52.食も漢方も体質に合ったものを
ーテレビや雑誌で特定の食材が”健康に良い”と取り上げられると半信半疑ながらもつい試してしまいます。(43歳・女性)
健康ブームが加熱する中、テレビで放送された食材がその日のうちにお店から消える・・・という話もよく聞きます。でも心配なのは、良いからといってやみくもに摂取してしまうこと。体質や摂取量によっては、逆に体に悪影響を及ぼす場合もあるんですよ。
薬と食べ物は別物だと思っている人が多いかもしれませんが、”薬食同源”という言葉からも分かるように、生命を養い、健康を維持する役割では同じです。その良い例が普段食べている山芋やシソ。これらが中医学では薬として処方されていることー皆さんはご存知でしたか。だから薬と同様に、食べ物も体質や体調に合わせて適量を摂取する必要があるんですね。
中医学では体を構成する「気(生命のエネルギー)・血(血液とその機能)・水(体液)」の状態によって体質を診断します。そして食物の五味、すなわち酸・苦・甘・辛・鹹(かん・塩辛いの意)の持つ効用などを考慮し、体質に合った食養生(普段の食事による健康管理)を導き出します。
まずは自分の体質を知ることが大切。それを踏まえて、毎日の食生活を見直すのが健康への第一歩です。その延長線上に漢方など薬の服用があると考えましょう。