16.受験生・お年寄りの初期対策に

眠くならない漢方の風邪薬


家庭漢方常備薬で[のどぎわ]で撃退 受験シーズンになってくると、風邪薬を購入する際にも、「眠くなると困るんです」といわれる方が増えてきます。こんなとき、ぜひ覚えておいていただきたいのが、漢方の風邪薬です。
でも、風邪をひいてしまってから薬局に向かっていたのでは、その間に風邪はどんどん体の中に入っていってしまい、結局、鼻水、せき、発熱など、ひととおりの症状を出さないと落ち着かないということになってしまいます。特に寝不足気味の受験生や、体力の衰えているお年寄りなどは風邪が長引いてしまいがちです。まずは、風邪の初期対策が重要なのです。
参考までに、一般に総合感冒薬といわれるものは、アレルギーを抑える抗ヒスタミン薬(これで眠くなる)、せき止め、解熱剤と、風邪の[症状]を抑えるものです。
[ゾクゾク]っとしたら、[のどがイガイガ]したら、周りに風邪ひきが多かったら、風邪は[のどぎわ]で止めておく必要があります。そのためには、手元にひき始めの漢方の風邪薬を、少なくとも次の3種類は常備しておきたいものです。
皆さんよくご存じの葛根湯(かっこんとう)は、ゾクゾク寒気がして、肩が凝ったり、頭痛がするような風邪に。体を温めて治します。のどが痛み、熱っぽい風邪には、炎症を抑え、熱を発散させる天津感冒片(てんしんかんぼうへん)を。勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)は、おう吐や下痢を伴う風邪に。水分の代謝をととのえます。
また中国では、インフルエンザの予防として、学校などでも板藍根(ばんらんこん)のエキス(日本では板藍茶として市販)をうがいに使っています。これも中国では一般 的に家庭に常備されているものです。