18.「カッコウ」で体をドライクリーニング

長い梅雨があけてもジメジメ・ムシムシ・・・。不快指数が増加中。この時期にだるくて体調が優れないのは、冷たいものの飲み過ぎなどのせいで、体の中にも湿気がたまっているからです。体内に湿気がたまると、胃腸の働きが鈍くなり、栄養が吸収できず新陳代謝が低下し、これが夏バテや暑気あたりなどの症状となります。

こんなとき、淡い紫色の小さな花を咲かせるシソ科の「カッ香(カッコウ)」が、この湿気を取り除き、新陳代謝を活発にします。いわば”体のドライクリーニング”をしてくれるというわけです。このカッ香が入った漢方に「カッ香正気散」(商品名・勝湿顆粒)があり、中国では家庭の常備薬として知らない人がいないくらいポピュラーなものです。ジュースやビールをがぶがぶ飲んでいる日本人にこそ必要な常備薬といえます。

「どうも最近食欲がない」「若いころほど夏が待ち遠しくなくなった」-。そんな人にはもちろん、「蒸し暑さなんかに負けず今年もガンガン働き、遊ぶぞ」という積極派にも強い味方。夏かぜには以前紹介した「板藍根(ばんらんこん)」と一緒に、食中毒には「スベリヒユ」と一緒に飲めるよう、救急箱や旅行かばんの中に入れて欲しい漢方薬の一つといえるでしょう。