187.〝温度差〟で体調不良に

 ―日中の暑さに比べて朝晩は厚着しないと耐えられないほどです。この温度差に体調を崩してしまいました。季節の気温差に負けない漢方薬はないですか。(35歳・女性)

 季節の変わり目に体調を崩しやすい人は少なくありません。漢方では「衛気(えき)が低下している」と考えられます。衛気とは、漢方でいう〝気〟の一種で、汗腺の開閉をコントロールし、今で言う大切な抵抗力や免疫機能を指します。
 衛気を強める漢方薬が「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」です。皮膚や粘膜のバリア機能を高める作用があります。風邪予防はもちろん、「秋も花粉症に悩まされる」「汗をかいたらすぐ体が冷える」という人にも効果的。
飲みやすい顆粒で手軽に服用できます。
 中国では「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」の名前で高い知名度があります。その由来は、昔、大きな家の玄関にびょうぶを立てていたように、病気などの外敵が体に侵入するのを防いでいたことから、といわれています。
 漢方が苦手という人は、母乳由来のL・ロイテリ菌で腸管免疫アップをお勧めしています。
 朝目覚めて、のどが痛い場合は「銀翹散(ぎんぎょうさん)」を、そして風邪などの感染症対策には「板藍(ばんらん)茶」も併せて常備しましょう。