211.微熱に困っていたら漢方を試してください

-夕方になったら毎日、微熱で困っています。37.8度ぐらいで、検査も異常ないのですが心配です。(68歳女性)

 この発熱をお風呂のお湯に例えるとー火力が同じでも風呂の湯が減ったら温度が上がるのと同じこと。つまり体に潤いが無くなってきた高齢の方やや大量の発汗があった病後の人などに微熱(漢方では虚熱という)が見られやすくなるのです。炎症があるわけでないので、解熱剤や抗生物質では効きにくい熱といえますね。
漢方ではどのような処方があるかですが・・・
体液を補う麦門冬(ばくもんとう)、消耗を防ぐ五味子(ごみし)、元気をつける人参を配合した「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」を飲みます。弱った脈を呼び戻す力=生脈散(しょうみゃくさん)という中国名で、心臓の働きを強めるとともに充分な水分を補ってくれます。
毛沢東主席の危篤時に使われたことは漢方の世界では有名な話。飲みやすい顆粒タイプですから1日2包をお茶代りに飲むと良いでしょう。
さらに高齢の方に必要な漢方をご紹介します。
毛細血管の流れをよくする「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」との組み合わせがお勧めです。冠元顆粒には血管の拡張や血栓の予防、血液の粘度を下げる作用があります。高齢化・介護時代には欠かせない漢方といえるでしょう。覚えておいて下さい。