皮膚が乾燥し、かゆくて困っています

高齢の方やアトピー傾向にある子供さんなどで、夏はそれほど皮膚トラブルを感じないのに冬になるとつらくなるという方がいます。保湿剤を使っても、全身なので塗りきれないということもあるでしょう。

 こんなとき役立つのが、漢方の入浴剤。ヨモギを主成分に、皮膚の血行を良くする当帰(トウキ)や、保湿しながら炎症を抑える地黄(ジオウ)、そして炎症に効果的な甘草(カンゾウ)などを配合して作ります。これらの薬草を麻袋に入れて浴そうに浮かべ、もみ出してもいいのですが、麦茶のようにやかんで先に煮出して、カスをこし、液だけを浴そうに入れれば、風呂を汚す心配もありません。

 これらの薬草は、少しぐらい口や目に入っても心配ないので、強いかゆみ止めを使う前に、一度試してみられるといいでしょう。ストロイド軟膏の使用軽減などにも役立つと思います。また、局所的にかゆみが強いところがある方や入浴が困難なお年寄りの方は、おふろだけでなく、煮出した液をそのままスプレーで噴霧したりすれば、いつでも利用でき、効果も上がってきます。

 ただ、ジユクジュクして汁が出ているような皮膚にはインチンコウ、真っ赤にただれているような皮膚の場合はクジン、というように薬草のを配合を換えることもあります。