54.大流行の”プール熱”に注意

ー今年も”プール熱”が大流行しているそうですね。子供がプールに行きたがりますが、感染症が心配でちゅうちょしています。何か予防法はありますか。(34歳・女性)

 夏の時季、子供を中心に流行するプール熱は、プールで泳いだ5.6日後に突然発症するところから付いた通称です。正式な病名は「咽頭(いんとう)結膜熱」。感染力の強いアデノウイルスが原因で、40℃近い高熱・のどの痛み・目の充血・下痢・嘔吐(おうと)などの症状が出ます。プールに限らず、公園や家庭での水遊びで感染することも多いんですよ。

 中医学の対処法としては、初期の目の充血・のど痛には「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」、下痢・嘔吐には「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」を併せて服用することをお勧めします。

 ただし、細菌やウイルス対策で重要なのは予防。プール熱にかからないためにも、外から帰ったらまずは手洗い。そして、抗ウイルス作用のある「板藍(ばんらん)茶」でのうがいを習慣にしましょう。体質強化のために「衛益(えいえき)顆粒」を日ごろから飲むのもいいですね。

 中医学の役目はあくまで予防と初期段階の対処です。症状が強いときは、すぐにかかりつけの医療機関を受診するようにしましょう。