14.食卓の”五つの味”の不思議
これまで、いろいろなハーブの話をしてきましたが、その働きを考えるうえでとても大切な味についてお話してみましょう。味には辛・苦・甘・酸・鹹(塩辛い)の5つがあるのはご存知ですか?この5つそれぞれに性質と作用があります。これは料理のバランスにも通じるものです。
辛い味は、新陳代謝を活発にして、発汗させます。
苦い味は、熱を冷ましたり、乾燥させたりします。
甘い味は、元気をつけたり、解毒したり、筋肉など緊張をゆるめてくれます。
酸い味は、引き締めたり、固めたりして、汗や尿のもれを防いでくれます。
塩辛い味は、便を柔らかくして下したり、硬いものを緩めたりします。
身近な例を挙げると、辛いカレーを食べるとカーッと汗をかきます。疲れると甘いものが欲しくなります。魚は酢で締めます。胃薬は苦いし、食材を塩でもむと柔らかくなりますね。
沖縄のゴーヤは苦味で有名な野菜ですが、暑い沖縄だからこそ最適な食材なのです。その地の旬のものを食べるということがいかに大切かお分かりいただけたでしょうか。