177.葛根湯が効く風邪、効かない風邪

-昼夜の寒暖差から風邪をひいてしまいました。「風邪には葛根湯」と聞きますが、飲んでも効かない人もいるのですか。(35歳・女性)

 葛根湯は、風邪や肩凝りなどに広く使われるよく知られた漢方薬の一つ。しかし、①寒気がなく、体が熱くのどの痛みから始まった風邪 ②寒気があっても虚弱体質で、既にジワ~っと汗をかいているような風邪では葛根湯の効果が出にくく、その場合、①の症状には銀翹散(ぎんぎょうさん)②には香蘇散(こうそさん=妊婦さんの風邪の第一選択)を用います。
 逆に次のような場合は効果が顕著です。
◆寒気あって肩が凝っているような風邪の初期
◆発熱あっても寒気のある風邪
 必須条件は、寒気と汗をかいていないこと。
 飲み方は、体がゾクッとしたら食前・食後に関係なくすぐに飲みます。体を温めて汗をかき、風邪を追い出すために温湯(できれば熱々)で、顆粒なら溶いて、溶くことができなければお茶など熱い飲み物で服用を。ただし、汗をかいた後は体を冷やさないこと。
 また、抗菌・抗ウイルス作用を持つ板藍根(ばんらんこん)のお茶は、どんな漢方と併用しても構いません。使い方に困ったときは、必ず薬剤師にお尋ねください。