れ、すなわち微小循環を改善することが、疲れを取りスッキリと軽くさせてくれるのです。その働きがシャープで現代社会に欠かせない漢方が丹参を主成分とする冠元顆粒(かんげんかりゅう)です。一度試していただけたら、まるでエンジンオイル交換後の車のような爽快感を感じることでしょう。
病院の血液サラサラのクスリは命に関わる太い血管のケア、漢方は毛細血管の流れに作用し、どちらも大切な役割を持っています。

岡山リビング記事: 212.最近、話題の乳酸菌!

Q最近、テレビCMで乳酸菌が注目を集めていますね。そんなにすごいのでしょうか?(30歳代女性)

A乳酸菌とは乳酸を多量につくる菌の総称です。私たち漢方薬局でもこの乳酸菌の摂取をお勧めすることがあります。日本人はもと、味噌汁・納豆・漬物といった発酵食品や野菜をしっかり摂るような食生活でしたが、欧米化した脂もの(乳脂肪)や甘ものが増えています。食生活の変化により増えてきたといわれる病気がアレルギーです。その他多くの疾患改善に、乳酸菌摂取による腸内菌質改善を漢方治療に併行することをお勧めして成果があがります。
当薬局で勧める乳酸菌は、”スーパー乳酸菌”として特に注目されているL.ロイテリ菌。母乳由来で、本来母から与えられる自然の力(漢方でいう、先天の気)です。そして生きて口内(感染の第一防衛線)と腸内に定着して菌質を改善します。さらに、●多くの善玉菌と共存してまとめる●悪玉菌の発育を抑える など働きもあり、特に風邪・インフルエンザ対策では板藍根(ばんらんこん)のお茶、花粉症ではアレルギー対策の漢方と併用すると、効果が高まります。ちなみにL.ロイテリ菌は、世界63ヶ国以上の医療現場で「菌質改善乳酸菌」として採用されています。

岡山リビング記事: 211.微熱に困っていたら漢方を試してください

-夕方になったら毎日、微熱で困っています。37.8度ぐらいで、検査も異常ないのですが心配です。(68歳女性)

 この発熱をお風呂のお湯に例えるとー火力が同じでも風呂の湯が減ったら温度が上がるのと同じこと。つまり体に潤いが無くなってきた高齢の方やや大量の発汗があった病後の人などに微熱(漢方では虚熱という)が見られやすくなるのです。炎症があるわけでないので、解熱剤や抗生物質では効きにくい熱といえますね。
漢方ではどのような処方があるかですが・・・
体液を補う麦門冬(ばくもんとう)、消耗を防ぐ五味子(ごみし)、元気をつける人参を配合した「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」を飲みます。弱った脈を呼び戻す力=生脈散(しょうみゃくさん)という中国名で、心臓の働きを強めるとともに充分な水分を補ってくれます。
毛沢東主席の危篤時に使われたことは漢方の世界では有名な話。飲みやすい顆粒タイプですから1日2包をお茶代りに飲むと良いでしょう。
さらに高齢の方に必要な漢方をご紹介します。
毛細血管の流れをよくする「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」との組み合わせがお勧めです。冠元顆粒には血管の拡張や血栓の予防、血液の粘度を下げる作用があります。高齢化・介護時代には欠かせない漢方といえるでしょう。覚えておいて下さい。

岡山リビング記事: 210.食欲の秋の漢方

―秋は、美味しいものがいっぱい!常備漢方を教えてください
                      (38歳・女性)

 夏に向かってダイエットしてきた人も〝味覚の秋〟
〝食欲の秋〟には勝てませんね。
動物は、本能で冬に備えてしっかり食べるともいいます。
 食べ過ぎ、飲み過ぎ、脂っこいものが大好きという人で、胃もたれや体重増加が心配な人には、「晶三仙(しょうさんせん)」という漢方の常備をお勧めしています。
 「晶三仙」は商品名で、「焦三仙」という植物性酵素。
麦芽、山ざ子(さんざし)、神麹(しんぎく)を組み合わせた漢方で、麦芽はご飯や麺類などのでんぷん、山ざ子はバラ科植物の実で、神麹はお酒や宿食(未消化の物)の消化を助
け、おなかをスッキリさせる働きがあります。
胃だけでなく腸の働きもサポートしてくれるので、よく夕食が夜8時以降になる人にはお勧め。
「晶三仙」を夕食後2包を飲むと、胃腸だけでなく睡眠も深く快適。甘酸っぱい味で飲みやすく、携帯にも便利ですよ。
 ダイエット後のリバウンド対策にも有効で、さらに積極的なダイエットを望むなら「晶三仙+三爽茶(さんそうちゃ)」を。
三爽茶は「家畜が食べるとやせてしまう」という柳茶です。

岡山リビング記事: 209.ガムと飴が手放せません

ー口が渇き、舌が焼けるように痛いので、いつもガムをかんでごまかしています。なかなか原因も分からず困っています。(30歳・女性)

 地球温暖化、生活環境の変化、ストレスなどさまざまな要因から、乾燥体質の人が増えているといわれる現代。人口の25%がドライマウスにかかっているという欧米の疫学調査報告もあります。ドライマウスがひどくなると舌の痛み、口臭、味覚異常も引き起こすので、侮れません。
 唾液は、1日1.5㍑分泌され、その中には水分だけでなく、抗菌物質や消化酵素、成長因子などさまざまな成分が含まれています。唾液分泌量が減ることは、口の中の症状にとどまらず、風邪や肺炎にかかりやすくなったり、消化器疾患の原因になったりもします。  漢方では「皮膚(粘膜)=肺=燥」という関係性を重視します。「肺」とは、呼吸に関係する皮膚(皮膚呼吸)、鼻、のどまで含めた大きな意味。乾燥の症状は、のどや鼻の粘膜、目、肌、腸の乾燥(コロコロ便)、女性では膣分泌液の不足・・・と、皮膚・粘膜のあるさまざまな身体器官に及びます。
 これらの乾きには、「百合(びゃくごう・百合の根)」「北沙参(きたしゃじん)」「玉竹(ぎょくちく)」といった、食材のように使える潤いをもたらす漢方を試してみるとよいでしょう。