56.天の気(酸素)を大切に
ー最近、酸素が注目され私もちょっと気になっています。漢方ではどう考えますか。(26歳・女性)
漢方には「天の気」「地の気」という言葉があります。”気”とは、生命活動に不可欠なエネルギーのことです。
地の気は口から入る水と食べ物を指し、大地からのエネルギーを体に取り込みます。良い水・良い食材は多くの気を持っています。また天の気は、空気中の清いもの、つまり主に酸素を指し、肺・皮膚呼吸で体に取り込むことで地の気と結合し、全身の「元気」を生み出していると考えます。
きれいな空気をいっぱい吸うことや、森林浴、腹式呼吸が健康によいというのは、この天の気を取り込んでいるから。酸素を吸うと「頭がさえる」「疲れが取れる」「視野が広がる」感じがするのもこのためです。
都会で暮らす現代人は水や食べ物と違って、空気だけはえり好みできません。また、酸素を上手に取り込めない人も増えているといいます。
酸素が不足すると・・・
・よくあくびが出る
・睡眠時間は十分なのに眠い
・目が疲れやすい
・ダイエットしてもやせにくい
・お酒が残りやすい
そこで、意識的に酸素を吸ってリラックスし、健康を得ようとする考えが生まれたようです。
「水と空気はタダ」という考えは、もはや昔のこと。私たち漢方家が気を大切にするように、酸素を大切にすること、すなわち酸素を生み出し、大地の気を蓄える緑を大事にすることを忘れずに暮らしたいものですね。
⇒アロマ酸素コーナー