中国漢方でダイエットはできますか?

 前号の膝の痛みでもそうですが、肥満は病気を引き起こします。中国漢方ではただ体重を減らすということでなく、根本的なその人の"体質"を考えて、「筋肉」「水」「脂肪」のバランスを整え、太りやすい体質を変えていこうと考えます。
例えば、いろいろなダイエットで失敗している人に多いのが、「気虚(エネルギーの不足)」という、基礎代謝の低いタイプです。あまり食べないのに太る、体重のわりに体脂肪が多い、ダイエットで生理が乱れたり、肌荒れの経験があるというような方です。この様な気虚のタイプの人は、食べなかったり、激しい運動をするダイエットは逆効果です。良質のたんぱく、栄養素を十分に取り、基礎代謝を上げて脂肪を燃やすようにすると、リバウンドの無い健康的なダイエットがおこなえます。
また、コレステロールや中性脂肪が高く、全体的にに太っていて、見た目より体重があるような「お血(おけつ、血の流れが悪い)」タイプの人は、「肥満は病気」と考え、バランスを整えておかないと、高血圧、心臓病、更年期障害と、次々と悩まされることになります。また冷えや肩こり、生理痛やシミなど、平素から気になることは多いはずです。このようなタイプの人は、低脂肪・良質のタンパク摂取を心がけ、下半身の運動を中心とした体操や歩くことをお勧めします。
このように中国漢方では、「気虚」「お血」それぞれに適した漢方薬、お茶、栄養バランスを選びます。ですから、まず自分の体質を知ることから、ダイエットを始めましょう。