14.ぜんそくを根治する中国の知恵

秋から春先までの時期はアレルギー性ぜんそくの発作に悩む人からの相談が多くなってきます。症状を抑えるために、いろいろな薬を使われていると思いますが、根本から治そうと考えると、その人の体質に目を向けなければなりません。
中国漢方では、腎の働きの一つを、体全体を温めるボイラーのようなものと考えており、腎の働きが悪くなると、この[火]も弱くなり、エネルギー不足から体全体の機能が落ちてくると考えます。そして体質的に弱い部分にその症状がまず現れます。呼吸器系の弱い人は、寒さに対して肺の防衛力が低下し、ぜんそくなど呼吸器系の病気を誘発しやすくなります。
中国漢方では、肺を温め気管支拡張作用のある薬を使って症状を抑えると同時に、腎を補うことで体質を根本的に改善していきます。そこで体を温める作用を持った「双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)」が効果 を上げています。 双料参茸丸には、人参(ニンジン)や鹿茸(ろくじょう・鹿のツノ)など代表的な補腎薬のほかに、中国陸上選手の活力源として話題となった冬虫夏草が含まれています。
冬虫夏草は、昆虫の幼虫に寄生したキノコのことで、肺と腎を強める滋養強壮薬として、漢方では古くから使われてきました。現代医学的な研究でも、感染防御作用、気管支拡張、免疫力強化など幅広い作用が確認されています。
また、たんが多く、白く粘っこいような場合や、高齢で冷えやのぼせによる咳(せき)で呼吸が苦しいといった方は、陳皮(みかんの皮)、紫蘇子(しその実)など10種類の生薬が含まれていて、胃腸にやさしい「平喘顆粒(へいぜんかりゅう)」を併用することをお勧めします。部屋の出入りの際、温度が急激に変化したために咳込むような時に飲みます。