116.妊娠と肥満の関係

-太っていると妊娠しにくいと聞きました。妊娠を希望しているので、食を見直し、スリムになりたいです。(32歳・女性)
 ダイエットというと食事量を減らし、スリムになることと思っている方が多いようですがこれは間違い。食事制限の結果、栄養失調や基礎代謝の低下を招き、返ってやせにくい体になっていることがあるのです。太っていると妊娠しにくいというのは、肥満の原因となっているバランスの崩れが、妊娠しにくい体質と同じだからです。
 中医学では、減らすのではなく、バランスを整え、脂肪燃焼に必要な燃料(タンパク質やミネラル)を足すことでダイエットを考えていきます。体質に合わせた漢方薬や食品を活用し、体内のバランスを整えることで、正しい月経周期を取り戻すことにつながるのです。
 たとえば、家畜が食べるとやせるので食べさせないという痩羊草(そうようそう)のお茶「三爽茶」。肉類や脂っこいものの消化を助け、コレステロール値を正常にし、過剰な脂質を減少させる働きがある山査子、麦芽、神麹(しんぎく・小麦や小豆、こうじなどを発酵させたもの)を炒(い)って合わせた「晶三仙(しょうさんせん)」。
 これらの漢方に、低脂肪タンパク食品を組み合わせると、燃焼効率が上がりダイエットも早く進み、冬もポカポカに過ごせるでしょう。