11.関節痛や神経痛には「独歩丸」

梅雨のこの時期には、風(冷たい風)、寒(冷え)、湿(湿度)から「痛くて歩けないし座れない」「外に出られないので気がめいる」などと、関節痛や神経痛に悩む方が増えます。
痛みを我慢して根本から治すという努力をしなかったために、シップや痛み止めに頼らなくてはいられないという方も結構います。また、痛み止めの使い過ぎで胃を壊し、食べる楽しみまでなくなったという方もいます。痛みを感じずに元気に好きなことを楽しみたいという方は、早めに対処しておきましょう。
[独りで歩ける]という名の「独歩丸」は、痛みやしびれに効果 的な中国漢方。16種類の生薬からなる飲みやすい丸薬で、腰・ひざ・背・肩の漢方薬として有名です。
リウマチや慢性関節炎、五十肩、腰痛、座骨神経痛などの痛み、しびれに使用され、特に慢性のもの、老化や使い痛み、疲れたときや冷えたときに出てくる痛みやだるさに奏効します。
独歩丸」は、体質や症状によって、他の漢方薬と併用した方がより効果 的な場合があります。例えば、ひざに水がたまるのを繰り返しているときは「防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)」、リウマチ反応が陽性のときは「イーパオ(食用蟻の漢方薬)」、刺すような強い痛みのときは「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」、疲れるとひどくなるときには「海馬補腎丸(かいまほじんがん)」という具合に組み合わせます。これらの漢方薬は痛みが取れてからも続けることで、再発を防ぎます。
この時期、クーラー、冷飲食を避け、鎮痛、血行促進、体力強化の作用をバランス良く併せ持つ「独歩丸」で快適な生活を楽しんでください。 ◆このコーナーのアドバイスは「ふたば漢方薬局」の薬剤師・緋田(ひだ)さんです。詳しい問い合わせはTEL0120(281)128(野田3-16-31)へ。