55.脂肪過多には杜仲茶・三爽茶

ー最近話題のメタボリックシンドロームに効果的な漢方薬はありますか?(52歳・女性)

 メタボリックシンドロームとは内臓脂肪型肥満の人が、「糖尿病」「高血圧」「高脂血症」などの危険因子を併せ持っている状態をいいます。

 メタボリックシンドロームにはいくつかの判定基準がありますが、まず注意が必要なのは、ウエスト径(へそ回り径)が男性では85cm以上、女性では90cm以上の人。内臓脂肪型肥満が疑われるので、病院で血圧を測り、血液検査をして診断を仰ぐことをお勧めします。

 8月の初めにメタボリックシンドロームに杜仲茶がいいとテレビで紹介されたのをきっかけに、当薬局でも問い合わせが殺到しました。ダイエット目的で多くの方が飲み始めています。

 漢方では、脂肪過多症に効果のある「偏鵲(へんせき)」や家畜に与えるとやせてしまうという痩羊草(そうようそう)が入った「三爽茶(さんそうちゃ)」を利用します。またお酒や甘いもの、脂っこいものが好きな人には「温胆湯(うんたんとう)」消化を助ける「晶三仙」をお勧めします。

 でも大切なのは自分の健康状態を自覚し、食と運動を常に意識して生活習慣を見直すこと。最近注目されているのが、内臓脂肪指数や筋肉量を簡単に測定できる「高精度型体組成計」。当薬局でも常設し、利用者に好評をいただいております。