94.季節性の風邪にも十分注意を

ー新型インフルエンザの感染が拡大していますね。持病があるので、マスク・うがい・手洗いを徹底して予防に努めていましたが、先日、高熱が出て風邪の症状が。病院で検査をすると、幸い陰性でホッとしているところです。(32歳・女性)
 夏前から、新型インフルエンザの心配が続きますが、寒さが本格化してくるこれからは、季節性の風邪や胃腸風邪にも注意が必要です。
 病気は、かかってから治すのではなく、かかる前に予防するーというのが漢方の基本的な考え方。風邪やインフルエンザの予防には、アブラナ科・ホソバタイセイの根が原料で、抗ウイルスの漢方と呼ばれる「板藍根(ばんらんこん)のお茶を飲み、このお茶でうがいをすることが有効です。飲んでも眠くならないので、車の運転や勉強にも支障が出ません。外出時には、板藍根のエキスを練りこんだのどアメを携帯しておくと良いですよ。
 どんなに気を付けていても、相談者のように、風邪を引いてしまうことはあります。そんな場合は、寒気から始まるタイプは「葛根湯(かっこんとう)」、急なのどの痛み・熱から始まるタイプは「銀翹散(ぎんぎょうさん)」、むかつき・下痢から始まるタイプは「かっ香正気散(かっこうしょうきさん)」ーと、症状に応じて3つの漢方薬を、板藍茶と併せてできるだけ早く飲むことをオススメします。