162.夏の感染症対策は漢方で!

 ―この夏、手足口病が大流行しています。わが家の夏休みは、プール遊びが欠かせない行事で、プール熱や水イボなども気になります。漢方で効果的な予防法はあります
か。(38歳・女性)
 手足口病は、口の中や手、足などに水疱(すいほう)性の発疹(ほっしん)が出る、ウイルス感染。プール熱は、咽頭(いんとう)結膜熱という感染力の強いアデノウイルスが原因です。プールで泳いだり、水遊びをしたりした5、6日後、40℃近い高熱、のどの痛み、目の充血、下痢などの症状が出ます。いずれも夏かぜの代表的な感染症といえるでしょう。
 漢方の対処法としては、初期の目の充血やのど痛に「天津感冒片」、下痢や嘔吐(おうと)には「勝湿(しょうしつ)顆粒」の併用をお勧めします。
 また、水いぼは、伝染性軟属腫(しゅ)というウイルス感染の一種。ハトムギ(医薬品ではヨクイニン)と板藍根(ばんらんこん)のお茶の組み合わせが第一選択だと思います。重要なのは予防。外から帰ったら、うがいと手洗い。そして、抗ウイルス作用のある板藍茶を飲んでおく習慣を。夏の体質強化のためには「麦味参(ばくみさん)顆粒」も効果的です。
 ただし、症状が強いときは、すぐにかかりつけ医を受診しましょう。