9.便秘は原因を理解してから対策を

便通は、毎日決まった時間に1回、すっきりと出るのが理想的。しかし、2、3日に1回すっきり出るのなら問題はないといいます。
便秘には原因によっていくつかのタイプがあり、それぞれに対処法があります。まず、最も多いのが腸管の力が弱いために便が出にくいタイプ。中国漢方では、これを「気虚型便秘」といい、こういう人は腸管だけでなく全身の筋肉の発達もよくないので、冷たいものを控え、運動をして筋力を付けなくてはなりません。漢方薬としては、「補中益気丸(ほちゅうえっきがん)」を用いて消化吸収と元気を増し、さらに就寝前に少量
の通便薬「大甘丸(だいかんがん)」か、便が硬い人は「麻子仁丸(ましにんがん)」を併用して、排便を促します。
こうした気虚型に貧血傾向を伴う人もいます。血色が悪い、唇の色が白っぽい、立ちくらみや動悸(き)がしやすい、肌が荒れて手に湿しんが出る、生理が遅れたり、出血量
が少ないといった症状もあります。これは「気血両虚型」といい、「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」(婦宝 試飲サンプル)に前述の通 便薬を就寝前に併用します。 また、精神的な緊張が強く、便が細く、または下痢をしたり、ガスがたまったりする人には、先月紹介した「開気丸(かいきがん)」を。便秘の原因には、このほか冷えによるもの、腸管の乾燥によるもの、腸管や体の熱によるものなどがあり、それぞれ対策があります。
また、最近注目されているのが、パンダの生息で有名な四川省の山中で採取されるグミ科の「沙棘(サージ)」の果
実からとれる油。パルミトオレイン酸やビタミンEなどを豊富に含み、シミ・シワを防ぎ肌に潤いを与えることから、「美肌油」とも呼ばれています。このサージ油にも素晴らしい潤腸作用があり、「薬を飲むのはちょっと…」という方にはお勧めです。