膝(ひざ)に水がたまりす・・・

足が悪いとつらいものですね。ちょっとそこまでと思っても、ついおっくうになります。このやっかいな膝の悩みをかかえる人は増える一方です。ここでは、年齢が高くなるにつれて膝が痛くなった"変形性膝関節症"についてお話しましょう。

立ち座りなど動作のとき、階段の昇り降りで痛みを感じ、長く歩けない、相談者のように関節に水がたまる、正座、和式トイレができない、膝の屈伸で音がするといったような症状は、老化とともに関節の軟骨がすり減ったり、肥って余分に関節に負担がかかっている場合に起こります。

中国漢方では、老化と骨はともに腎(じん)との関連が深いと考えています。八味丸(はちみがん)や独歩丸(どっぽがん)はこの腎を強くして、痛みを和らげ、進行を抑える漢方薬です。

また冷えて痛みが強くなる場合は桂枝加朮附子湯(けいしかじゅつぶとう)、ポッチャリした方で膝に水がたまる場合は、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)を併用すると、水分代謝を調整するとともに減量を手助けしてくれます。

変形性膝関節症の場合、膝の筋肉を強くする体操を取り入れるとともに、すりへっている軟骨を守ってあげなければなりません。エビやカニの殻に多く含まれているグルコサミンやとりがらのコンドロイチンが、この軟骨の栄養となるため、殻ごと食べる干しえびやとりがらスープを積極的に食事に取り入れることも、関節にとっては大切なケアといえます。また、体重においても、BMI値が25を越えることがないように管理することも非常に大切です。

BMI値=体重(kg)÷身長(m)の2乗